放射線の照射により赤血球の溶血反応が発生するが、これは放射線による活性酸素の生成により脂質過酸化反応による膜の破壊によるものである。ラットを使った研究では、ビタミンEの投与により、放射線による赤血球の溶血や細胞小器官であるミトコンドリア、ミクロゾーム、リボゾームの脂質過酸化反応が顕著に抑制された。SODも同様の効果を示した[9]。
相互作用
ビタミンEとビタミンK1(フィロキノン)の間には相互作用があり、ビタミンEは体内のビタミンK1量または活性を減少させる。
出典^ 谷口、橋本、細田ほか 2012, pp. 301?318.
^ Khanna S, Roy S, Slivka A, et al 2005, pp. 2258?64.
^ 平原 1994.
^ 吉川敏一, 谷川徹 (1999). “活性酵素・フリーラジカルの化学と生物 4 活性酸素・フリーラジカルと疾患”