作中上には平沢や平沢が率いたバンドのマンドレイク、P-MODELの名前や曲名が描かれており、次作「千年女優」より今は平沢とタッグを組む事となる[23]。 今は作画の時点で未麻の演技のイメージが定まっていた一方、声質についてのイメージがなかったことから、未麻役の選出には苦労したと自身のブログの中で振り返っている[24]。オーディションの参加者の中には、エンディングテーマを歌う予定の川満美砂
演技・キャスティング
他の登場人物の選出は三間雅文が中心となって行い、ルミ役にはオーディションで松本梨香が選ばれた[24]。作品完成後、松本は今に「ルミ役は絶対私しかいないと思ってくれていた」と話している[24]。
男性の登場人物の選出は声優のプロモーションテープによる判断で行われたが、独特のキャラクター性を持つ田所の役や、終盤までセリフがない上に「体格の割に声が甲高い」という設定の内田役の選出には時間を要した[24]。最終的にはプロデューサーの判断により、田所役には辻親八が、内田役には大倉正章がそれぞれ起用された[24]。
また、制作状況の悪化により、フィルムがすべてそろわない状態で収録せざるを得ず、細かな演出上の指示を出すことができなかった[10]。
スタッフ
原作:「パーフェクト・ブルー 完全変態」竹内義和[注 2]
監督・キャラクターデザイン:今敏
企画:岡本晃一・竹内義和
企画協力:大友克洋・樋口敏雄・内藤篤
プロデューサー:中垣ひとみ・石原恵久・東郷豊・丸山正雄・井上博明
脚本:村井さだゆき
キャラクター原案:江口寿史
演出:松尾衡
作画監督・キャラクターデザイン:濱州英喜
色彩設計:橋本賢
美術監督:池信孝
撮影監督:白井久男
音楽:幾見雅博
音楽プロデューサー:斎藤徹
音楽A&Rプロデューサー:堀正明
振り付け:IZUMI
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋静男(サウンドボックス)
協力:寿精版印刷株式会社・朝日放送株式会社・株式会社ファングス
製作総指揮:鷲谷健
アニメーション制作:マッドハウス
制作:ONIRO
制作・配給:レックスエンタテインメント
主題歌
エンディングテーマ
『season』(歌:M-VOICE/作詞:小竹正人/作曲・編曲:PIPELINE PROJECT)
挿入歌
『愛の天使』(歌:MISA・古川恵実子・清水美恵/作詞:今井希子/作曲・編曲:幾見雅博)『一人でも平気』(歌:古川恵実子・清水美恵/作詞:六ッ見純代/作曲:三井誠/編曲:幾見雅博)『想い出に抱かれて今は』(歌:MISA/作詞・作曲:This Time/編曲:幾見雅博)