ピーナッツ_(漫画)
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また、ヘリコプターになる事ができ、耳を上に上げて水平にし、耳を回転させて飛ぶ。また、その時足は座席になり、ウッドストックが乗る事ができる。ちなみにウッドストックはこの時ヘルメットをかぶる。
ウッドストック(Woodstock)
スヌーピーの親友の鳥。タイプライターを使って秘書をしたり、スヌーピーが撃墜王になりきっている際には担当整備兵などを務める。しゃべる言葉はペンでひっかいたような点と感嘆符だけだがスヌーピーやその兄弟たちとは意思疎通ができる模様。意外と表情豊かで、怒るときは怒る。笑うときは笑う。怒ったり興奮するときはクワックワッ声から甲高いキーキー声に変化する。スヌーピーといつも張り合ってる負けず嫌い。しかしふき者にされてしまったりとなにかとウッドストックに対する扱いが荒い。巣なのでいつも寒さに震えている。哀れに思ったスヌーピーが小屋をプレゼントしたことがあったがなぜか気に入らなかった様子。スヌーピーの結成した「ビーグル・スカウト」の一員でもある(他のメンバーは、オリビエ、コンラッド、ハリエット、ビル、フレッド、レイモンド、ロイ、ウィルソン。外見はどの鳥もウッドストックとほぼ同じだが、レイモンドのみ体が紫)。初登場は1967年4月4日だが、当初は決まった名前がなく、ルーシーの付けた「ヌケサク鳥」(鶴書房版では「マヌケ鳥」)で呼ばれていた。名前がウッドストックと判明したのは1970年6月22日。なお、名前は1969年に開催された同名のイベントにちなんだものである。アニメ版では飛ぶのが苦手という設定が追加されており、まっすぐ飛ぶことができない。また、透明なエレベーターを使って木を昇り降りしている。なお、特にどんな種類の鳥かは決まってない[15]が、アニメ版では口笛を吹く描写が時おり登場する事からカナリアではないかと考案されている。スヌーピーがヘリコプターになって飛ぶ時はスヌーピーの足を座席にして乗る。また、その時ウッドストックはヘルメットをかぶる。
サリー・ブラウン(Sally Brown)
チャーリー・ブラウンの妹。ライナスに夢中で「私のすてきなバブーちゃん」と呼びかけては避けられている(自身のことは「彼のすてきなバブエット」と呼んでいる)。サリーが生まれた話は1959年5月26日に掲載、同年8月23日より漫画に登場する。学校嫌いで、いつも宿題を兄に手伝ってもらうが、何だかんだで成績はそれなりに良い(ただみんなの前で行う研究発表は、グダグダになって終わることがほとんどである)。夏に行われるサマーキャンプも大嫌いで、一度ビーンバッグに寝転がって2週間を過ごす「ビーンバッグキャンプ」に参加し、別人のように太って帰ってきたことがある。日頃の悩みを校舎の壁に向かって話すことが多く、その「壁」自身もサリーのことを気にかけている。
ルーシー・ヴァン・ペルト(Lucy Van Pelt)
ライナスとリランの姉。わがままで口うるさく、母親から「ガミガミ屋大賞」をもらっている。口うるさくてシュルツの仕事を評価しなかった、彼の最初の妻ジョイスをモデルとしているという[16]。弟のライナスには特に厳しく接しており、彼が大切にする毛布を取り上げて埋めたり、切り刻んでメガネふきにしたこともある。家から追い出そうとしたことさえあるが、2番目の弟のリランが生まれることを知り、「熊手で水は放り出せない」との言葉を残し、諦めた。リランが生まれてからはやや性格は落ち着きを見せ、リランに物の数え方や縄跳びを教えたり、ライナスに対しても激しく怒鳴る場面は減っている。仲間に対してもその口うるささは変わらないが、チャーリー・ブラウンが入院した時には心配して号泣したり、スヌーピーの兄のスパイクの痩せた姿を見て家に連れ帰り食事を食べさせたりと、時折秘めた優しさを見せることがある。チャーリー・ブラウンの野球チームではライト(稀にセンター)を務めるが、守備がざるでフライを何度も落とし、実質彼女が一番の敗因[注 6]だが周囲からはチャーリーのドジのせいだと思われている。また、アメリカンフットボールホルダーを務め、チャーリーが蹴ろうとする瞬間にボールを引っ込めてしまうエピソードは毎年の恒例行事となっており、公式戦ではそのせいで敗因したものもここでも彼のせいにして仲間と共に責めていた[注 7]。基本料金5セント(最高50セントまで上がったことも)のカウンセラーをしており、チャーリー・ブラウン達の悩みを自らの独断と偏見でさらりと強引に「解決」する。シロップスタンド(チャーリー・ブラウンによると「味はまあまあ」)も同じ料金で行っていた。シュローダーを一途に愛しているが、まったく受け入れられず、おもちゃのピアノを引かれよく地面に頭をぶつけている。ルーシーも仕返しに彼のピアノを破壊したり下水道に捨てたりしている(ただ彼が敬愛するベートーベンの誕生日にカップケーキを作り、一度だけキスをもらったことがある)。スヌーピーにキスされることを激しく嫌がっており、唇にキスされると消毒を要求して大騒ぎする。ただスヌーピーを抱きしめ、「しあわせはあったかい子犬!」(後に本のタイトルとして有名なフレーズになった)と言ったり、スヌーピーが小説を書くたびに読者として感想やアドバイスを述べたりと、腐れ縁とも呼ぶべき長年のつながりがある。1952年3月3日より漫画に登場する。
