フェイスハガー
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スーツは『4』のニュー・ウォーリアーをベースに造形されているが、体色は黒く、背中のパイプ状の突起は5本[注釈 20]、後脚が趾行性から人間と同じ蹠行性に戻っている。また劇中ではヴァーヘイデンやレックスから「醜い化け物」と呼ばれるなど、プレデターシリーズでダッチとハリガンが用いたセリフで蔑まれている。
グリッドエイリアン(アルファエイリアン)バトル・エイリアンの中で、プレデターのネットランチャーによる攻撃で頭部と両肩にグリッド(網目)状の傷を負った個体[注釈 21]。ノベライズ版によれば最初に生まれた個体であり、他の物に比べ体格も大きく知能も高く、他のエイリアン達のリーダー格として立ち回る。劇中ではチョッパー・プレデターを不意打ちで殺害した後、ケルティック・プレデターと激しい肉弾戦の末に勝利。この際、尾を切断された上、プレデターのタックル(石柱がへし折られるほどの威力)をまともに受け、さらにジャイアントスイングで何度も壁や柱に頭をぶつけたのちに投げ飛ばされても平然と立ち上がって酸性の体液で反撃するなど、ニュー・ウォーリアー以上に高い耐久性を備えている。神殿を脱出しようとするレックスとスカーに迫るが、僅差で間に合わず、ガントレットの爆発により他のバトル・エイリアンもろとも死亡した。作中で詰めの甘さがある未成年プレデターとはいえ、チョッパー、ケルティックの計2体を続けて殺害した個体である他、不意打ちでチョッパーを尻尾の槍で刺した後、持ち上げて嘲笑うかのように睨んだ直後にインナーマウスで殺害、次にネットランチャーで自身を捕縛したケルティックがセレモニアル・ダガーでいつでも止めが刺せると慢心した隙に体液で特殊ネットを溶かした直後に油断したケルティックをインナーマウスで殺害後、勝利の雄叫びを上げるなどの行動で感情表現を豊かにしている。また自身を捕縛する前のケルティックの行動を伺いながら奇襲、プラズマキャノンを手に入れたスカーの狙撃に対してはプラズマ弾をすぐさま回避して、自身は身を隠しながら戦況を見守るなどクイーンを除いたエイリアンの中では他のウォーリアーとは一線を画す狡猾な知将にして最強のナンバー2として描かれている。
『AVP2』に登場するエイリアン・ウォーリアー『2』で登場したエイリアン・ウォーリアーの頭部をバトル・エイリアンに組み合わせた姿をしている[注釈 22]。性質もそれまでのエイリアンとほぼ同じで、獲物を繭にしたり、食事をするシーンなどがある(この時の描写ではインナーマウスを使用していた)。プレデターの宇宙船の墜落で解き放たれたフェイスハガーの群れにより誕生。プレデリアンをリーダーとして、ガニソンの街を暗躍した。このウォーリアー群に関してはプレデター・ザ・クリーナーによって掃討されている。デザインの変更は監督のストラウス兄弟の指示によるもの。頭部は第2作のプロップを元に製作されているため、フードが存在しない。鳴き声もエイリアン2の「クジャク・ゾウ音」が使用されている。

ヌーヴェル・ウォーリアー

本作のエイリアンは、プレデターの宇宙船のフェイスハガーによって誕生した個体と、プレデリアンによって生み出された個体がそれぞれ複数登場しているが、ヌーヴェル・ウォーリアーの名称は主に後者を指す。名称はノベライズ版からで、ヌーヴェル(nouvelle)とはフランス語で「新しい」の意であるが、作中でそれが示された事はない。姿に関してはどちらもほぼ同一で差異はない。従来のウォーリアーたちのような成長過程を経ず、プレデリアンによって妊婦の胎児がチェストバスター化したもので、いままでのウォーリアーが一人の宿主に対して一体しか誕生できなかったのに対し、ヌーヴェル・ウォーリアーは一人の宿主から複数で誕生することができる。監督の解説によればその役目は生みの親たるプレデリアンの護衛であるが、通常のクイーンと違ってプレデリアンは単体で繁殖が可能であり、ウォーリアーに人間を生け捕りにさせる必要が無いため、ヌーヴェル・ウォーリアーは、ニュー・ウォーリアーと同じく「チェスト・バスターの宿主となる人間の捕獲」という目的から開放されたウォーリアー類である。故に、ヌーヴェル・ウォーリアーによって人間が捕獲されるシーンはあるが、繭にされた死体は登場しない(どこへ、何の為に捕獲されたのかは描かれなかった)。プレデリアンの敵たるザ・クリーナーに対しては率先して攻撃を仕掛けて負傷させ、不意打ちながらもプラズマ・キャノンの片方を破壊し、フェイス・マスクの照準装置を損傷させてプラズマ・キャノンそのものを使用不能にする戦果を挙げた(このため、クリーナーは残った片方のキャノンをハンドガン型へ変形して対応した)。この他にも、プレデター掃討に派遣されたコロラド州軍第89中隊に奇襲をしかけ殲滅している。
プレデリアン元々はダークホースコミックスにおいてイラストが描かれたのが初出[13]のプレデターに寄生したエイリアンの成体[14]。その後各種コミック作品・PCゲーム『Alien vs Predator』シリーズのみの存在に留まっていたが映画『エイリアンVSプレデター』『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』で登場[注釈 23]。以下はあくまで映画AVP2のプレデリアンの個体の記述である。スカー・プレデターに寄生して成長し、プレデターのDNAを取り込んだ混合体である。身長213cm。割合は、エイリアンが85%に対し、プレデターが15%とされる。過去にもプレデターが通過儀礼として行うエイリアンとの戦闘においてしばしば発生しており、その際には「クリーナー(掃除屋)」と呼ばれる専門のプレデターが退治に赴く。外見としては、姿形はバトルエイリアンに頭部のドレッドのような触手や4本の外顎などプレデターの特徴を組み込んだ姿をしており、また頭部や背中にはエイリアン・クイーンやビッグチャップの意匠も見受けられ、頭部のドレッドは、第3作で登場したドッグチェストバスターの尾を流用した物である。鳴き声はプレデターとクイーンのそれを組み合わせたものである。地球人類を宿主とした他のエイリアン・ウォーリアーよりも身長や体格も大きく、従来のエイリアンのように甲殻質の細身な体型ではなく、外骨格の上から筋肉のような筋に全身を覆われており、歩行の際は四足歩行は行わず基本的に直立姿勢の二足歩行である。力も他のエイリアン・ウォーリアーより強く、アスファルトを粉砕し、人間を片手一本で殺害し、プレデターを一撃で弾き飛ばす程である。また尾の先端の形状がウォーリアーと異なり、エイリアン・ウォーリアーのそれが鎌状に湾曲しているのに対し、こちらは槍状で巨大な棘の様な形となっている。皮膚の色も黒ではなく、プレデター同様に白く、またプレデターのスキャン視覚に対してもエイリアンではなくプレデターに近い反応を示す。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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