ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション
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チャールズ・プラットスペキュレイティヴ・フィクション絡みのインタヴューやエッセイを寄稿している。多彩な作家たちがコラムCuriosities (好奇心)で文学上の変り種たちを取り上げている。シャギー・ドッグ・ストーリー[注 2]の典型"feghoots"(正式名称"Through Space and Time with Ferdinand Feghoot")はレジナルド・ブレットナー(Reginald Bretnor)によって書かれ、アナグラムの変名グレンデル・ブリアートン(Grendel Briarton)の下、1956年から73年にかけて連載された。
イラスト

1950年から51年の期間は美術監督ジョージ・ソルター(George Salter)がほぼ全ての巻の表紙を手がけた(彼の絵画は想像力に富んだシュールなもので、各巻の内容とよく一致するものであった)。例外は1950年12月号と51年の8月号だけで、それはチェスリー・ボーンステル(Chesley Bonestell )の描く天文学的絵画であった。1952年にエド・エムシュウィラーが加わり、以後30年間、多産なカヴァー画家として絵筆を振るった。

ジョージ・ギボンズ(George Gibbons)は1952年8月号の表紙で巻垂型の衣装を着けた人物を描いた。これは63年11月号でロジャー・ゼラズニイ「伝道の書に捧げる薔薇」に対してハネス・ボクが描いた有名なイラスト[注 3]に影響を与えた。軍事・海事画家として著名なジャック・コギンズ(Jack Coggins)は53年から54年にかけて本誌の表紙を描くと同時に、「ギャラクシー誌」や「スリリング・ワンダー誌」の表紙も手がけた。

2005年現在、本誌の表紙を担当した回数の多いイラストレーターのトップ10は以下の通りである。
エド・エムシュウィラーが70回

ロン・ワロツキー(Ron Walotsky)が60回

デイヴィッド・A・ハーディ(David A. Hardy)が56回

チェスリー・ボーンステルが42回

メル・ハンター(Mel Hunter)32回

バークレイ・ショー(Barclay Shaw)24回

ジル・バウマン(Jill Bauman)23回

ジャック・ゴーハン(Jack Gaughan)21回

ケント・バッシュ(Kent Bash)17回

ブリン・バーナード(Bryn Barnard)が14回

提携誌の「ヴェンチャー・サイエンス・フィクション」(Venture Science Fiction Magazine)とは異なり、F&SF誌は基本的に雑誌の内部に挿絵を入れなかった。例外的に挿絵のある号は54年4月から10月、56年9月から12月、57年9月、59年4月・5月の合計14冊に留まる。これら例外的な挿絵はエムシュウィラーやケリー・フリース(Kelly Freas)らによって描かれた。

なお埋め草として巻末に漫画が載せられることは稀ではなかった。ゲイアン・ウィルスン(Gahan Wilson)は15年以上に渡って漫画を寄稿した。シドニー・ハリス(Sidney Harris)も頻繁に漫画を寄稿し、アルジス・バドリスに次のように言わしめた。「ハリスは一風変わっている。ハリスは科学と技術をもてあそんでいる……そして彼は実に滑稽だ。」[3]
代表的な寄稿者と作品

トマス・M・ディッシュ - 『歌の翼に』、『いさましいちびのトースター

ハーラン・エリスン - 『ジェフティは5つ』、『死の鳥』

ハワード・ファスト - "The Martian Shop"

ロバート・A・ハインライン - 『夏への扉』、『宇宙の戦士

シャーリイ・ジャクスン - 『ある晴れた日、ピーナツを持って』

ダニエル・キイス - 『アルジャーノンに花束を

スティーヴン・キング - 『暗黒の塔』

フリッツ・ライバー - 『凶運の都ランクマー

ウォルター・M・ミラー・ジュニア - 『黙示録3174年

カート・ヴォネガット - 『ハリスン・バージロン』



訳注^キャプテン・フューチャー」の著者の一人ジョゼフ・サマクスン(Joseph Samachson)の別名。
^ shaggy dog stories - 直訳すると「毛むくじゃらの犬の話」。ストーリー類型の一つで、長い割りに落ちがつまらない馬鹿話、の意。
^ 英語版の記事の対応箇所en:The Magazine of Fantasy & Science Fiction#Cover illustratorsに画像あり。

出典^http://www.sfsite.com/fsf/blog/2009/01/05/fsf-is-going-bimonthly/
^http://www.sfsite.com/fsf/blog/2009/01/05/fsf-is-going-bimonthly/
^Science Cartoons


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