ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル聖堂
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

クワイアと回廊に描かれたこの天井画(1230年頃)は、聖ミカエル聖堂で最も重要な見所であり、イエス・キリストの系統樹が表されている[3]。ドイツでは国立美術館クラスでも14世紀より古い絵画はめったに所有されておらず、この時代のこのような巨大な絵画は例外的で世界遺産登録の理由の一つとなった。第二次世界大戦中は、この天井画の書かれた天井板は外され、安全な場所に保管されていた。建物自体は爆撃を受けており、天井画以外の装飾品はほとんど失われている。
ヒルデスハイム

ヒルデスハイムはハノーファーの南、電車で30分ほどの中規模の街である。メジャーなガイドブックには書かれていない街だが、きれいな旧市街がある。北ドイツ特有の木骨レンガ構造の美しい建物が並ぶ。世界遺産が二つもあり、その他にも美しい教会や中世の城壁などが残されている。ヒルデスハイムはハノーファーとゲッティンゲンを結ぶ幹線上にある大きな街なので、交通の便は良い。
登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。

(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。

(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。

脚注^ Erich Steingraber: Deutsche Plastik der Fruhzeit. Konigstein im Taunus, Germany: Karl Robert Langewiesche Nachfolger Hans Koster 1962, S. 11 (Text) und S. 32-33 (Aufnahmen) .
^ Erich Steingraber: Deutsche Plastik der Fruhzeit. Konigstein im Taunus, Germany: Karl Robert Langewiesche Nachfolger Hans Koster 1962, S. 11 (Text) und S. 35 (Aufnahme) . - 柳宗玄 『西洋の誕生』新潮社 1971年10月、183頁。
^ de:Baedeker: Deutschland. Ostfildern: Karl Baedeker 8.Aufl. 2005 (ISBN 3-8297-1079-8), S. 587. - ダイヤモンドビッグ社; 「地球の歩き方」編集室 『地球の歩き方』 A14 (ドイツ)巻(26版) ダイヤモンド社、2013年5月31日、482頁。ISBN 978-4-478-04424-7
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、聖ミカエル聖堂に関連するメディアがあります。










ドイツの世界遺産
文化遺産

アーヘン大聖堂

シュパイアー大聖堂

ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場

ヴィースの巡礼教会

ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト

ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル聖堂

トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂

ハンザ同盟都市リューベック

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群

ロルシュの修道院とアルテンミュンスター

ランメルスベルク鉱山、歴史都市ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム

バンベルク市街

マウルブロン修道院の建造物群

クヴェードリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街

フェルクリンゲン製鉄所

ケルン大聖堂

ヴァイマル、デッサウ及びベルナウのバウハウスとその関連遺産群

アイスレーベンとヴィッテンベルクにあるルター記念建造物群

古典主義の都ヴァイマル

ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)

ヴァルトブルク城

デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国

僧院の島ライヒェナウ

エッセンのツォルフェアアイン炭鉱業遺産群

ライン渓谷中流上部

シュトラールズント歴史地区とヴィスマール歴史地区

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像

ドレスデン・エルベ渓谷

レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ

ベルリンのモダニズム集合住宅群

ムスカウアー公園/ムジャコフスキ公園(ポーランドと共有)

ローマ帝国の国境線(イギリスと共有)

アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群(ほか5か国と共有)

アルフェルトのファグス工場

バイロイト辺境伯歌劇場

ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ

コルヴァイのカロリング期ヴェストヴェルクとキウィタス

ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街

ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-(ほか6か国と共有)

シュヴァーベンジュラにある洞窟群と氷河期の芸術

ヘーゼビューとダーネヴィアケの考古学的境界線群

ナウムブルク大聖堂

エルツ山地(クルスナホリ)鉱業地域(チェコと共有)

アウクスブルクの水管理システム


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:26 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef