劇場版でのピッコロは悟飯が危機に陥った時に登場することが多い。強敵には敗れることもあるが、悟飯やクリリンが苦戦する中堅クラスの敵を倒すことも多く、戦いの支えになっている。登場シーンでは専用のピッコロのテーマが流れる。なお、この曲はもとはアニメ『ドラゴンボール』でのピッコロ大魔王のテーマ曲をアレンジしたものである。
劇場版4作目『ドラゴンボールZ』では、サンショを倒し、悟空と共にガーリックJr.と闘う。
劇場版5作目『この世で一番強いヤツ』では、悟飯が襲われているところを助けたが、その後逆に捕らえられ、Dr.コーチンに洗脳され悟空と闘わせられる。正気に戻った後は悟空たちと共にDr.ウイローに立ち向かい、悟飯と連携して悟空を援護。戦いが終わった後には悟飯を褒めるなど師弟の絆も見せた。また、悟飯が夢の中で「ピッコロさんだ?いすき」という歌を歌う。
劇場版6作目『地球まるごと超決戦』では、悟飯がターレスに襲われているところを助けるがターレスに敗れる。その後、悟空が元気玉を完成させるまでの時間を稼ぐためクリリンたちと共にターレスに再び挑んだ。
劇場版7作目『超サイヤ人だ孫悟空』では、悟飯がドロダボらと戦っている最中に駆けつけドロダボを倒すが、悟飯を庇ってメダマッチャとアンギラの攻撃を受ける。その後、巨大化したスラッグとの闘いではスラッグを弱体化させるため自分の耳を引きちぎり悟飯に口笛を吹かせ、自身はスラッグの触角を引っ張り弱らせた後、気を使い切った悟空に自分の気を分け与え回復させる。
劇場版8作目『とびっきりの最強対最強』では、悟飯の危機に登場しドーレとネイズを撃破する。逃走していたサウザーを追う途中、クウラによる光線が胸を貫通。地上に落下し、エネルギー波を撃たれる。瀕死の重症を負ったピッコロをクウラが悟空に投げ返すも、再びエネルギー波を放たれ、なす術もなく被弾する。最後に生き残ったサウザーを遠距離から魔貫光殺砲で狙撃して倒した。
劇場版9作目『激突!!100億パワーの戦士たち』では、悟飯、クリリンと共にビッグゲテスターのロボット兵と闘い、全滅させる。その後はビッグゲテスターに乗り込み、量産されたメタルクウラに窮地に追い込まれるが、メタルクウラが次々と爆発したことで危機を脱し、捕らえられた悟飯たちをビッグゲテスターから逃がす。
劇場版10作目『極限バトル!!三大超サイヤ人』では、13号が悟飯を狙って撃った気功弾をはね返して悟飯の危機を救った後、悟空と共に人造人間13号と闘う。
劇場版11作目『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では、悟空たちの危機に宇宙船で駆けつけブロリーと闘う。登場した直後ブロリーに「ムシケラ」呼ばわりされるが、すぐさま「化け物め、好きにしろ」と返している。ブロリーの圧倒的なパワーには及ばず蹴り上げられるが、ブロリーに怯えて戦意を喪失したベジータに喝を飛ばした。
『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』では、サイヤ人以外の戦士で唯一登場している。
劇場版12作目『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』では、天下一大武道大会にて対戦相手のクリリンの萎縮した様子を見てやる気をなくし試合放棄する。その後、ボージャックに苦戦する悟飯を助けるものの、ボージャックにより身体を串刺しにされ敗れる。
劇場版13作目『危険なふたり!超戦士はねむれない』では、本人は登場しないものの、ピッコロの格好をしたクリリンに助けられた悟飯が見た幻として登場した。
劇場版18作目『神と神』では、ブルマの誕生日パーティーに出席。暴れ出したビルスを止めるために天津飯や人造人間18号と共に立ち向かうが、箸で突かれて気絶させられる。また、パーティーの際にカラオケを歌うカットがあったが、その場にいた悟飯以外の全員が苦しんだり気絶したりしており、音痴という一面も明らかになった。なお、悟飯だけはピッコロの歌を嬉しそうに盛り上げていた。
劇場版19作目『復活の「F」』では、基本的には孤独を愛するため、悟飯の家のすぐ近くにあるサタン所有の山の中で暮らし、毎日夕食だけ悟飯たちと食べているという生活が明かされた[70]。悟飯らの留守中にはその娘パンの面倒を見たり、原作ではほとんど会話する機会のなかったビーデルも遠慮なく彼を茶化してみたりと、悟飯の親類同然の存在となっている。重いターバンとマントを常に身に着けるなど、今でも武術の修業は続けている[71]。悟飯たちと共に殺さぬ程度に加減しながらも、フリーザ軍の兵士の多くを倒す。フリーザ軍で最強の幹部のシサミには若干手こずるも、超サイヤ人化した悟飯が代わりに一撃で倒した。
劇場版20作目『ブロリー』では、ブロリーとの戦いで超サイヤ人ブルーに変身しても勝てないと判断した悟空が、ブロリーの標的が自分たちからフリーザに変わった隙に、ベジータを連れ瞬間移動を使用してピッコロのもとへ戦線離脱する。