ピッコロ_(ドラゴンボール)
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どちらもベースとなったのはピッコロ[注 11]であり、同化前のネイルも神も「(同化後の)人格はピッコロのもの」と語っているが、両者の持っていた知識や記憶もそのまま受け継いだため、それまでのピッコロには見られない言動を見せるようになり[注 12]、人格も徐々に穏やかなものへと変わっていった。ミスター・ポポも同化後はピッコロに対し、同化前の神とほぼ変わらない態度で接している[注 13]

ネイルとの同化後はナメック星の最長老に敬称を付けて呼ぶようになり、神との同化後は以前は呼び捨てにしていた界王に対しても敬称を付加し、大界王や界王神に対して「さま」を付けて敬語を用いて会話するなど立場が上の者に対する敬意や礼儀をわきまえた描写が多く、またブウとゴテンクスの闘いの巻き添えで天界の宮殿が壊されたことに衝撃を受けている。『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』ではブルマやプーアルウーロンと共に突っ込み役に徹しコミカルな姿を見せた。

鳥山明は登場人物の中で一番シャイなキャラクター[58]、「無口でストイック」であるとして、自身が一番好きなキャラクター[59]としてピッコロを挙げている。
特質・能力

後にナメック星人であることが明かされた際、分離前の神はナメック星人の内で「龍族」と呼ばれる種族分類の子として生まれ、ピッコロ(マジュニア)は戦士タイプとして[53]生まれたことも判明、ナメック星の最長老によれば「ドラゴンボールを生み出せる力を持った天才児」であった様子。ナッパに聞かれた際も「オレは闘いの方が専門なんだ」と答えており、デンデからも「あなたは戦闘タイプですから」と言われている[60]。それに加えて幼少期より修行を積んできたため、マジュニアの実力は初代ピッコロ大魔王と神を遥かに上回った。

ナメック星人特有の高い再生能力を持っており、劇中では悟空やラディッツ、セルとの戦いの際、負傷した腕を千切って再生したが、かなりの体力を消耗する[21][注 14]。傷を癒せるわけでもなく、悟空戦で左腕を損傷した時にはいったん腕をもぎ取った上で生え替わらせる必要があった。これはセルに片腕のみ生命エネルギーを吸収された際に腕が萎れた際にも行っている。魔人ブウ編ではダーブラによって石化された際にうっかりトランクスが石化したピッコロを地面に倒して粉々に壊したことがあるが、石化が解けた際には何事もなかったかのように復活している。その際ピッコロは「頭さえ無事なら再生できる」と語っている。さらに、初代が最も恐れていた技「魔封波」も「魔封波がえし」はね返すことができる。

他のナメック星人と同様に食事を摂る必要はなく、水を飲むだけで生活できる。『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』においても「俺は水しか飲まん」と明言している場面がある。アニメでは瓢箪のような物に入れて携帯し、劇場版では滝の水を飲む描写がある。アニメでは幼少期に海で魚を獲り、それをかじるシーンがある[61]。また聴覚が発達しており、遠く離れた人間の会話をも聞き取ることができる。さらにテレパシー、読心、他人同士のテレパシーの会話の傍受も可能[注 15]。暑さ・寒さにも強く[44]、寒冷地において道着1枚でも寒がることなく普通に行動しており、北の都上空にてクリリンや天津飯が寒がる様子を見て、「地球人は不便」と発言している[62]

腕の組織を変化させて伸ばしたり、容積を変えて体を巨大化させることができる。これは魔族の力を有しているため[63][注 16]。戦士タイプでありながら、龍族特有の能力[要出典]である「物を作り出す能力」(衣類や靴、道具など)も備えている。ただし、ドラゴンボールを作ることはできない。

修行中、戦闘中に手も触れず岩を動かしている描写が多々見られ、集めて固めた岩をガンマ2号にぶつける念動力も使用していた。
他のキャラクターとの関係.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節には、過剰に詳細な記述が含まれているおそれがあります。百科事典に相応しくない内容の増大は歓迎されません。内容の整理ノートで検討しています。(2018年4月)

