地球のサンフランシスコ出身で、日本人とフィリピン人の血を引くアジア系アメリカ人である。生年月日は明らかにされていないが、『宇宙大作戦』に初登場した時(作中年は2266年)の年齢が29才と推測されており[11][注 4]、よって2237年生まれと捉えるのが妥当である[11][注 4]。
2265年時にはU.S.S.エンタープライズ(NCC-1701)に乗艦しており、天文科学部長として勤務している。
多趣味な人物として描かれており、植物学とアンティーク銃器に詳しく、フェンシングと古武術を体得している。
劇場版では第1作から第6作に登場。エンタープライズAの操舵士を務めたほか、劇場版第6作『スタートレックVI 未知の世界』では大佐に昇進し、U.S.S.エクセルシオールの艦長として、惑星連邦とクリンゴン帝国間の和平のために重要な役割を果たしている。続く第7作『スタートレック ジェネレーションズ』では、本人の登場はないものの、娘のデモラ・スールーがU.S.S.エンタープライズ(NCC-1701-B)の操舵士として登場する。なお、第4作『スタートレックIV 故郷への長い道』では20世紀末のサンフランシスコにタイムスリップしたスールーが、自分の先祖に会う場面が予定されていたがカットされ、小説版には残されている。
『宇宙大作戦』の放送30周年記念企画として、『スタートレック:ヴォイジャー』第44話『伝説のミスター・カトー』に、トゥヴォックの回想シーンで登場。劇場版第6作で描かれた事件を、U.S.S.エクセルシオールからの視点で捉えた内容となっている。また、同作第25話『天の精霊』では、チャコティの後援者であったことが明らかにされている。
『スタートレック:ローワー・デッキ』では、意識不明に陥ったボイムラーの夢に現れ、人生に悩む彼の相談に応じている。 劇場版第11作から第13作に登場。 ビデオゲーム版ではスターフリートアカデミーの校長として、映像および音声の出演をしている。
ケルヴィン・タイムライン
その他
演じた俳優と声優
俳優
ジョージ・タケイ
『宇宙大作戦』?映画第6作、『ヴォイジャー』、『ローワー・デッキ』タケイは日系2世で、日系でアメリカのテレビドラマのレギュラーとなった初めての人物である。アジア系でも「グリーン・ホーネット」にレギュラー出演したブルース・リーに次ぐ二人目であった。スタートレックの大ヒットにより、全米でもっとも有名な日系人の一人となった。スタートレック時代の思い出を綴った自伝『To the Stars』は「宇宙を目指して」と「スターを目指して」にかけている。
ジョン・チョー
映画第11作?第13作
日本語版吹き替え「スタートレック#日本語版の吹き替え」も参照
富山敬
『宇宙大作戦』(シーズン1)、映画第1作(テレビ朝日版)、映画第2作?第3作(日本テレビ版)『宇宙大作戦』シーズン1ではスケジュール等の関係から一部の話数で収録に参加できず、代わりに後述する納谷が担当している回がある。
納谷六朗
『宇宙大作戦』(代役)、『ヴォイジャー』
田中亮一
『宇宙大作戦』(シーズン2以降)
村山明
『まんが宇宙大作戦』
宮本充
映画第4作(フジテレビ版)
牛山茂
映画第5作(機内上映版)
田原アルノ