テキサス州フォートワース出身。本名はウィリアム・パクストン(William Paxton)。高校時代から8ミリの自主映画を撮り続け、18歳の時にロサンゼルスへ渡る。そこでジェームズ・キャメロンと出会い、ロジャー・コーマンのニュー・ワールド・ピクチャーズで美術監督となって、『ビッグ・バッド・ママ』や『SEXアニマル/学生夫人』に参加する。
1975年の『クレイジー・ママ』にもスタッフとして参加したが、監督のジョナサン・デミから「出演してみないか」と誘われて映画デビューする。これがきっかけとなって俳優を志すようになった。
その後ニューヨーク大学で演技を学び、ステラ・アドラーに師事する。1983年の『影の私刑』で本格デビューを飾った。『ストリート・オブ・ファイヤー』、『ターミネーター』を経て、1986年、『エイリアン2』のハドソン役で注目を受け、次第に主役格に昇進する。『アポロ13』という秀作にも恵まれて以降、話題作への出演を重ねた。
2013年には、映画『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』の製作にも参加した。
2017年2月25日に心臓手術後の合併症で死去した[1][2]。61歳没。 『エイリアン』シリーズ、『プレデター』シリーズ、『ターミネーター』シリーズに出演した唯一の俳優である。 ジェームズ・キャメロンの作品によく出演し、アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、ランス・ヘンリクセン、ジェニット・ゴールドスタインともよく共演した。 父はスパイダーマン3部作でバーナード(オズボーン家の執事)を演じたジョン・パクストンである。ジョンは、ビルの出演作である『ブレイン・デッド/脳外科医R』『ワイルド・ガンズ』『フェイクディール/偽札』『シンプル・プラン』『フレイルティー 妄執』に端役ながら出演している。俳優としてのデビューはビルより後なので、ビルは二世俳優とはいえない。俳優デビュー以前のジョンは小規模映画のプロデューサーをしていた。 息子のジェームズ・パクストン(英語: James Paxton (actor)
人物
女優・歌手のサラ・パクストンとは七従兄妹(5代差・16親等)の遠戚である。 公開年邦題
フィルモグラフィ
映画
原題役名備考日本語吹替
1975クレイジー・ママ
Crazy Mamaジョンクレジットなし
1981パラダイス・アーミー
Stripes兵士星野充昭(フジテレビ版)
TBA(オンデマンド配信版)
1983影の私刑
The Lords of Disciplineギルブレス
モーチュアリー
Mortuaryポール・アンドリュース
1984ストリート・オブ・ファイヤー
Streets of Fireクライド関俊彦(フジテレビ版)
花輪英司(オンデマンド配信版)
インパルス 暴走する脳
Impulseエディ
ターミネーター
The Terminatorパンク・リーダー鈴置洋孝(テレビ朝日版)