文学用語(文学研究用語)としての「fiction フィクション」は、「架空の出来事を想像的に描いた物語。特に散文で書かれた小説の類を総称する語で、同様に想像的要素の多い詩や劇とは区別するならわしである[3]。」とされている。
フィクションは大まかには小説の別称ともとれるが、小説とみなされる作品の中には「ノンフィクション小説」と呼ばれる「フィクション小説」と区別されるものを含むため同義ではない[4]。「フィクション」には、虚構ではない実際の出来事の物語を「ノンフィクション」と呼ぶことで、「フィクション」をそれと対照的に扱う用法もある[3]。
また形式も、小説だけがフィクションとは見なされておらず、ふつう小説とは別ジャンルとされる叙事詩や劇作品なども「フィクション」として扱わりており、「フィクション」は小説とは一致せず小説以外の作品群も含む意味で使われている[4]。
フィクションに関する研究
物語論(ナラトロジー)
レトリック
ストーリー・プロット・語り手
フィクションの諸形式
アニメ
絵本
紙芝居
コンピュータゲーム
小説
ドラマ
人形劇
舞台芸術
漫画
メディア・フランチャイズ
脚注^ a b 広辞苑 第五版 p.p2298
^ 大辞泉
^ a b c ブリタニカ百科事典 【フィクション】
^ a b c d e f 清塚邦彦. “ ⇒フィクションの統語論をめぐって”. 哲学若手研究者フォーラム. 2022年3月29日閲覧。
^ literature in the form of prose, especially novels, that describes imaginary events and people. ⇒[1]
^ something that is invented or untrue. ⇒[2]
関連項目
架空
場の空気
以心伝心
架空のものの一覧の一覧
鼻行類(架空の動物の分類群)
擬制 - (legal)fiction。