ビズメディア
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これらにより、集英社の作品も含めて、それまで分かれていた小学館系の作品の販売ルートを1本化する[20]

2005年6月に月刊の少女漫画雑誌"Shojo Beatを発行。2009年6月16日発売の2009年7月号、同誌の49号目を最後に休刊した[7]。詳しくは"Shojo Beat"のページを参照。

2007年にパリに子会社ビズメディア・ヨーロッパ(VIZ Media Europe)を設立した[21]。ヨーロッパでの事業を広げるためだったが、そこではすでに人気タイトルの販売契約を既存の企業と結んでいたため、あまり上手くいかなかった[21]。そこで、2009年に小学館・集英社・小学館集英社プロダクションはフランスのKAZE S.A.S.、ドイツのアニメ・ヴァーチャル(Anime Virtual S.A.)を買収して子会社化する[21]。ヨーロッパ現地の大手のアニメ流通会社と繋がることで、日本のアニメ・漫画の海外展開をより積極的におこなえるようになった[21]

2009年1月に日本SFの翻訳レーベル"Haikasoru(ハイカソル)の立ち上げを発表した[22]。"Haikasoru"の名前はフィリップ・K・ディックの『高い城の男』の原題の中にある"High Castle"を日本風にローマ字化したもので、ロゴは天守を図案化したものである[22]

2011年8月8日にアニメヴァーチャル(Anime Virtual S.A.)がビズメディア・スイス(VIZ Media Switzerland SA)と社名を変更した[23]。このときドイツの流通部門AV Visionen GmbHのブランド名・レーベルは維持したまま残した[23]

2011年12月にはアニメイトリブレ出版と提携して"SuBLime"というボーイズラブ、北米ではYaoi[24]と呼ばれるジャンルの新しいレーベルを立ち上げた[25]。これはメジャージャンルだけでなく、ニッチなジャンルも含めた様々な分野の事業拡大の一環である[25]

2013年夏からはサンリオと組んでハローキティ関係の書籍の翻訳と現地のアーティストによる英語版オリジナルの本を出し始めた[26]。これはアメリカでハローキティの人気が上がりだしたものの、アジアやヨーロッパやブラジルなどの地域に比べてアメリカでの展開が遅かったので補うためであった[26]

2013年10月1日から北アメリカではAmazon Kindleと組んで電子漫画の販売を開始した[27]。また、2014年6月10日からビズメディアヨーロッパは電子漫画の配信プラットフォームコミクソロジーと組んでいる[28]。デジタルコンテンツにも力を入れてきたビズメディアは、自社のウェブサイトやアプリなどでも配信をしているが、より広い顧客層に販売するために大手のデジタル配信プラットホームに作品を提供している[27]

2019年にビズメディア・ヨーロッパおよびビズメディア・スイスや子会社のKAZE、AV Visionen GmbHなどは世界最大のアニメ・漫画の配信プラットフォームであるクランチロール(Crunchyroll)に買収されそちらの子会社になる。小学館ら3社は引き続き株主として関わり、それ以降ヨーロッパではライセンス事業の方向に力を入れる[29][30]。2020年にはビズメディアヨーロッパのブランド名はCrunchyroll EMEAに改められた[31]
主な出版物.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}これは流動的な内容の一覧であり、完全な内容にするための特定の基準を満たすことはできません。信頼できる情報源で加筆することができます。
漫画

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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