アルバム・タイトルは、ジャニスの愛称にちなんでいる。シングル「ミー・アンド・ボビー・マギー」、アルバム共に全米1位(『ビルボード』誌のチャート)を記録。特にアルバムの方は、9週連続で1位だった。ジャニスの新たなバック・バンドであるフル・ティルト・ブギー・バンドを従えて制作された。ピアノ奏者とオルガン奏者がいる、ツイン・キーボード体制ということもあって、ゴスペル色の濃い仕上がりとなった。プロデューサーは、長い間ドアーズを手掛けてきたポール・A・ロスチャイルド。
1970年9月からレコーディングが開始されたが、翌10月4日にジャニスが薬物の過剰摂取で急死したことによって、一部の楽曲は未完成のまま収録された。死の当日にボーカルを録音する予定だった「生きながらブルースに葬られ」はインストゥルメンタルとして、「ベンツが欲しい」はアカペラの仮録音のまま収録されている。
1999年に、ボーナス・トラック4曲(いずれもカナディアン・フェスティバル・エクスプレス・ツアー
からのライヴ音源)を追加した、リマスターCDが発売された。この6人を中心に、下記のメンバーが参加。
Sandra Crouch - Tambourine
Bobbie Hall - Conga、Bongos
Bobby Womack - Acoustic Guitar (on "Trust Me")
Vince Mitchell、Phil Badella、John Cooke - Chorus Voices
脚注^ ⇒Pearl - Janis Joplin, Janis Joplin & the Full Tilt Boogie Band : Awards : AllMusic
^ ⇒dutchcharts.nl - Janis Joplin - Pearl
^ ⇒norwegiancharts.com - Janis Joplin - Pearl
^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.166
^ ⇒ChartArchive - Janis Joplin
^ ⇒500 Greatest Albums of All Time: Janis Joplin, 'Pearl' 。Rolling Stone
外部リンク
⇒花の絵 名盤再考 ジャニス・ジョプリン 『パール』
Pearl
典拠管理データベース
MusicBrainzリリース・グループ