レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは46件のレビューで支持率は87%、平均点は7.90/10となった[2]。Metacriticでは14件のレビューを基に加重平均値が47/100となった[3]。
補足
本作を監督する前に、ティム・バートンはウォルト・ディズニーでアニメーターとして働いており、ディズニーの出資で短編映画『フランケンウィニー』を製作した。子供向けではないと当時はお蔵入りになってしまうが、業界内では評判を呼び、この作品を見たプロデューサーとポール・ルーベンスから監督を打診された。
音楽を手掛けたダニー・エルフマンも、この作品で商業用の映画音楽家としてデビューしている。もともとこの作品の音楽を手掛けることになったきっかけは、バートンがエルフマンがボーカルとして活動していたカルトロックバンドの「オインゴボインゴ」のファンだったことにある。その後、バートン作品のほとんどの音楽はエルフマンが手掛けている。
バートンがアニメーター出身という理由もあり、アニメーションやストップモーション・アニメーションが技法として所々に使われている。なお、ピーウィーがスタジオ内を奔走する場面では、ジェームズ・ブローリンやモーガン・フェアチャイルドが客演しており、ゴジラとキングギドラも登場する[4][5]。しかし、無許可での登場だったため、配給元のワーナー・ブラザースはゴジラの著作権を有する東宝から訴えられた[6]。その後、バートンは『マーズ・アタック!』(1996年)で正式に東宝の許可を得て、『ゴジラvsビオランテ』(1989年)の映像を流用している[5]。
本作は自転車を盗まれたピーウィーがそれを探しに旅に出るという物語であるが、ジャマイカ映画『ロッカーズ』から着想を得たという見方もされている。
脚注^ “Pee-wee's Big Adventure (1985)