フィリップ・シーモア・ホフマン
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来歴

ニューヨーク州ロチェスター出身。父親のゴードン・S・ホフマンはゼロックス社の重役、母親のマリリン・L・オコナーは家庭裁判所判事。2人の姉妹(ジル、エミリー)と脚本家の兄(ゴーディ)がいる。父方からドイツ人の、母方からアイルランド人の血を引く[3]。9歳の時に両親は離婚。

高校時代はレスリングの選手だったが、演技に興味を持ち、ニューヨーク大学のティッシュ芸術学校で演技を学ぶ。

薬物やアルコールの依存症に苦しみ、過去に数回、治療を受けていた[4]

2014年2月2日、ニューヨークのマンハッタンにある自宅アパートで遺体で発見された。死因は現地警察の発表では、ヘロインや、その他の薬物の過剰摂取によるとみられている[5][6][7]。46歳没。

警察は、フィリップの自宅から20本の注射器と50袋のヘロインを発見している。警察は、フィリップに薬物を売った者の行方を追っている[8]

亡くなった4日後に開催された第64回ベルリン国際映画祭では、彼の死を悼み『カポーティ』が追悼上映された。
キャリア

1990年代初めに『LAW & ORDER』などのテレビ番組に出演するようになる。1991年に『Triple Bogey on a Par Five Hole』で映画デビュー。

1992年公開の『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』で主人公の同級生である甘やかされた生徒を演じて注目された。その後、大作にも脇役で出ているが、特にポール・トーマス・アンダーソントッド・ソロンズスパイク・リーコーエン兄弟などの個性的な監督の作品に出演している。

舞台にも立っており、サム・シェパードの『True West』やユージン・オニールの『夜への長い航路』に出演した。

映画制作会社(クーパーズ・タウン・プロダクション)を設立。同会社第一製作作品として、高校時代からの知り合いであったベネット・ミラー監督による『カポーティ』を製作。この作品でトルーマン・カポーティを見事なまでの憑依で演じ切り、アカデミー主演男優賞ゴールデングローブ主演男優賞等、その年の映画賞における主演男優賞を総なめにした。

2007年公開の『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』と2008年公開の『ダウト?あるカトリック学校で?』でアカデミー助演男優賞に2年連続でノミネートされた[9]

2012年、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品『ザ・マスター』で新興宗教の教祖を演じ、ヴェネツィア国際映画祭男優賞ホアキン・フェニックスと共同受賞し、再びアカデミー助演男優賞にノミネートされた。
私生活

1999年より衣装デザイナーのミミ・オドネルと交際し、2人の間には2003年に長男(クーパー・アレクサンダー)が、2006年に長女(タルラ)、2008年に次女(Willa)が誕生[10][11]。長男のクーパーも俳優となった[12]。父フィリップの盟友ポール・トーマス・アンダーソン監督の作品「リコリス・ピザ」に主演した[13]
主な出演作品
映画

公開年邦題
原題役名備考吹き替え
1992
セント・オブ・ウーマン/夢の香り
Scent of a Womanジョージ・ウィリス・Jr真地勇志
マイ・ニュー・ガン/あぶない若妻
My New Gunクリス
1993ビッグ・マネー・ブルース
Money for Nothingコーコラン
1994ゲッタウェイ
The Getawayフランク・ハンセンTBA(ソフト版)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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