ビートルズ
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1973年のアルバム『リンゴ』ではアルバム上だけではあったが4人が同じ新作アルバムの中で演奏、レノンが提供した楽曲「アイム・ザ・グレーテスト」ではレノン、ハリスン、スターが演奏に参加している[注釈 57]
解散後
1970年代

1971年8月、ハリスン主はチャリティー公演「バングラデシュ・コンサート」がニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンを主催し、スターと共に出演した。そのライブ・アルバムは翌年の1972年に発売され、第15回グラミー賞の年間最優秀アルバム賞を獲得している。

1973年、アップル・レコードより2枚組ベストアルバム『ザ・ビートルズ1962年?1966年』(赤盤)と『ザ・ビートルズ1967年?1970年』(青盤)が発売される。赤盤がビルボードのアルバムチャートで3位、青盤が1位を獲得した。日本のオリコンでは赤盤が7月9日付けで1位、1973年度の洋楽年間チャート1位となっている[注釈 58]

またこの年は世界各国でビートルズのリバイバルブームが起こり、『タイム』や『ニューズウィーク』などでビートルズが取り上げられた[117]。更に同年11月にリリースされたスターのアルバム『リンゴ』では、他の3人が楽曲提供を行ったほか、録音に参加したことでも話題となった。
1980年代

1980年12月8日(米国東部時間)レノンがニューヨークの自宅前で射殺された。 翌年1981年にハリスンが発表したレノンの追悼曲「過ぎ去りし日々」にはスターがドラムス、マッカートニー率いるバンド・ウイングスのメンバーがコーラスとして参加。本曲はレノンの死後初めて他メンバーが共演した作品となった[注釈 59]

1985年、『ギネス・ワールド・レコーズ』が「世界でのビートルズのレコード、テープの総売り上げが10億枚以上」と認定した[注釈 60]

1987年2月26日、ビートルズの作品がCD化され正式に発売された[注釈 61][118]。同年3月9日、「レノン=マッカートニー」がアメリカの「ソングライターの殿堂(英語版)」に選ばれた。本来はアメリカ国内の作詞家に対するもので、アメリカ人以外の作曲家としては初の殿堂入りとなった。
1990年代

1995年、『ザ・ビートルズ・アンソロジー』のプロジェクトが開始、同年11月、プロジェクトの一環でコンピレーションアルバム『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』が発売された。本作にはレノンが遺した未発表のデモ音源を元に製作された新曲「フリー・アズ・ア・バード」や、デビュー前から1964年頃にかけての未発表曲やデモ音源、別テイクが収録され、ビルボードのアルバム・チャートで3週連続1位を獲得している[注釈 62]。翌1996年には『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』、『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』が発売された

1999年にはアニメ映画『イエロー・サブマリン』のDVDがサウンドを5.1ch化され再発されたほか、映画で使用された楽曲に最新のリミックスなどを施した初のリミックスアルバム『イエロー・サブマリン ?ソングトラック?』が発売された。
2000年代

2000年10月、『ザ・ビートルズ・アンソロジー』の書籍版が出版。同年11月、米ビルボードと英ミュージック・ウィークで1位になった27曲を収録したベストアルバム『ザ・ビートルズ1』が発売。世界34か国で1位を獲得した。

2001年11月29日、ハリスンが脳腫瘍と肺癌のためカリフォルニア州ロサンゼルスで死去する。2003年11月、アルバム『レット・イット・ビー...ネイキッド』が発売。ゲット・バック・セッションで録音された音源に最新のリミックスとリマスタリングを施し、『レット・イット・ビー』でマッカートニーが不満を表明していた[119]フィル・スペクターによるオーケストラなどの追加部分が削除された。

2006年11月、人気ミュージカルシルク・ドゥ・ソレイユのサウンドトラックとして、リミックスアルバム『LOVE』が発売される。2007年1月、イギリスでビートルズのアルバム・ジャケット画を使用した切手が発売[120]

2009年9月9日、イギリス盤オリジナル・アルバム12作と米編集『マジカル・ミステリー・ツアー』、『パスト・マスターズ』のCDが新たにリマスタリングされたステレオ音源で世界同時発売。同日CD BOX『ザ・ビートルズ BOX』(これらステレオ音源をまとめたもの)に、CD BOX『ザ・ビートルズ MONO BOX』も発売された[121]。後者には『ザ・ビートルズ』までのオリジナルアルバムのモノラル音源と2枚組の『モノ・マスターズ[注釈 63] が収録されている。ステレオ・アルバム・ボックスをUSBメモリに収録した『ザ・ビートルズ USB BOX』も発売された。このボックスにはオーディオCDのスペックをしのぐFLAC 44.1Khz 24 bitで収録された音源の他、CDブックレット、ボーナスDVDをデータ化したものも収録されている[122][123]
2010年代

2010年、作品のiTunesでのデジタル配信が解禁される。『LOVE』も2011年2月に配信され、同時にアルバムで1位を獲得した。

2011年6月、『ザ・ビートルズ・アンソロジー』のリマスター版が配信開始。2013年11月11日『オン・エア?ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』が世界同時発売。2014年1月27日、ビートルズ訪米50周年記念公演『The Night That Changed America: A Grammy Salute To The Beatles』を開催。終盤ではマッカートニーとスターが「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」と「ヘイ・ジュード」で共演した[124]

2015年11月6日にはリミックスが施された『ザ・ビートルズ1』が、ミュージック・ビデオ集のDVD&Blu-rayとのセットで再発売された[125]

2016年3月8日、ビートルズのほとんどの楽曲をプロデュースし「5人目のビートルズ」とも称されたマーティンが死去する。6月17日にmoraで全アルバムのリマスター版と『LOVE』、『アンソロジー』、『アンソロジー・ハイライト』が解禁された。

2017年5月27日、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の発売50周年を記念したボックスが発売[126]

日本では2017年11月18日?2018年1月28日の日程で「ビートルズ展」が開催され、日本公演のプログラムなどのほか日本初公開アイテムを含む約400点を展示されている[127]

2018年11月9日、『ザ・ビートルズ』の発売50周年を記念したボックスが発売[128]

2019年9月27日、『アビイ・ロード』の発売50周年を記念したボックスが発売。翌10月4日付の全英アルバムチャートで1位を獲得し、1970年1月31日以来の1位奪還を果たした[129]
2020年代

2021年10月15日、『レット・イット・ビー』スペシャル・エディションが発売[130]

2021年11月25日、ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ: Get Back』がDisney+で配信開始[131]

2022年1月28日、ライブ・アルバム『Get Back (The Rooftop Performance)』が各種ストリーミングサービスで配信開始[132]


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