地球の神との関係

ピッコロ大魔王は元々神が排除した僅かな悪の心であり、同じ命なのでどちらかが死ねば同時にもう一方も死んでしまう関係にある。そのため本来なら同一人物であった神はピッコロ大魔王が爆死した時に同時に死亡するはずだったが、ピッコロ大魔王がピッコロ(マジュニア)を産んだことにより無事であった[48]

神はずっと自らがピッコロ大魔王を生み出し人々を苦しめた責任を感じていたため、第23回天下一武道会では自らの死と引き換えにしてピッコロを消滅させようとした。しかし、それから5年後のサイヤ人編でピッコロが悟飯に修行をつけるべくさらった際にはピッコロについて「以前とは違う。悪には違いないが、昔のような狡賢い粗暴さが失せているように感じる」と語り、ピッコロがナッパの攻撃から悟飯を守って死んだのが原因で自らが消滅する際にも「ピッコロが自分を超えたのは嬉しい」と発言していた。その約1か月半後にナメック星のドラゴンボールでピッコロが生き返ったのと同時に神も生き返り、それに伴い地球のドラゴンボールも復活したことには、これを提案したピッコロを賞賛している。

ピッコロ大魔王は自分を分離した神を憎んでおり、ナメック星でネイルに「元通りの1人のナメック星人になって戻って来さえすれば」と指摘された時もピッコロは「あんなヤツと2度と同化する気はない」と発言し、人造人間編でもクリリンが「あいつは神様のことが大嫌い」と述べている。ナメック星の最長老は「元々龍族の天才児だった神がピッコロ大魔王と2人に分離しなければサイヤ人にも勝てただろう」と評している。

サイヤ人やフリーザ一味との死闘を経ても変わらず神を嫌うピッコロとは逆に神は徐々にピッコロを信頼するようになっていった。アニメでは神がナメック星から帰還したピッコロに後継者となるよう薦めたが断られている[64]。ただし、この時だけはピッコロも復活したガーリックJr.を封印するために命を懸けた神を褒めていた。

さらに3年後の人造人間17号人造人間18号の戦いに敗北した後、ついにピッコロは神と融合する決心をして神殿を訪れるも神は16号・17号・18号の3人が本当に地球に害を及ぼす者たちなのか疑問を抱いており「最終的な決断を下すには決定的な理由がほしい」と語った。この時にピッコロは神に対して「臆病者め。それなら取り返しのつかないことになって後悔するまで待ってやろう」と悪態をついている。その後ピッコロと神はセルの出現に伴い融合したが、融合後もピッコロは「一度合体してしまうと、二度とふたりには戻れんのだ。そうでなければ神との合体をあれほどためらいはしなかった」と語っている。

ピッコロと神の融合後、新たな地球の神となったデンデについては自らが神と同化した経緯などから神の知識を授ける役目を担当している。デンデいわくピッコロは「ネイルさんにそっくり」。デンデもピッコロを頼りにしている様子を見せ、アニメではフリーザ戦の段階でピッコロがネイルと同化したことを感じ取り応援している。ピッコロも鮮やかに地球のドラゴンボールを復活させたデンデを見て地球の神としての資質を高く評価している。
悟飯との絆

当初は世界征服の野望を持っており悟空たちと敵対していたが、ラディッツの地球襲来の際に初めて手を組んで共闘する。その戦いで悟空もろともラディッツを魔貫光殺砲で殺害し、その戦いの直後に悟飯を連れ去り修行をつける。その時のピッコロは自身の余命[注 17]に気付いていたようで「たとえ宿敵の息子でも何かを残したい気持ちがあったのだろう」と神は述べている。

サイヤ人編の頃は悟飯に対しても非情な態度が目立っていたが、恐怖から身体が動かずナッパを追撃できなかった悟飯を酷評しながらも内心では彼の再起を期待する発言をしたり、ナッパの攻撃を身を挺してかばって命を落とした際、「貴様ら父子の甘さがうつった」などと悪態を吐きながらも「オレとまともに話してくれたのはお前だけだった」「貴様といた数か月[注 18]、悪くなかったぜ」と涙ながらに礼を言った。

悟飯の方も、「ピッコロさんは思ってたよりとってもいい人」などと慕うようになった。悟飯はチチの反対を押し切ってナメック星行きを決意した際「ボクはピッコロさんを生き返らせたい。


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