ビット深度_(音響機器)
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ディザ処理は通常1ビット(LSB)分程度の雑音成分を加えるが、確率共鳴により1ビット未満の微小な振幅を拾い上げる効果もある[2]
DSD音声のビット深度

Super Audio CDなどで使われ「1ビットオーディオ」としても知られるダイレクトストリームデジタル(DSD)方式では、常に1ビットのビット深度が使われる。PCM方式とは異なり、音の振幅は1秒間に数百万回のパルスの密度によって記録されるため、ビット深度が何らかの性質を持つことはない。
ビット深度とビットレート

ビットは二進法での桁数である。16ビットと言った場合、16桁の1か0が並ぶ。16ビットで表せる値は216すなわち0から65,535となる。デジタル音響での1秒あたりのデータ量(ビットレート)を計算する方法は以下の通りである:ビットレート = (ビット深度)×(サンプリング周波数)×(チャンネル数)

例えば、サンプリング周波数 44.1kHz、ビット深度 16ビット、2チャンネル(ステレオ)の場合のビットレートは次のようになる:16×44100×2 = 1411200 ビット/秒 = 1411.2 kbps

ビットレートとは、単位時間に処理されるデータ量を意味する。ビットレートはデジタル音響であれば必ず備えている属性であり、圧縮されたオーディオファイル(MP3など)に特有の概念ではない。
脚注[脚注の使い方]^ Xiph.org. “ ⇒24/192 Music Downloads are Very Silly Indeed:”. 2015年11月2日閲覧。
^ Mark D. McDonnell(英語版), Derek Abbott(英語版), ⇒What Is Stochastic Resonance? Definitions, Misconceptions, Debates, and Its Relevance to Biology, PLOS Computational Biology(英語版), PLOS, 2009年5月29日。

関連項目



デジタル音響システム

パルス符号変調

ビット毎秒


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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