ピンク・パンサー
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その後、1982年に第6作『ピンク・パンサーX』(日本劇場未公開)がセラーズ追悼作として製作される。未発表シーンも含む過去のセラーズの出演場面に新撮分を加えた総集編的作品であった。同作でクルーゾーは海外での捜査中に行方不明となって終わっている。

その続編の位置付けで1983年に公開されたのが第7作『ピンク・パンサー5 クルーゾーは二度死ぬ』である。撮影は『X』と並行して行われた。同作はコンピューターで選ばれたアメリカのスレイ刑事(テッド・ワス)が行方不明のクルーゾーの捜査を任される内容。クルーゾーは整形手術を受けて別人となり、チャンドラ伯爵夫人と暮らしている事になっている。また、クルーゾーもセラーズからロジャー・ムーアに変更された。『X』と『5』には第1作『ピンクの豹』以来となるニーヴン、ワグナー(『5』のみ)、キャプシーヌが同じ役で出演した。そのニーヴンも同作を遺作として1983年に死去した。

1993年には10年振りの第8作となる『ピンク・パンサーの息子』が製作された。クルーゾーに隠し子ジャック・ガンブレリ巡査(ロベルト・ベニーニ)がいたという設定で、警官となったジャックの活躍を描いている。その母親役で第1作以来のクラウディア・カルディナーレが出演したが、役柄は第1作のダーラ王女ではなく、第2作『暗闇でドッキリ』でエルケ・ソマーが演じたヒロインと同名のマリア・ガンブレリであった。ドレフュス、ケイトーも登場、スタークも出演した。フランソワ刑事はマランヌが1991年に引退したため、ダーモット・クローリーが演じている。
リブート版

シリーズのリブート版として、2006年スティーブ・マーティンがクルーゾーを演じた新作『ピンクパンサー』が公開された。2009年には第2作『ピンクパンサー2』が公開されている。
主なキャスト

キャラクターピンクの豹暗闇でドッキリピンク・パンサー2ピンク・パンサー3ピンク・パンサー4ピンク・パンサーXピンク・パンサー5ピンク・パンサーの息子ピンクパンサーピンクパンサー2
クルーゾー警部ピーター・セラーズロジャー・ムーア スティーヴ・マーティン
リットン卿デヴィッド・ニーヴン クリストファー・プラマー デヴィッド・ニーヴン 
ドレフュス主任警部 ハーバート・ロムケヴィン・クラインジョン・クリーズ
ケイトー バート・クウォーク 
エルキュール刑事ほか グレアム・スターク 
フランソワ刑事 アンドレ・マランヌダーモット・クローリー 
スレイ刑事 テッド・ワス 
ガンブレリ巡査 ロベルト・ベニーニ 
ポントン ジャン・レノ
ニコル エミリー・モーティマー

ピンク・パンサーのテーマ

「ピンク・パンサーのテーマ」
ヘンリー・マンシーニ楽団の楽曲
収録アルバム『ピンク・パンサー オリジナルサウンドトラック』
作曲者ヘンリー・マンシーニ

「ピンク・パンサーのテーマ(The Pink Panther Theme)」は、映画「ピンク・パンサー」シリーズのテーマ曲。作曲:ヘンリー・マンシーニ、演奏:ヘンリー・マンシーニ楽団。詳細は「en:The Pink Panther Theme」を参照
脚注[脚注の使い方]^ “「ピンクパンサー」が再びリブート 今度は豹が主人公に”. 映画.com (2014年4月2日). 2022年7月15日閲覧。

関連項目

8時だョ!全員集合 - 前半のコントで加藤茶志村けん仲本工事高木ブーが登場する際、ピンク・パンサーのテーマがBGMとして使用されることがあった。

僕のSweet Devil - ドラマ内で何度かピンク・パンサーのテーマが使用されている。










ピンク・パンサー
映画

オリジナル版

ピンクの豹

暗闇でドッキリ

ピンク・パンサー2

ピンク・パンサー3

ピンク・パンサー4

ピンク・パンサーX

ピンク・パンサー5 クルーゾーは二度死ぬ

ピンク・パンサーの息子

リブート版

ピンクパンサー

ピンクパンサー2


アニメ

ピンクパンサー (アニメ)

ピンクパンサー&サンズ

ピンクパンサー&パルズ

クルーゾー警部 (アニメ)

パチスロ

ピンクパンサー (パチスロ)

ピンクパンサー3

ピンクパンサーSP[1]

^ “パチスロ ピンクパンサーSP機種情報”. 777パチガブ (2022年6月6日). 2023年1月25日閲覧。
カテゴリ










ブレイク・エドワーズ監督作品
ピンク・パンサー

ピンクの豹 (1963)

暗闇でドッキリ (1964)

ピンク・パンサー2 (1975)

ピンク・パンサー3 (1976)

ピンク・パンサー4 (1978)

ピンク・パンサーX (1982)

ピンク・パンサー5 クルーゾーは二度死ぬ (1983)

ピンク・パンサーの息子 (1993)

1950年代

Bring Your Smile Along (1955)

He Laughed Last (1956)

野望に燃える男 (1956)

年頃ですモノ! (1958)

休暇はパリで (1958)

ペティコート作戦 (1959)

1960年代

High Time (1960)

ティファニーで朝食を (1961)


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