ピクセル
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

テレビ(NTSC規格など)のように、ピクセルの縦横比(ピクセルアスペクト比)が1:1でない場合もある[注 1]。この場合は表示時に常に補正を行っている。
色詳細は「色深度」および「サンプル (グラフィックス)」を参照ピクセルアート

大半のカラー画像において、一つのピクセルは、三原色の各原色()で独立した明度情報を有する[注 2]。ピクセルにどれだけの情報量を与えるかによって、そのピクセルが表現できる色数が決まる。例として、1ピクセルに1ビットの情報しか割り当てない場合、ピクセルは2色しか表現できない。それぞれの原色のチャンネルに8ビット(28=256 階調)、計24ビットの情報を割り当てれば、(28)3=16,777,216 色が再現できる(一般的に、ヒトの目は750万色?1000万色程度の識別が可能であるといわれており、これを十分にカバーできる)。また、1ピクセルに32ビットの情報を割り当てる場合もあり、この時は色の表現に24ビットを使用し、残りの8ビットアルファチャンネル (透明度) を記述するために使用することがある。

コンピュータにおいては、1ピクセルあたりに割り当てる情報量によって、16ビット (赤、青は5ビット=32階調、緑は6ビット=64階調) で表現する場合をハイカラー(英語版)、24ビット (各原色8ビット=256諧調) で表現する場合をトゥルーカラーと呼ぶ。ディスプレイデバイス等において、アルファチャンネルは意味をなさないが、24ビットに比べて、メモリアドレスやデータの扱いが簡単であることから、各ピクセルに32ビットを割り当てる場合もある (この場合は「トゥルーカラー」となる)。商業印刷用途などでは、48ビット(各原色16ビット=65,536階調)も用いられる。
アンチエイリアス詳細は「アンチエイリアス」を参照

コンピュータで扱う画像ではピクセル単位より細かく描画することはできない。このため、物体の輪郭にジャギーと呼ばれるギザギザが発生してしまう。このジャギーを軽減するために、物体の輪郭を背景と融合するように、色を滑らかに変化させることをアンチエイリアス (: anti-alias) といい、その処理をアンチエイリアシングという。アンチエイリアスをかけると輪郭がぼやけてしまうため、ビットマップフォントなどではアンチエイリアス処理(アンチエイリアシング)は行われないことが多い。アンチエイリアス処理に前述のアルファチャンネルが利用されることもある。
メガピクセル

メガピクセル(英語: Megapixel)は、万単位のピクセルを示す単位として用いられる。1メガピクセルは100万画素である。主にデジタルカメラの性能指標として用いられる場合が多い。しかし日本ではあまり用いられておらず、数字を大きく見せるために「1000万画素」などと表現されることが多い。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ テレビでは走査線数が決まっているため、高画質にするために水平解像度を増やすためである。(画面アスペクト比#DVD-Videoの画面サイズを参照)
^ 色差情報(Cr、Cb)、輝度情報(Y)などを用いる場合もある。詳細は色空間を参照。

出典^ “は行 (CG 用語辞典)”. 日本大学理工学部応用情報工学科吉川・山口研究室. 1996年11月3日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2024年2月9日閲覧。

関連項目

ビットマップ画像

ペイントソフト

ボクセル

テクセル



画面解像度

ディスプレイ解像度

画像処理

画像編集

図形処理情報センター










データ圧縮方式
可逆

エントロピー符号

一進法

算術

Asymmetric numeral systems(英語版)

ゴロム

ハフマン

適応型(英語版)

正準(英語版)

MH


レンジ

シャノン

シャノン・ファノ

シャノン・ファノ・イライアス(英語版)

タンストール(英語版)

ユニバーサル(英語版)

指数ゴロム(英語版)

フィボナッチ(英語版)

ガンマ

レーベンシュタイン(英語版)


辞書式(英語版)

BPE

Deflate

Lempel-Ziv

LZ77

LZ78

LZFSE

LZH

LZJB(英語版)

LZMA

LZO

LZRW(英語版)

LZS(英語版)

LZSS

LZW

LZWL(英語版)

LZX

LZ4

ROLZ(英語版)

統計型(英語版)

Brotli

Snappy

Zstandard


その他

BWT

CTW(英語版)

Delta

DMC(英語版)

MTF

PAQ

PPM

RLE


音声

理論

ビットレート

平均(ABR)

固定(CBR)

可変(VBR)


コンパンディング

畳み込み

ダイナミックレンジ

レイテンシ(英語版)

標本化定理

標本化

音質

音声符号化

サブバンド符号化

変換符号化

知覚符号化

コーデック

A-law

μ-law

ACELP

ADPCM

CELP

DPCM

フーリエ変換

LPC

LAR

LSP


MDCT

音響心理学

WLPC


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:21 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef