1960年に放送された『ピーター・パン』のホーム・ビデオのVHSが1990年8月28日に[20]、DVDが1999年10月19日に[21]、レーザーディスク(発売日不明)が発売された。
3回の放送全てNBCのスタジオの舞台で撮影されたもので、観客を入れた公演の中継ではない。
2014年12月4日にNBCで生放送ミュージカル第2弾として放送予定[22]。ピーターパン役はアリソン・ウィリアムズ、フック船長役はクリストファー・ウォーケンが務める予定[23]。 役1954年 ブロードウェイ1955年 テレビ1956年 テレビ1960年 テレビ1979年 ブロードウェイ1990年 ブロードウェイ1991年 ブロードウェイ1998年 ブロードウェイ1999年 ブロードウェイ
主要キャスト (1954年 - 1999年)
ピーター・パンメアリー・マーティン
フック船長 /
ミスター・ダーリングシリル・リチャードジョージ・ローズスティーブン・ヘイナンJ・K・シモンズポール・シェフラー 1979年、ブロードウェイのラント・フォンティーヌ劇場
ミセス・ダーリングマーガロ・ギルモアベス・フォウラーローレン・トンプソンバーバラ・マカロウ
タイガーリリーサンドラ・リーマリア・ポギーホリー・アーウィンミシェル・シューマッハダナ・ソリマンド
ウェンディ・ダーリングキャスリーン・ノーランマウリーン・ベイリー[16]マーシャ・クラマーシンディ・ロビンソンエリサ・サガーディア
マイケル・ダーリングジョセフ・スタフォードトム・ハロランケント・フレッチャー[16]ジョナサン・ワードチャド・ハッチソンジョーイ・シードレイク・イングリッシュ
ジョン・ダーリングロバート・ハリントンジョーイ・トレント[16]アレクサンダー・ウィンターブリット・ウェストデイヴィッド・バーディックチェイス・ニッフェンバリー・キャヴァナー
ミスター・スミージョー・E・マークスアーノルド・ソボロフドン・ポッターマイケル・ノストランド
再演
1990年、3度目のブロードウェイ公演がラント・フォンティーヌ劇場で45公演が上演された。10ヵ月後ミンスコフ劇場で48公演追加上演された。どちらもピーター・パン役は元オリンピック体操選手のキャシー・リグビーが、フック船長役は1990年はスティーブン・ヘイナンが、1991年はJ・K・シモンズが務めた。1991年、トニー賞再演作品賞に、リグビーはトニー賞ミュージカル主演女優賞にノミネートされた。1998年、マーキス劇場で再度再演され、リグビーが主演し、フック船長役はポール・シェフラーが務め、48公演上演された。1999年、ガーシュウィン劇場にて同じ出演者で166公演上演された。この公演は1999年、トニー賞再演ミュージカル作品賞にノミネートされた[24][25]。2000年10月、ラ・ミランダ劇場でA&E により8台のカメラで収録され、ゲイリー・ハーヴァーソン監督、マーク・ボウマンのプロデュースにより約96分間のビデオが発表された。舞台装置はジョン・ラコヴェリ、衣装デザインはシゲル・ヤジ、照明はマーティン・アロンスタインが務めた。フライング・イリュージョンはZFX Inc. により行なわれた。音楽監督はクレイグ・バーナが務め、ネイティブ・アメリカンの打楽器によるダンス曲に着想を得た『Ugg-a-Wugg 』を再編した。フライングでは『I'm Flying 』の前転宙返りやワイヤーが見えなくするなどいくつか変更された[26]。
