この番組ではいわゆる人形キャラクターも繰り出して視聴者と対決するコーナーもあった。後年にシルシルミシルにてカール君・小カール君ターボ・ツヨイナーちゃんが登場したが、この内、カール君とツヨイナーちゃんだけ非常に状態が悪く(ほとんどの部分で骨格が露出している)、唯一状態が良いものは小カール君ターボのみである。
カール君
100m走の優勝者が、カール・ルイスを模した人形と対戦するもので、カール君は100mのトラックをレール上で走るというものだった。その後、人形は対小学生用に開発された少年型の小カール君、小カール君の胸元に赤いパトライトが取り付けられレース後半で急加速する仕様になった小カール君ターボへと変更された。レール上を走る特性上、レース中に脱線してリタイヤすることがしばしばあった(特にカール君に多かった)。また、挑戦者が小カール君よりも早い時にカール君が登場するが、そのスピードが100mで8秒台を出してしまい、「本物より速いじゃないか」と突っ込みを入れられたことがあった。
ダイナマイトジョンソン君?ツヨイナーちゃん
第2期開始時にカール君に替わって登場したベン・ジョンソンを模した人形。モデルのジョンソンがソウルオリンピックでのドーピング違反で金メダルを剥奪された不祥事を起こした事から、フローレンス・グリフィス=ジョイナーを模したツヨイナーちゃんに変更された。
トビウオ君
水泳において挑戦者と一騎討ちする人形。スクリュー付きの人形なのだが、水上で浮いており操縦できないのでよく方向が逸れてコースアウトしていた。
球道君
番組にも数回ゲスト出演した水島新司の野球劇画『球道くん』の主人公・中西球道をモチーフにした人形を張り合わせたピッチングマシーンを使い、草野球選手がそれを打てるかという企画だった(なお、新司の子息である新太郎は放送当時たけし軍団セピアのメンバーだった)。
北野暴流闘(きたの・ぼると)君
2015年の復活特番において登場した100m走用の人形で、外観はたけしを模しながらも名前はウサイン・ボルトに掛けており、手にボルトを持っている。カール君らは100mを11秒前後で走っていたが、100mを実際のボルト並みの9秒台で走ることができる。
エピソード
野球コーナーでは特別編として1986年8月頃に「たけし軍対名球会」が行われた。しかし放映予定時がフライデー襲撃事件と重なってしまった事から放送無期延期となった後、1988年秋に約1年半遅れで放送された。試合結果は先発の金田正一は好投したものの、引退間もない平松政次などが打ち込まれて完敗。金田がリベンジを誓い、これが後に正月恒例の「名球会VSビートたけし&芸能界ドリームチーム」に繋がる。
野球コーナーでは、後に阪神タイガースに入団する麦倉洋一が中学生時代に出演したことがある。試合はたけし軍団と対決し1安打完封、たけしに「君はプロでやっていける」と絶賛された。
※1989年、サッカーコーナーで助っ人として参加した三浦知良がゴールを決めた際にカズダンスを披露した、これが日本のテレビで初めてカズダンスが放送された場面である。
※回数は少なかったがボウリングも行われていた。番組後期には大橋巨泉が参戦、独特のボディーアクションが笑いを誘った。総集編のときに巨泉のボディーアクションをまとめたVTRが流され、たけしたちは大笑いしていた。
※は、2015年3月22日の復活特番でも放送された。
たけしが番組内のトークで「実は跳び箱が出来ない」と語った事から、『オールナイトニッポン』と共同で、オリンピックイヤーに因んで「たけしの跳び箱オリンピック」なる企画が放送された。ニッポン放送の栗村智の実況・森末慎二の解説でニッポン放送スタジオ内で行われ、最終的に8弾をクリアして克服に成功した。この模様は『オールナイトニッポン』では1988年12月1日に、『スポーツ大将』では同年12月14日に放送された。
'86オールスター!!秋の番組対抗
スポーツ大将スペシャル
ジャンル特別番組(スポーツバラエティ番組)
構成八田辰夫