パーフェクトブルー
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今は、自分の作品では一切ロトスコープを使っていない[7]。アイドルグループのステージシーンは、振り付け師に依頼して実際にプロダンサーに踊ってもらい、それをビデオ撮影して作画参考にはしたが、いわゆるロトスコープと呼べるようなものではない[7]

作中上には平沢や平沢が率いたバンドのマンドレイクP-MODELの名前や曲名が描かれており、次作「千年女優」より今は平沢とタッグを組む事となる[23]
演技・キャスティング

今は作画の時点で未麻の演技のイメージが定まっていた一方、声質についてのイメージがなかったことから、未麻役の選出には苦労したと自身のブログの中で振り返っている[24]。オーディションの参加者の中には、エンディングテーマを歌う予定の川満美砂がおり、今は未麻のイメージに合っているとは感じていたものの、素人に頼むのは不安だったことから、候補から外された[24]。最終候補として矢島晶子岩男潤子が残ったが、矢島はルミ役でもいける可能性があったことから、未麻役には岩男が選ばれた[24]。電話で親と方言で話すシーンは岩男は出身地である大分弁で話す。

他の登場人物の選出は三間雅文が中心となって行い、ルミ役にはオーディションで松本梨香が選ばれた[24]。作品完成後、松本は今に「ルミ役は絶対私しかいないと思ってくれていた」と話している[24]

男性の登場人物の選出は声優のプロモーションテープによる判断で行われたが、独特のキャラクター性を持つ田所の役や、終盤までセリフがない上に「体格の割に声が甲高い」という設定の内田役の選出には時間を要した[24]。最終的にはプロデューサーの判断により、田所役には辻親八が、内田役には大倉正章がそれぞれ起用された[24]

また、制作状況の悪化により、フィルムがすべてそろわない状態で収録せざるを得ず、細かな演出上の指示を出すことができなかった[10]
スタッフ

原作:「パーフェクト・ブルー 完全変態」
竹内義和[注 2]

監督・キャラクターデザイン:今敏

企画:岡本晃一・竹内義和 

企画協力:大友克洋・樋口敏雄・内藤篤

プロデューサー:中垣ひとみ・石原恵久・東郷豊・丸山正雄井上博明

脚本:村井さだゆき

キャラクター原案:江口寿史

演出:松尾衡

作画監督・キャラクターデザイン:濱州英喜

色彩設計:橋本賢

美術監督:池信孝

撮影監督:白井久男

音楽:幾見雅博

音楽プロデューサー:斎藤徹

音楽A&Rプロデューサー:堀正明

振り付け:IZUMI

音響監督:三間雅文

音響効果:倉橋静男サウンドボックス

協力:寿精版印刷株式会社・朝日放送株式会社・株式会社ファングス

製作総指揮:鷲谷健

アニメーション制作:マッドハウス

制作:ONIRO

制作・配給:レックスエンタテインメント

主題歌
エンディングテーマ
『season』(歌:M-VOICE/作詞:
小竹正人/作曲・編曲:PIPELINE PROJECT)
挿入歌
『愛の天使』(歌:MISA・古川恵実子・清水美恵/作詞:今井希子/作曲・編曲:幾見雅博)『一人でも平気』(歌:古川恵実子・清水美恵/作詞:六ッ見純代/作曲:三井誠/編曲:幾見雅博)『想い出に抱かれて今は』(歌:MISA/作詞・作曲:This Time/編曲:幾見雅博)


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