パーソナルコンピュータ
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[注釈 7])。4位はAmazonFireタブレット)の3.7%[29]
デスクトップパソコンデスクトップPCの構成詳細は「デスクトップパソコン」を参照

机の上に据え置いて使うパーソナルコンピュータで、ノートパソコンではないもの。ディスプレイが一体化しているものもある。初期のパソコン(1970年代後半から1980年代前半)ではキーボードが一体となっている機種も多かった。

筐体サイズが比較的大きく、高い性能が必要になった場合にパーツを交換・増設できる拡張性に優れている。しかし、拡張性を割り切って小型(縦15センチ×横15センチ×高さ10センチ程度)にしたmini-PC(ミニPC)の売上も伸びている。

また、筐体サイズに余裕があることで冷却スペースを確保しやすく、発熱量の大きいパーツを搭載していても排熱性に優れる。ゲーム用途など高性能・高発熱なGPUを必要とするユーザーは、(2010年ころまでは)もっぱらタワー型のデスクトップパソコンを使用していた。だが2010年代に入ってからは、ノート型のパソコンでも性能の良いGPU、強力なヒートシンク、高リフレッシュレートのディスプレイを備えたもの(いわゆるゲーミングノートPC)が増えてきている。

しかし、2020年代前半においても、本体に3台以上のディスプレイを接続する場合や、動画編集や大量のデータの解析など、長時間高負荷をかける作業をする場合にはデスクトップPCに優位性があると考えられている[30][31][32]

なお、「盗まれにくい」「キーボードなどが壊れても丸々交換する必要がない」などの理由で、役所などが設置する、人々が共用で使うためのコンピュータとしてもデスクトップパソコンがしばしば使われている。
スティック型スティックパソコン詳細は「スティックパソコン」を参照

USBメモリに似たスティック状の形状にCPUSoC)とメモリ、ストレージにeMMCを搭載した超小型パソコン。たいていのモデルはHDMI端子を備えており、フラットパネルディスプレイに接続して使用する。コンポーネントの実装面積や廃熱に制約があり性能は著しく低いが、持ち運びがしやすい。バッテリーは内蔵しない。消費電力が小さいためモバイルバッテリーの給電でも動作する場合がある。
その他
ウェアラブル詳細は「ウェアラブルコンピュータ」を参照

時計型や頭部に装着するなど、身体に装着して使用するもの。
PDA詳細は「Personal Data Assistant」を参照

手のひらに入るサイズの汎用コンピュータで、パームサイズやハンドヘルドとも呼ばれる。主にタッチパネルやペンで操作する。省電力化と小さい画面に適した操作性を持たせるため、パーソナルコンピュータとは異なるアーキテクチャ及びモバイルオペレーティングシステムが採用されている。スマートフォン及びタブレットがここから派生したが、2010年代以降はメディアプレーヤやタブレット端末およびスマートフォンなどの携帯デバイスの市場に吸収された形となっている。
スマートフォン詳細は「スマートフォン」を参照

PDAに携帯電話機能をプラスし、単体で移動体通信網への接続機能を持たせたもの。
ワークステーション詳細は「ワークステーション」を参照

主に用途による分類で、大型コンピュータのクライアントに高性能な処理能力を持たせたものが起源。CADなどの画像処理、ディーリングなどの金融端末に用いられる。かつては独自のアーキテクチャを採用していたが、今日ではPCを流用したものが多い。
サーバ詳細は「PCサーバ」を参照

主に用途による分類で、パーソナルコンピュータのアーキテクチャをベースとしながら、業務用(代表例は24時間365日連続稼働など)に耐え得る信頼性を実現する拡張が行われている。形状はタワー型やラックマウント型が多い。
ハードウェアタワー型PCと周辺機器の立体分解図:
イメージスキャナ

CPUマイクロプロセッサ

主記憶装置メインメモリ

拡張カードビデオカード等)

電源ユニット

リムーバブルディスク光ディスク等)

内蔵ハードディスク

マザーボード

スピーカー

ディスプレイ

システムソフトウェア

アプリケーションソフトウェア

キーボード

マウス

外部ハードディスク

プリンター

典型的なパーソナルコンピュータは、以下のハードウェアから構成される。(かつて一般的だった)デスクトップパソコンと、現在主流のノートパソコンでは、基本要素はおおむね同じであるが、ノートパソコンのほうはより小さな部品やユニットが使用されて細やかに一体化がなされている傾向がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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