オーランド諸島は、フィンランドの自治領(オーランド自治県)であり非武装化されている。独自の議会を持ち、スウェーデン語を唯一の公用語としている。この自治領の議会は、医療サービス、教育、環境、そして郵政を含む幅広い分野に対して決定権を持つ。財政や外交に関しては、フィンランド議会が権限を持っている。理論的には、フィンランドの大統領は、オーランド諸島の議会で可決された法律を拒否する権利を持っている[9]。 東側の群島の防衛は、かつてトゥルクに基地を構えるフィンランド多島海域海軍司令部
防衛
自治体「フィンランドの地方自治体」も参照
この海域は、30の地方自治体に分割されており、それぞれオーランド自治県、南西スオミ県、ウーシマー県に属している。オーランド自治県の地方自治体は、かなり小規模なものになっている傾向が強く、例えばソットゥンガ(英語版)は、住民の数は約100人程度しかいない。
南西スオミ県の地方自治体(島嶼部)
ケミオンサーリ(フィンランド語: Kemionsaari)/キミトーン(英語版)(スウェーデン語: Kimitoon)
クスタヴィ(英語版)(フィンランド語: Kustavi)/グスタフス(スウェーデン語: Gustavs)
パライネン(フィンランド語: Parainen)/パルガス(英語版)(スウェーデン語: Pargas)
南西スオミ県の本土側地方自治体の内、島嶼部を持つ自治体
カーリナ(フィンランド語: Kaarina)/サント・カリンス(スウェーデン語: S:t Karins)
マスク(英語版)(フィンランド語: Masku)/マスコ(スウェーデン語: Masko)
ナーンタリ(フィンランド語: Naantali)/ノーデンダル(スウェーデン語: Nadendal)
ピュハランタ(英語版)(フィンランド語: Pyharanta)
サロ(フィンランド語: Salo)
サウヴォ(英語版)(フィンランド語: Sauvo)
タイヴァッサロ(英語版)(フィンランド語: Taivassalo)
トゥルク(フィンランド語: Turku)/オーボ(スウェーデン語: Abo)
ウーシカウプンキ(フィンランド語: Uusikaupunki)/ニュスタード(スウェーデン語: Nystad)
オーランド自治県の地方自治体
ブランド(英語版)(スウェーデン語: Brando)
エッケロー(英語版)(スウェーデン語: Eckero)
フィンストロム(英語版)(スウェーデン語: Finstrom)
フォーグロー(英語版)(スウェーデン語: Foglo)
ゲタ(英語版)(スウェーデン語: Geta)
ハンマルランド(英語版)(スウェーデン語: Hammarland)
ユーマラ(英語版)(スウェーデン語: Jomala)
クムリンゲ(英語版)(スウェーデン語: Kumlinge)
コーカル(英語版)(スウェーデン語: Kokar)
レムランド(英語版)(スウェーデン語: Lemland)