ビヨンセ
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

世界各地のチャートで1位を獲得したほか、Rolling Stone[33]The Guardian[34]といった大手音楽メディアから「2016年最も素晴らしかったアルバム」に選ばれるなど批評家からも圧倒的な支持を集めた。

2017年6月に双子を出産した[35]

2022年、7thアルバム『ルネッサンス』を発表。このアルバムは3部作の最初の一作=Act 1として発表された。ハウスを取り入れたこのアルバムからは「ブレイク・マイ・ソウル」が全米No.1のヒットを記録。

2024年、8thアルバム『カウボーイ・カーター』を発表。Act1の『ルネッサンス』に続くAct2として発表されたこの作品からは「テキサス・ホールド・エム」が黒人女性として初めてカントリー・ソングス・チャートでNo.1になる快挙を果たした。更にアルバム発売のプロモーションとしてサプライズ来日も果たした。
映画出演[ソースを編集]2007年9月

女優業にも興味を持っていたことから、特に演技の準備もせず、MTVメキ・ファイファーと共に、2001年にヒップホペラ(ヒップホップ・オペラの合成語)『カルメン:ア・ヒップ・ホペラ』(Carmen: A Hip Hopera) に出演。これは、1954年にハリー・ベラフォンテドロシー・ダンドリッジが共演したミュージカル映画カルメン』のリメイクで、女優デビューした作品となった。

2002年7月、映画『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』(Austin Powers in Goldmember) では、フォクシー・クレオパトラ役でマイク・マイヤーズと共演。ビヨンセはアフロヘアーになって演じた。また、同映画サウンドトラックにザ・ネプチューンズプロデュースによる初のソロシングル「ワーク・イット・アウト」(Work It Out) を提供するも、イギリスでトップ10、オランダオーストラリアではトップ40と奮わなかった。アメリカでもラジオでほとんど曲が流れず、PVもMTV, VH1 Soulなどでわずかに露出しただけであった。

2004年、キューバ・グッディング・JrMTV映画『ファイティング・テンプテーションズ』(The Fighting Temptations) に出演。主題歌「ファイティング・テンプテーション」ではミッシー・エリオット、Free, Lyte M.C.をフィーチャリング。映画はほどほどの興行成績を収めたが、曲はそれほどヒットしなかった。

2006年2月10日には、ザニア役としてクルーゾー警部役のスティーヴ・マーティンと共演した『ピンクパンサー』がアメリカで公開された(日本では同年5月12日に公開)。映画の主題歌になったシングル「チェック・オン・イット」(Check On It) は5週連続全米1位を記録し、PVでは全身ピンクに装ったビヨンセがダンスを披露。ピンク色のヒールブーツは、自身もファンであるBAPEの特注品である。映画『Dreamgirls』のプレミアにて(2006年)

同じく2006年には、人気コーラス・グループのシュープリームスをモデルにしたミュージカルドリームガールズ』の映画版に主演。ダイアナ・ロスをモデルにしたキャラクター、ディーナ・ジョーンズを演じた。カーティス役にジェイミー・フォックスのほかにエディ・マーフィジェニファー・ハドソンなどが出演した。ビヨンセは役作りのために半年間の厳しい食事制限をし[15]とうがらしメープルシロップレモン水を混ぜたものを飲み、14日間で10キロもダイエットしたという[18]。ちなみにその後は魚と野菜を中心とした食事で補い健康管理をし[18]、撮影が終わるとフライドチキンなどの揚げ物を食べて元の体重に戻した[15]。映画は12月にアメリカで公開され、ビヨンセはゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。

2008年12月全米公開のチェス・レコードを題材にした映画『キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語』(Cadillac Records) では、ブルース・シンガー、エタ・ジェイムスの役で出演し、エタの代表曲「アット・ラスト」 (At Last) 、「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」 (I'd Rather Go Blind) などを歌った[36][37]

2009年4月24日に全米で公開されたサスペンス映画『オブセッション』(Obsessed) は、公開と同時に全米No.1を記録。本作では出演のみならず、製作総指揮も兼任した。日本では劇場未公開となったが、『オブセッション 歪んだ愛の果て』という邦題で、2009年10月7日に日本版DVDが発売された。

2009年5月に公開されたアニメ映画『Wow! Wow! Wubbzy!: Wubb Idol』(Wow! Wow! Wubbzy!: Wubb Idol) にゲストで声の出演した。

2012年公開予定とされた『スタア誕生』のリメーク版映画(クリント・イーストウッド監督)で主演を務めることが決定していたが[38][12]、妊娠・出産のため制作は延期された。

2013年2月に、自身でプロデュースした自伝的記録映画『ライフ・イズ・バット・ア・ドリーム』(Life Is But a Dream) を、HBOテレビで放映し、自身のプライベート・ビデオや愛娘の姿が公開された。

2013年5月に公開された3Dコンピュータアニメーション映画『エピック』(Epic) で、「Queen Tara」の声の吹き替えを担当した。
ファッション・ブランド[ソースを編集]

2005年11月に、ファッション・ブランド「ハウス・オブ・デレオン」(House of Dereon) を、母親・ティナと共に立ち上げた。「デレオン」は裁縫士だったビヨンセの祖母・アグネスの名からちなんでいる[15]。「ハウス・オブ・デレオン」が掲げる3つのテーマは、「クチュール」「ソウル」「エキサイトメント」[15]。設立に先駆け、デスティニーズ・チャイルドのワールドツアー中の9月9日、ファッション・ロックス・コンサートで実際に服を何着か着て披露した。このファッションは、メイシーズ(アメリカ)などの有名百貨店で入手可能。また、日本のジュエリーメーカーサマンサ・タバサと契約し、バッグやジュエリーのプロデュースに参加したり、ビヨンセ自身が製造過程に関わっているフレグランスのブランド「Beyonce」から、「HEAT」「PULSE」「HEAT RUSH」「MIDNIGHT HEAT」「RISE」などの香水も発売している。
人物・私生活[ソースを編集]ビヨンセの左側は母・ティナ(2010年3月)

愛称の“Queen Bey”は“Queen Bee”と同発音。そのためライブでは蜜蜂女王蜂のコスチュームを身につけることがよくある。また、アレルギーを持つ娘の治癒効果にハチミツが有効であることから、自宅で養蜂も営んでいる[39]

ヘアスタイルやヘアカラーを頻繁に変え、ロレアルのヘアカラーリング商品のテレビコマーシャルにも出演した。本人の地毛は黒人特有の黒いカーリーヘアであり、CM出演時も含めウィッグを愛用し、ブロンドがかったウェーブの髪型にしていることが多い。

ビヨンセがマイケル・ジャクソンを目標にしていることは有名である。デスティニーズ・チャイルド時代のライブで、マイケル・ジャクソンが自分たちの舞台のそでに立って見ているのを発見した時には、興奮のあまりその場で倒れそうになって歌詞をすっかり忘れてしまい、他の二人が穴埋めしたというエピソードがある[15]2007年5月

ビヨンセのワールドツアーにピアニストとして参加した唯一の日本人である辻利恵は、ビヨンセはメンバーそれぞれにソロパートを設けてくれるなど、バンド思いの人で、さらに裏表がない性格で、非常に優しい人物であると述べている[40]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:141 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef