ファウスト_(ゲーテ)
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『ファウスト』は、明治後期に森林太郎(森?外)により日本語訳された[1]

これは最初の完訳であるが、今日でも評価は高く、近代日本文学の古典として、森林太郎の名で岩波文庫緑帯(現代日本文学、全2巻・初版1928年)[2]に分類されている。なお文庫赤帯(海外文学)は、ドイツ文学者相良守峯訳である。
訳書一覧多数の日本語訳が出版されている。

森林太郎訳:冨山房(二分冊) 1913年。「?外全集 第12巻」岩波書店、1972年。岩波文庫(上下)、ちくま文庫 etc.[3]で再刊。

高橋健二訳:「世界文学全集 第1期 8・31」 1949 - 51年 河出書房。新装版[4]「河出世界文学全集 第3巻」 河出書房新社 1989年。ISBN 978-4309610535

相良守峯訳:ダヴィッド社 1954年、岩波文庫 全2巻 1958年。1)ISBN 978-4003240625、2)ISBN 978-4003240632

大山定一訳:「ゲーテ全集 2」人文書院 1960年、「世界文学大系 19」筑摩書房 1960年 →「世界古典文学全集50」 同 1964年 etc.

高橋義孝訳:「世界文学全集 1」新潮社 1962年、新潮文庫 全2巻 1967 - 68年、改版2010年。1)ISBN 978-4102015032、2)ISBN 978-4102015049

手塚富雄[5]中央公論社「世界の文学 5」「新世界の文学 4」1964 - 70年 →同 全1巻 1971年 →中公文庫 全3巻 1974 - 75年 →文庫改版 全2巻 2019年。1)ISBN 978-4122067417、2)ISBN 978-4122067424

井上正蔵訳:「愛蔵版 世界文学全集(7)ゲーテ」 集英社 1976年 →「世界文学全集〈14〉ゲーテ」同 1980年

山下肇訳:「ゲーテ全集 第3巻」 潮出版社 1992年 →普及版2003年。ISBN 4-267-01663-1

片岡義道[6]訳:近代文芸社 全2巻 1996 - 99年 1)ISBN 978-4773353501、2)ISBN 978-4773365405

柴田翔訳:講談社 1999年 →講談社文芸文庫 全2巻 2003年。1)ISBN 978-4061983205、2)ISBN 978-4061983243

池内紀[7]集英社 全2巻 1999 - 2000年 →集英社文庫ヘリテージシリーズ 全2巻 2004年。1)ISBN 978-4087610086、2)ISBN 978-4087610093

小西悟訳:大月書店 1998年。ISBN 4-272-60038-9

粂川麻里生訳:作品社 2022年。ISBN 978-4-86182-935-2

関連作品

『ファウスト』にインスピレーションを得た作品は多数ある。

音楽

フランツ・シューベルトを始めとするドイツ・ロマン派の作曲家は、本作品からテキストを選んで歌曲を作曲している。シューベルトでは『糸を紡ぐグレートヒェン』(1814年作曲)や『トゥーレの王』(1816年作曲)が名高い。


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