ジャック・ノースワーシーはブロードウェイでピーター・パンを演じた唯一の男性俳優で、ショー『Jerome Robbins' Broadway 』のピーター・パン役の代役であった[27]。 The Darling Nursery ダーリング夫妻は夕方出かける準備をしており、3人の子供のうちウェンディとジョンははしゃいでいた。ミセス・ダーリングはマイケルが1人でいるのを見つけ、子守犬ナナが見ている中で3人集まらせた(『1, 2, 3 』)。ミスター・ダーリングがタイを結びながら、なぜ犬に子守させるのか聞くがミセス・ダーリングはナナを擁護。前の週の子供達の睡眠中、ナナは部屋に見知らぬ少年がいるのを見つけて驚く。ナナが彼を捕まえようとすると彼は窓から飛んでいってしまった。ナナはなんとか彼の影を捕まえ、ミセス・ダーリングはそれを引き出しにしまった。にもかかわらずミスター・ダーリングはナナは階下で寝ていたと主張。ミセス・ダーリングと子供達は子守唄を歌う(『Tender Shepherd 』)。 子供達が眠りにつくと、妖精のティンカー・ベルとピーター・パンが窓から入ってきた。ティンカー・ベルはピーター・パンに影が隠してある場所を教える。彼は影を自分に繋げようとするが、うまくいかずに泣いてしまう。ウェンディは目を覚まし、「あなた、どうして泣いているの」と尋ねる。彼が説明すると彼女は影を彼の足に縫い付けることを提案。彼は影が戻って大感激(『I've Gotta Crow 』)。ピーターはウェンディに、妖精に囲まれながら長生きをし、妖精の存在を信じないと死んでしまうことを話す。ピーターはウェンディを、影を見つけた時に誤って引き出しに閉じ込めてしまったティンカーベルに紹介しようとするが、ティンクは嫉妬し失礼な態度をとる。ウェンディは彼がどこから来たのかを尋ね、ピーターは彼の島であるネヴァーランドから来たと話す(『Never Never Land 』)。ピーターはこれまでも、彼女の母親が語る物語を聞きに時々やってきていて、それをネヴァーランドに住むロスト・ボーイズ達に話して聞かせていた。ウェンディはもしマイケルとジョンも一緒に連れて行ってくれるなら、彼とロスト・ボーイズ達に彼女が知っている限りのその物語を教えると言い、ピーターはそれを了承した。ウェンディは弟達を起こし、ピーターは彼らをネヴァーランドに招待し、飛び方を教えると約束した。彼らは喜んで了承し、ピーターが飛ぶところを見せてくれるよう頼んだ。ピーターは喜んで空に飛び上がった(『I'm Flying 』)。 ピーターは子供達に妖精の粉をかけ「楽しいことを考えて」と言った。するとすぐ子供達もピーターのように飛ぶことができた(『I'm Flying ? Reprise 』)。子供達は互いに手を繋ぎながらピーターの後についていこうとするが、マイケルはライザが部屋に入ってくるのに気付き引き返そうとし、ピーターはライザにも妖精の粉をかけて一緒に来るように言う。彼らは一晩中飛んでネヴァーランドへ向かった。 Never Land ロスト・ボーイズがピーターがいつ戻ってくるのか心配して地下の隠れ家から外に出ていると、フック船長と海賊達の声が聞こえた(『Pirate Song 』)。少年達は隠れ、フックは腹心のスミーに、子供達の中でも特にフックの腕を切り落としクロコダイルに投げ与えたピーターを殺害したいと話す。クロコダイルは味をしめてフックをもっと食べようと後をつけまわしているが、時計を食べたクロコダイルの体から時計の音がするため、フックはクロコダイルが近づくとすぐに気がつく。フックは偶然隠れ家の入り口を見つけ、毒入りケーキで少年達の終焉を計画する間、スミーと海賊達を呼び集めBGMを用意させる(『Hook's Tango 』)。突然時計の音が聞こえてクロコダイルが現れるが、フックは寸前で逃げる。海賊達も逃げたため、少年達は顔を出し安全を確かめ合う。突然タイガー・リリーが率いるインディアンの集団が現れた(『Indians 』)。彼らは少年達をそのままにし、海賊達を捕まえに行く。 少年達は突然ウェンディを見つけ、空を飛ぶ鳥と見間違う。少年の1人はインディアンを脅したのと同様に矢で火をはなつ。ピーター、マイケル、ジョンは彼女の心臓に刺さった矢を探すため地上に降り立つ。彼女は死んでいなかったが、隠れ家に入ろうとしても動くことができなかったため、ロスト・ボーイズは彼女の周りに家を建て、彼女がみんなの母親役となることを希望し(『Wendy 』)、彼女が目を覚ますとこれに同意した。
あらすじ
第1幕
第2幕