フェアポート・コンヴェンション
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同名のアルバムについては「フェアポート・コンヴェンション (アルバム)」をご覧ください。

フェアポート・コンヴェンション
Fairport Convention
英国カンタベリー公演(2023年)
基本情報
別名フェアポート(Fairport)
出身地 イングランド ロンドン
ジャンルフォークフォークロック
活動期間1967年 - 1979年
1985年 - 現在
レーベルポリドールアイランドA&Mヴァーティゴラフ・トレード、トランスアトランティック、ウッドウォーム、マティ・グローヴス
公式サイト ⇒www.fairportconvention.com

メンバーサイモン・ニコル
デイヴ・ペッグ
リック・サンダース
クリス・レスリー
デイヴ・マタックス

旧メンバーバンドメンバー を参照

フェアポート・コンヴェンション[1](Fairport Convention)は、イングランドフォークロックバンド

1969年発表のアルバム『リージ・アンド・リーフ』は、ロックの分野で民謡、古謡(トラッドバラッド)を電気楽器を用い現代的に解釈した作品で、ボブ・ディラン以降のフォークロックに一石を投じ、これ以降イギリスを代表するフォークロック・バンドとして認知され、世代や分野を越え多くのミュージシャンに影響を与えた。

代表曲は「ミート・オン・ザ・レッジ(en)」、古謡の「マティ・グローヴス(en)」など。

元メンバーのリチャード・トンプソンが「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において、2003年は第19位、2011年の改訂版では第69位に選ばれている。
概要

バンドは1967年にリチャード・トンプソンギターボーカル)、サイモン・ニコル(英語版)(ギター、ボーカル)、アシュリー・ハッチングスベースギター)、ショーン・フレイター(ドラムスパーカッション)によって結成されたが、最初のギグの後、フレイターはマーティン・ランブル(英語版)と交代した[2]。彼らはアメリカのフォークロックシンガー・ソングライターの影響を強く受けてスタートし、ボブ・ディランジョニ・ミッチェルの曲を中心としたセットリストとそのサウンドで「イギリスのジェファーソン・エアプレイン」と呼ばれるようになった[3]。1968年のセルフ・タイトルのデビュー・アルバムのレコーディング前にボーカリストのジュディ・ダイブルイアン・マシューズが加入したが[4]、その後、ダイブルはサンディ・デニーと交代し、マシューズは3枚目のアルバムのレコーディング中に脱退した[5]

デニーは次の2枚のアルバム『ホワット・ウィー・ディド・オン・アワ・ホリデイズ』と『アンハーフブリッキング』(いずれも1969年)でグループをトラディショナルなイギリス音楽へと舵を切り始めた。後者ではフィドラーのデイヴ・"スウォーブ"・スウォーブリックをフィーチャーしており、特に「船乗りの生涯 (A Sailor's Life)」ではイギリスのトラディショナルな歌が初めてロックのビートと組み合わされたことでイギリスのフォークロックの基礎を築くこととなった[6]。しかし、このアルバムのリリース直前にM1モーターウェイでの衝突事故により、ランブルとトンプソンの当時のガールフレンドであったジーニー・フランクリンが死亡した。この結果、グループはそれまでの楽曲から離れ、同年リリースされた記念すべきアルバム『リージ・アンド・リーフ』では完全にブリティッシュ・フォーク・ミュージックへと転向し、このスタイルがバンドの焦点となっている[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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