フォーブス_(雑誌)
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ウィリアム・ランドルフ・ハーストの新聞で経済評論家をしていたB・C・フォーブスと、そのビジネスパートナーで『マガジン・オブ・ウォールストリート』のゼネラルマネージャーのウォルター・ドレイ[8]は、1917年9月15日に『フォーブス』誌を創刊した[9][10]。フォーブスが資金と名前を提供し、ドレイが出版のノウハウを提供した。雑誌の元々の名前はForbes: Devoted to Doers and Doingsだった[8]

ドレイはB・C・フォーブス出版社の副社長に就任した[11]。B・C・フォーブスは編集主幹に就任し、1954年に亡くなるまでその職に就いていた。B・C・フォーブスは晩年、息子のブルース・チャールズ・フォーブス(1916-1964)とマルコム・フォーブス(1917-1990)に仕事を手伝わせていた。

ブルース・フォーブスは父の死とともにその跡を継いだ。彼の強みは運営の合理化とマーケティングの推進にあった[9]。1954年から1964年までの在任期間中、発行部数は約2倍に増加した[9]

ブルースの死後、マルコムがフォーブス社の社長と編集主幹に就任した[12]。1961年から1999年まではジェームズ・マイケルズ(英語版)が編集長を務めた[13]。1993年、『フォーブス』は全米雑誌賞の最終選考に残った[14]

2006年、ロックスターのボノを含む投資グループ、エレベーション・パートナーズ(英語版)がフォーブス社の少数株主を買収し、『フォーブス』誌やForbes.comなどのメディア資産を保有する新会社、フォーブス・メディアLLCを設立するなどの組織再編を行った[12][15]。2009年、『ニューヨーク・タイムズ』紙は「企業の40%が3億ドルで売却され、企業価値は7億5000万ドルとなった」と報じた。その3年後、AdMedia PartnersのMark M. Edmistonは、「今ではその半分の価値もないだろう」と述べた[16]。その後、買収価格が2億6400万ドルであったことが明らかになった[17]
本社の売却

2010年1月、フォーブス社はマンハッタン5番街にある本社ビルをニューヨーク大学に売却することで合意した。取引条件は公表されていないが、フォーブス社は5年間のリースバック契約のもとで、引き続き同ビルに入居した[18]。フォーブス社は、2014年に本社をニュージャージー州ジャージーシティのダウンタウンのニューポート地区に移転した[19][20]
インテグレーテッド・ホール・メディアへの売却

2013年11月、『フォーブス』誌を発行するフォーブス・メディア社が売りに出された[21]。これは、少数株主であるエレベーション・パートナーズによって後押しされた。ドイツ銀行が作成した売却書類によると、同出版社の2012年のEBITDAは1,500万米ドルだった[22]。フォーブス社は4億米ドルの価格を希望していたと報じられている[22]。2014年7月、フォーブス家はエレベーション・パートナーズを買収し、その後、全株式の51%を、香港に拠点を置く投資グループであるインテグレーテッド・ホール・メディア・インベストメントに売却した[6][7][17]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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