ビーイング
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ビーイング側は「見解の相違はあったが、国税当局の指摘を受け入れ、修正申告した」とコメントしている[16]

2013年、新山詩織KNOCK OUT MONKEYがメジャーデビュー。

2013年、新レーベルRozetta LabelとCRIMZONを設立。

2014年WAR-ED植田真梨恵がメジャーデビュー。

2014年、新レーベルWhite Cafeを設立。

2015年、女性ダンス&ボーカルグループLa PomPon安良波明里焚吐蓮花アンティック-珈琲店-がメジャーデビュー。

2016年、オーディションで選ばれたNANAが参加するグループLily's Blowがメジャーデビュー。

2017年Cellchromeがメジャーデビュー。他にメンバー全員が音大出身というグループNormCoreがメジャーデビュー。

2018年、大阪拠点のGIZA studioからdpsがメジャーデビュー。

2019年、長戸大幸プロデュースによりGIZA studioから女性ロックグループSARD UNDERGROUNDがメジャーデビュー。同じくGIZAから長戸大幸プロデュースにより新ボーカルを迎えたWANDSが再始動。

2020年代


2020年、男性2人組ユニットall at once、オーディションで選ばれたRAKURAがメジャーデビュー。

2023年4月4日、社名を株式会社ビーイングから株式会社B ZONEに変更した[17][18]

ビーイングの特徴
制作方針

グループ代表の長戸大幸が全面プロデュースを行っていた80年代?90年代のビーイングは、既存のアイディアを奇抜に組み替えて全く別のものを作るという意識であった。特に顕著だったのは、アマチュアバンドと契約してプロデビューさせるのではなく、オーディションで発掘したボーカリストを主体に、完全にプロデューサー主導で結成されたバンドがほとんどな点である。B'zも含めて、顔を合わせるまでお互いの素性も経歴、音楽志向も知らなかったケースもよくあった。

また、ビーイングはクリエイター集団という特徴を最大限生かし、バンドやアーティスト自身の自作にはあまりこだわらずに、グループ所属の人気ミュージシャンやクリエイターの作品をほぼ独占的に採用して分業していた点にある。ただ、こうした制作方針は結成当初にはうまく機能して大ヒットを量産するものの、活動していくにつれてメンバー間の「音楽への方向性の違い」などから脱退・解散してしまうことが少なくなかった。

現在は、一部を除きそのような傾向は薄れており、B'zがK-POPキム・ヒョンジュンに楽曲を提供したり、ビーイング所属クリエイター陣の小澤正澄(元PAMELAH)がSKE48アイシテラブル!」、後藤康二(元ZYYG)が乃木坂46ガールズルール」のシングル曲をそれぞれ作曲・編曲してオリコン週間シングルチャートで1位を記録するなど、K-POPやアイドル作品を含めて外部に幅広く作品を提供している。
タイアップ

レコード会社としてテレビアニメテレビドラマ作品の主題歌タイアップとして提供し、その主題歌のシングルCDの売上貢献に寄与させる戦略を得意としている。これは長期的に主題歌として流れるため、視聴者(主に若年者)層へ楽曲を浸透させることができ、アーティストのファン層の拡大と関連商品に対する出費を惜しまないアニメファンによる購買が期待できることを狙いとしている。楽曲によってはタイアップするアニメのシナリオや世界観などを参考にしながら歌い手が作詞している。

1990年代には刑事ドラマ『代表取締役刑事』や『ララバイ刑事シリーズ』への楽曲提供、さらにテレビアニメ『ちびまる子ちゃん(第1期)』での「おどるポンポコリン」が1990年の代表曲となる程のメガヒットを記録したのを皮切りに、1993年から放映が始まったテレビアニメ『スラムダンク』以降のテレビ朝日19時30分及び枠以降の18時枠で番組開始から1999年の終了までOPの一部を除き一貫してビーイング系アーティストがオープニング曲とエンディング曲を担当、楽曲が作品内容にマッチしていた事もあり高い支持を得た。また、1996年?1997年に放映されていたテレビアニメ『ドラゴンボールGT』や、1996年から放映が始まったテレビアニメ『名探偵コナン』においてもビーイング系アーティストがほぼ独占的にオープニング曲とエンディング曲を担当[19]してミリオンセラーが出ている。

テレビアニメ『名探偵コナン』以降、小学館に連載される少年漫画を原作にアニメ化した作品との繋がりが強くなり、『メタルファイト ベイブレード』『格闘美神 武龍』『PROJECT ARMS』『モンキーターン』『メルヘヴン』『結界師』『ゴルゴ13』『天使な小生意気』などのテレビアニメに放送開始時からオープニング曲とエンディング曲、劇伴楽曲を提供している(これら作品の版権管理は小学館集英社プロダクションが行っている)。これらの他にも多くのアニメ主題歌やサウンドトラックの制作を担当している。

またゲーム関連では、『テイルズ オブ シリーズ』(ロールプレイングゲーム)のテーマ曲を提供していた時期もある(現在は主にエイベックス)。

アニメ以外でもビーイング系アーティストのリリースする曲の大半はCM音楽番組バラエティ番組深夜番組NHKオリンピック歴代テーマソング[注釈 5]などとタイアップが付き、メディア出演をせずとも多くの人がテレビやラジオを通じて耳にするようになっている。テレビドラマ主題歌へのタイアップは2000年代には少なくなっている。
ラジオ局でのパワープレイ

1999年の倉木麻衣の『Love, Day After Tomorrow』が全国のラジオ局でパワープレイされてミリオンセールスを記録した事をきっかけに、アーティストデビュー時に全国のラジオ局と組んでパワープレイを獲得してプロモーション展開を図っている。

なお、日本でいち早くパワープレイを導入した大阪のFM802では、これまでビーイング系アーティストの楽曲が一度も採用された事がない。[注釈 6]

FM802の姉妹局であるFM COCOLOではパワープレイは設けられていないが、過去にB'zがマンスリーアーティストとして選ばれた事がある。
自社レーベルの導入

今でこそプロダクション系レコード会社はめずらしくなくなっているが、ビーイングでは1991年から立て続けに専用レコード会社及びレーベルを設立している。インディーズレーベルも含む。

B.JIN(ビージン) →
ZAIN RECORDS(1991年)

BMG ROOMS → Rooms RECORDS → VERMILLION RECORDS(1992年)

B-Gram RECORDS(1993年)

GIZA studio(1999年)

TENT HOUSE(1999年)※インディーズ作品のリリース

ZAZZY(2005年)※インディーズ作品のリリース

NORTHERN MUSIC(2007年)

D-GO(2012年)

GIZA JAZZ → O-TOWN Jazz(2012年)

Being(2012年)

CRIMZON(2014年)※インディーズ作品のリリース

海峡レコード(2019年)※演歌レーベル

asistobe(2020年)※Z世代クリエイター専門レーベル(読みはアズイズトゥビィ)

1995年には、流通販売も自社で行う目的でJ-DISCを設立。これにより制作から、発売・販売・宣伝全てを自前で行う仕組みが完成した。

現在、上記レコード会社および流通販売会社はGIZA studioを除きビーイングに統合され、ZAIN、B-Gram、VERMILLION、NORTHERNはレコード・レーベルの一つである。その結果、現在のレコード会社としてはBeing INC.とGIZAの2社で統一され、各レーベルが付帯されている。
運営終了レーベル

Amemura O-town Record(1997年7月1日?1999年4月30日)※関西拠点最初のメジャーレーベル。実質的に小松未歩のプライベートレーベルとなっていた。[注釈 7]

Styling Records(1996年)※同レーベルよりインディーズデビューしていたYOKO Black. Stoneがメジャーデビューする際、レーベル名をそのまま継承し、運営をギザ(GIZA. Inc.)に移した。

DAY TRACK(2003年)※インディーズ作品のリリース

pure:infinity(2010年)

CARAMEL MONSTER RECORDS(2011年)※インディーズ作品のリリース

FREEDOM WEST(2011年)※インディーズ作品のリリース

depth(2012年)※インディーズ作品のリリース

Rozetta(2014年)※インディーズ作品のリリース

White cafe(2015年)

Honey Bee Records(2016年)

専門レーベルの導入

1990年代以降はビーイング出資によるレコード会社が次々に設立されてきたが、遡れば1980年代初頭より自社制作音源を供給する目的で大手レコード会社内に専門レーベルを設立した経緯がある。なお、LOUDNESSBOOWY亜蘭知子秋本奈緒美浜田麻里TUBEB'zなど1980年代に発表された作品はビーイングが制作したマスターテープ(原盤)をレコード会社側が買い取った上で発売されているが、1990年代以降はビーイングが原盤権を保有しレコード会社や音楽出版社と原盤供給契約をしているものが殆どである。


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