クルーク株式会社は当時、Linux、Apache、MySQL、PHP(いわゆるLAMP)などのオープンソースソフトウェアと自作サーバによる低価格なシステム開発やWeb制作の受託を中核事業に行っていた。しかし、2007年(平成19年)9月10日、クルークの社内サーバを社外協力者、上谷隆宏に提供し、開始した「pixiv」が同月、会員1万人に到達する急成長を見せ、同年10月1日、上谷が入社し、開発、運営の業務を開始した。2008年(平成20年)には、会員数38万人、月間3.6億PVに成長したため、事業内容の見直しを行い、「pixiv」を中核事業に変更し、商号も2008年(平成20年)11月1日、ピクシブ株式会社に再変更した[79]。 ピクシブ株式会社に商号変更後は、Webサービスの「pixiv」および姉妹サービス「drawr」、「ピクシブ通信」事業を一本化し、2008年(平成20年)末には、採算ラインに到達している。[80] ピクシブは早期から広報活動に積極的にTwitterを利用している企業の一つでもある[注釈 2]。「リアルとの連動」として「pixivフェスタ」[81]「pixivマーケット」[82]などのイベント開催や、書籍など各種グッズの制作販売[83]にも手を広げている。
事業
pixiv - イラストコミュニケーションサービス
pixivコミック - 無料連載と電子コミック販売機能があるマンガサービス
pixivノベル - 小説総合サイト
pixivFANBOX - クリエイター支援サービス
pixivFACTORY - グッズや同人誌の作成サービス
pixivSketch - お絵かきコミュニケーションアプリ
pixivision - 創作系メディア
sensei - お絵描き学習サービス
ピクシブ百科事典 - 百科事典サービス
pixivAds - セルフサーブ型の運用型広告プラットフォーム
BOOTH - 創作物の総合マーケットプレイス
VRoidStudio - 3Dキャラクター制作ソフトウェア
VRoidHub - 3Dアバタープラットフォーム
事業内容と収益構造