フェア・ゲーム_(2010年の映画)
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製作費2200万ドル[1]
興行収入$24,188,922[1]
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『フェア・ゲーム』(Fair Game)は、プレイム事件を描いた2010年伝記映画ジョゼフ・ウィルソンの回顧録『The Politics of Truth』とその妻ヴァレリー・プレイムの回顧録『Fair Game』に基づいている。ダグ・リーマンが監督し、ナオミ・ワッツがプレイムを、ショーン・ペンがウィルソンを演じた。第63回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では「表現の自由賞」を受賞した。

ワッツとペンの共演は『21グラム』と『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』に続き3作目となる。

1995年に同タイトルの映画が公開されているが、原作や内容などは全くの別物であり、関連性はない。
キャスト

※括弧内は日本語吹替

ヴァレリー・プレイム - ナオミ・ワッツ佐々木優子

ジョー・ウィルソン - ショーン・ペン山路和弘

サム・プレイム - サム・シェパード仲野裕

ルイス・"スクーター"・リビー - デヴィッド・アンドリュース(英語版)(相沢まさき

ダイアナ - ブルック・スミス

ビル - ノア・エメリッヒふくまつ進紗

ジム・パビット - ブルース・マッギル山本格

ジャック - マイケル・ケリー

カール・ローヴ - アダム・ルフェーヴル

ディック・チェイニー - 本人映像

コンドリーザ・ライス - 本人映像

製作

撮影はワシントンD.C.[2]ニューヨーク[3]で行われた。
評価

本作は批評家から概ね高い評価を得た。Rotten Tomatoesは170個のレビューのうち79%が肯定的な評価を下し、評価の平均は6.9/10であると報告している[4]
表現の正確性

映画の2つの主張は政治アナリストたちの見解を大きく分けた。ひとつはジョゼフ・ウィルソンニジェールへの事実調査が、サッダーム・フセインが過去にニジェールからウランの獲得を試みたとするイギリスの主張が虚偽であったこと (ニジェール疑惑) の証明につながったというものだ。プレイム事件を取材していた『ワシントン・ポスト』の記者ウォルター・ピンカスとリチャード・リービーは、2010年11月のコラムでこの描写は正確であると書いた[5]。これに対し『ナショナル・レビュー(英語版)』のクリフォード・メイ(英語版)は、「ウィルソンがアフリカへの任務から持ち帰った情報の最も重要な部分は、1999年にイラクの貿易使節団の高官がニジェールを訪れていたとするものである」ため、ウィルソンの調査と報告はウランに関する主張をむしろ裏付けるものであったと書いた[6]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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