ヒップホップ・ミュージック
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ふつう、「ヒップホップ」はすべてのサブカルチャーのことを指すが[9][10]、ヒップホップ・ミュージックは、ラップ・ミュージックと混同して使われることもある[2][5]。しかし、本来ラップ・ミュージックはヒップホップを構成する1つの要素であり、DJ、スクラッチ、ビートボックス、instrumental tracksなどを含まない[11]

アメリカのデータ調査会社ニールセンの調査によると、2017年はロックなどを抑えヒップホップとR&Bが1991年からの追跡を開始してから史上初となるアメリカの音楽で1番売れたジャンルとなった[12][13]
詳細ラップするナズ

「ヒップホップ」の用語はグランドマスター・フラッシュ・アンド・ザ・フューリアス・ファイヴ]のラッパーであったキース・カウボーイが作ったとされる[14]。しかしながら、ラヴバグ・スタスキー、キース・カウボーイ、DJハリウッドはこの種の音楽がディスコ・ラップとして知られていた頃から「ヒップホップ」を使用していた[15]。カウボーイがその用語を創造したのは、アメリカ陸軍に入隊したばかりの友人をからかっているときに、兵士の行進のリズミカルな様子を「ヒップ/ホップ/ヒップ/ホップ」とのようにスキャットでまねているときであったと考えられている[14]。カウボーイは後に「ヒップ/ホップ」という韻律を自らのステージパフォーマンスに取り入れたが、それはすぐに他のアーティストによって真似られ、シュガーヒル・ギャングは「Rapper's Delight」に取り入れた[14]

ユニバーサル・ズールー・ネイションの創立者であるアフリカ・バンバータはこの種の音楽が属するサブカルチャー全体を「ヒップホップ」と初めて表現したとされる。しかしながら、これらを軽蔑的に表現する時期であったことも示唆される[16]。活字媒体で初めてこの語を使用したのは「The Village Voice」紙のスティーヴン・ヘーガーであった[17]。ヘーガーは後に「1984 history of hip hop」を著している[18]。ヒップホップはその後、オールドスクール、ニュースクール、南部ラップ、ウエストコースト・ラップ、ギャングスタ・ラップなどと発展し、アメリカだけでなく世界に拡大していった[19][20]
歴史詳細は「ヒップホップ音楽の歴史」を参照
関連項目

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ダズンズ

脚注
注釈^ シンセサイザーを用いる音楽の表現方法。「シンセサイズ(synthesize)」という言葉はあまり日本では用いられないが、このページの英語版、「en:Hip_hop_music」で記載されていた"synthesis"という言葉を日本人にもわかりやすく表現するために、この表記にしてある。

出典^ Merriam-Webster Dictionary entry on hip-hop, retrieved from ⇒merriam-webster.com: A subculture especially of inner-city youths who are typically devotees of rap music; the stylized rhythmic music that commonly accompanies rap; also rap together with this music.
^ a b c d Encyclopadia Britannica article on rap, retrieved from ⇒britannica.com: Rap, musical style in which rhythmic and/or rhyming speech is chanted (“rapped”) to musical accompaniment. This backing music, which can include digital sampling (music and sounds extracted from other recordings), is also called hip-hop, the name used to refer to a broader cultural movement that includes rap, deejaying (turntable manipulation), graffiti painting, and break dancing.
^ AllMusic article for rap, retrieved from ⇒AllMusic.com


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