2011年6月に彼がオフィシャル・サイトに掲載した情報によると、イエスは前身バンドのメイベル・グリアーズ・トイショップが改名して誕生したもので、初代のドラマーはメイベル・グリアーズ・トイショップのボブ・ハガー(Bob Hagger)だった。ジョン・アンダーソン、クリス・スクワイア、ピーター・バンクス、ハガーの4人が並んで寝そべっている写真も公開された。
2009年に発表された自伝には、メロディ・メーカーに掲載された広告がきっかけになってアンダーソンとスクワイアに出会い、1968年7月から9月の間いつも一緒にいたと記述されている。彼とイエス[注釈 8]はロンドンのザ・ラッキー・ホースシューというコーヒー・バーの地下室でリハーサルを行った後、いくつかの小さなライブを行なって成果を出しつつあったが、彼はリーズ大学の学籍をどうするか悩んだ挙句、学業を選んで10月に離脱した。そこでイエスはTony O'Reilly
をドラマーに迎えたが、あまりに酷い演奏だったため、ロイヤル・アルバート・ホールで行われたクリームの解散コンサートの前座での演奏に彼を招聘。これがきっかけとなりイエスに加入した[10]。彼のドラムセットは参加するバンドやプロジェクトによって大きく異なる。ホームページではドラムセットの構成が時代別に図を用いて解説されている[11]。