フォードvsフェラーリ
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このレースに限らずそもそもエンツォは「サーキットに足を運んでレースを見ることはめったにない」人物として知られていた[10]

製作

2011年5月27日、マイケル・マン監督がル・マン耐久レースにおけるフェラーリとフォードの競争を題材にした映画の製作に着手したと報じられた[11]2013年10月、降板したマン監督の代わりにジョセフ・コシンスキーが監督を務めることになり、トム・クルーズがキャロル・シェルビー役に起用された。その際、『Go Like Hell』という仮タイトルが発表された[12]。12月18日、ブラッド・ピットがケン・マイルズ役に起用されたとの報道があった[13]

2018年2月、本作の企画が再始動することになり、ジェームズ・マンゴールドが監督に起用された[14]。5月23日、マット・デイモン、クリスチャン・ベール、ノア・ジュープ、カトリーナ・バルフの出演が決まったと報じられた[15]。6月12日、ジョン・バーンサルが本作に出演するとの報道があった[16]。7月、ジャック・マクマレン、ジョー・ウィリアムソン、トレイシー・レッツが起用された[17][18][19]。同月30日、本作の主要撮影が始まった[20]。8月、JJ・フィールドがキャスト入りした[21]

2019年1月11日、マルコ・ベルトラミが本作で使用される楽曲を手掛けることになったと報じられた[22]
公開・マーケティング

2019年6月2日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[23]。8月30日、本作はテルライド映画祭でプレミア上映された[24]。9月9日、第44回トロント国際映画祭で本作の上映が行われた[25]

当初、本作は2019年6月28日に全米公開される予定だったが[26]、後に公開日は同年11月15日に延期された[27]
興行収入

本作は『グッドライアー 偽りのゲーム』及び『チャーリーズ・エンジェル』と同じ週に封切られ、公開初週末に2200万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[28]、実際の数字はそれを大きく上回るものとなった。2019年11月15日、本作は全米3528館で公開され、公開初週末に3147万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[29]
評価

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには287件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.71点となっている。サイト側によるアメリカの批評家の見解の要約は「『フォードvsフェラーリ』は目の肥えたレース映画ファンが期待しているであろう全ての要素を盛り込んでいる。それでいながら、同作は観客の心を掴む人間ドラマを十分に展開しているため、カーレースにそれほど興奮しないものでも満足できる作品になっている。」となっている[30]。また、Metacriticには46件のレビューがあり、加重平均値は81/100となっている[31]。なお、本作のCinemaScoreは最高値であるA+となっている[32]
受賞

第92回アカデミー賞では4部門(作品、音響編集、録音、編集)にノミネートされ、その内、アカデミー音響編集賞アカデミー編集賞を受賞した。本作までモータースポーツを取り扱った作品が作品賞にノミネートしたことはなく、本作が初のノミネートになる。

第44回日本アカデミー賞では優秀外国作品賞を受賞した[33]
ソフト販売

本作のブルーレイ+DVDセットとUHD+ブルーレイセットが2020年5月2日に発売された。今作から20世紀スタジオ作品の発売元が20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンからウォルト・ディズニー・ジャパンに変更された。
出典^ “マット・デイモンとクリスチャン・ベールが取っ組み合い、共演作の新予告解禁”. 映画ナタリー (2019年10月2日). 2019年10月4日閲覧。
^ “フォードvsフェラーリ”. 映画.com. 2019年11月20日閲覧。


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