ライナス・ヴァン・ペルト(Linus Van Pelt)
ルーシーの弟でリランの兄。チャーリー・ブラウンの親友。10月生まれ。秀才肌でいつも冷静沈着だが、重い病気にかかってしまった友達をかばい、その子をからかった子に掴みかかるような熱さと優しさも持ち合わせている(『チャーリー・ブラウン なぜなんだい? ?ともだちがおもい病気になったとき?』)。安心毛布が手放せず、一時期は克服したことはあったが、チャーリー・ブラウン兄妹のお節介(悪気はなかった)で結局元に戻ってしまう。指しゃぶりも止められない。チャーリー・ブラウンの野球チームではセカンドを務める。ハロウィンには「カボチャ大王(英語版)」が現れると信じている。一時期、眼鏡をかけていた[17]。この眼鏡についても、安心毛布同様にスヌーピーと争奪戦を展開したことがある。1952年9月19日より漫画に登場する。
リラン・ヴァン・ペルト(Rerun Van Pelt)
ルーシーとライナスの弟。名前の由来はまた兄弟が生まれることに対してルーシーが「まるで再放送(rerun)みたい!」と言ったことからライナスが命名したもの。ライナスによく似ているが、オーバーオールを着ていることが多いので見分けることができる。スヌーピーを欲しがっており、彼とよく遊んでいる。チャーリー・ブラウンの野球チームに参加したことがあり、レフトを務めていた(その際はルーシーのようにチャーリー・ブラウンを罵倒していた。また、遊撃手も務めたこともある)。1973年3月26日より漫画に登場する。
シュローダー(Schroeder)[注 8]
ベートーベンを崇拝する小さな天才音楽家。おもちゃのピアノで大人顔負けの演奏ができる[注 9]が、本物のピアノは受け付けない。誕生日は1月18日1954年の同日の漫画で彼自身が言っている)。チャーリー・ブラウンの野球チームではキャッチャーを務める。1951年5月30日より漫画に登場する。ルーシーに好かれているが、彼自身はその気は全くない。そればかりかルーシーにピアノを何回か壊されている。しかし、ルーシー姉弟が引っ越した際には、もの悲しそうにしていたことも。シュローダーが演奏する曲はいずれも実在のもので、ある楽譜を熱心なファンが調べたところ、サン=サーンスのピアノ協奏曲だったという。シュローダーと彼を邪魔するルーシーの関係は、作者シュルツが愛好するクラシック音楽を理解しなかった、最初の妻ジョイスとの関係を反映しているという[16]。ツル・コミックス版の翻訳に準拠し1980年代までは日本では「シュレーダー」と呼ばれており、アニメのエンディングのテロップでも「シュレーダー」と表記されていた。
ペパーミント・パティ(Peppermint Patty)
本名はパトリシア・ライクハート(Patricia Reichardt)[18][注 10]。母親は亡くなっており、父と二人暮らしである。勉強が苦手で成績はDマイナスが多い(一度Zマイナスにされたこともあり、この時はさすがに「これは評価ではなく私に対する皮肉です」と校長へ抗議を申し入れ、Zにまで上げさせた)が、スポーツは得意で、野球チームも持っていて、チャーリー・ブラウンのチームにはいつも圧勝している。都合の悪いことがあると根拠もなく他人のせいにする悪い癖がある。チャーリー・ブラウンを「チャック」と呼び、思いを寄せている。長い間スヌーピーを「変わった顔した人間の男の子」だと思っていた。1966年8月22日より漫画に登場する。マーシーからは慕われていて、「先輩」と呼ばれているが、この「先輩」がオリジナルの英語では「sir(サー)」であり、これが男性に対する敬称であるため本人は嫌がっている。
マーシー(Marcie)
チャーリー・ブラウンのことをチャールズ(1980年代の英語版では「チャック」と呼んでいた)と呼び、ペパーミント・パティ同様彼に好意を抱いている。ペパーミント・パティとは親友で、彼女を「sir」(サーの意、翻訳では『先生』、もしくは一部書籍と1980年代のアニメで『先輩』。ただし「sir」は男性に対する敬称なので、ペパーミント・パティ本人は嫌がっている)と呼ぶ。ペパーミント・パティとは正反対に、成績優秀だが野球とホッケーの見分けがつかないほどにスポーツは苦手[19]。完璧な成績を取ることを求める両親に疲れている。怒ると非常に怖く、教室の後ろの席からペパーミント・パティの髪の毛をつかみ、机の上からプロレスのバックドロップのように後ろに投げ捨てたことがある。撃墜王になりきったスヌーピーにフランス娘役で付き合うこともある(なお、『星の王子さま』の原書を読んだことがあるのでフランス語はある程度できる、という設定になっている。そのためこのシチュエーションでは彼女のセリフは全てフランス語)。漫画への初登場は1968年6月18日(この時は眼鏡に目が描かれている)だが、名前が判明したのは1971年7月20日1980年5月25日の日曜版コミックでは、眼鏡を頭の上にのせ、素顔を見せている。
フランクリン(Franklin)
ペパーミント・パティのクラスメート。成績は抜群でチャーリー・ブラウンの良き相談相手。メインキャラクターの中ではただ一人の黒人。ペパーミント・パティの野球チームに所属しており、ポジションはセンター。1968年7月31日より漫画に登場する。
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