パーソナルコンピュータ
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日本では主に「ノートパソコン」や「ノートPC」や、単に「ノート[26][27]」と呼ばれている。日本国内の呼び方を列挙すると「ノートパソコン」「ノートPC」「ノート」「ノート型」などがある。

英語圏では「laptop computer」また単に「laptop」あるいは「notebook computer」と呼ばれている。日本では「ラップトップが大きめでノートパソコンが小ぶり」などと解釈して区別していた時期があるが、英語圏では現在、そういう区別をしているわけではない。詳細はラップトップパソコンを参照。
ネットブック詳細は「ネットブック」を参照

ノートブックのうち、性能や拡張性をウェブサイト閲覧などの軽作業には充分な程度に低く抑えることで小型・軽量・低価格としたもの。
タブレット型PC


iPad(2018年モデルの3種)Samsung Galaxy Tab (A10.1、2016年モデル)
詳細は「タブレット (コンピュータ)」を参照

タブレット型(板状)のコンピュータのコンセプトは、「パーソナルコンピュータの父」とも言われるアラン・ケイがかなり早い時期に提示していた。タブレット状(スレート状、板状)でディスプレイを内蔵する。現在ではキーボード無しで、指やペンで文字入力やポインティングを行え、モバイルオペレーティングシステムを搭載したものが主流。

2020年代前半において、タブレット型PCの世界出荷台数はデスクトップPCの出荷台数を大きく上回っている。

2023年のタブレット型PCの世界出荷台数は1億2850万台だった[28]。メーカー(とそのタブレット・ブランド)別の世界シェアは、2023年10月では、1位はApple(iPad)の54%、2位はSamsung(Galaxy Tab)の28%(Galaxy TabはAndroidタブレットの一種)。3位は統計上「不明」と分類される無名のメーカーの群が 7% (それらも通常、Androidタブレット。[注釈 7])。4位はAmazonFireタブレット)の3.7%[29]
デスクトップパソコンデスクトップPCの構成詳細は「デスクトップパソコン」を参照

机の上に据え置いて使うパーソナルコンピュータで、ノートパソコンではないもの。ディスプレイが一体化しているものもある。初期のパソコン(1970年代後半から1980年代前半)ではキーボードが一体となっている機種も多かった。

筐体サイズが比較的大きく、高い性能が必要になった場合にパーツを交換・増設できる拡張性に優れている。しかし、拡張性を割り切って小型(縦15センチ×横15センチ×高さ10センチ程度)にしたmini-PC(ミニPC)の売上も伸びている。

また、筐体サイズに余裕があることで冷却スペースを確保しやすく、発熱量の大きいパーツを搭載していても排熱性に優れる。ゲーム用途など高性能・高発熱なGPUを必要とするユーザーは、(2010年ころまでは)もっぱらタワー型のデスクトップパソコンを使用していた。だが2010年代に入ってからは、ノート型のパソコンでも性能の良いGPU、強力なヒートシンク、高リフレッシュレートのディスプレイを備えたもの(いわゆるゲーミングノートPC)が増えてきている。

しかし、2020年代前半においても、本体に3台以上のディスプレイを接続する場合や、動画編集や大量のデータの解析など、長時間高負荷をかける作業をする場合にはデスクトップPCに優位性があると考えられている[30][31][32]

なお、「盗まれにくい」「キーボードなどが壊れても丸々交換する必要がない」などの理由で、役所などが設置する、人々が共用で使うためのコンピュータとしてもデスクトップパソコンがしばしば使われている。
スティック型スティックパソコン詳細は「スティックパソコン」を参照

USBメモリに似たスティック状の形状にCPUSoC)とメモリ、ストレージにeMMCを搭載した超小型パソコン。たいていのモデルはHDMI端子を備えており、フラットパネルディスプレイに接続して使用する。コンポーネントの実装面積や廃熱に制約があり性能は著しく低いが、持ち運びがしやすい。バッテリーは内蔵しない。消費電力が小さいためモバイルバッテリーの給電でも動作する場合がある。
その他
ウェアラブル詳細は「ウェアラブルコンピュータ」を参照

時計型や頭部に装着するなど、身体に装着して使用するもの。
PDA詳細は「Personal Data Assistant」を参照

手のひらに入るサイズの汎用コンピュータで、パームサイズやハンドヘルドとも呼ばれる。主にタッチパネルやペンで操作する。省電力化と小さい画面に適した操作性を持たせるため、パーソナルコンピュータとは異なるアーキテクチャ及びモバイルオペレーティングシステムが採用されている。スマートフォン及びタブレットがここから派生したが、2010年代以降はメディアプレーヤやタブレット端末およびスマートフォンなどの携帯デバイスの市場に吸収された形となっている。
スマートフォン詳細は「スマートフォン」を参照

PDAに携帯電話機能をプラスし、単体で移動体通信網への接続機能を持たせたもの。
ワークステーション詳細は「ワークステーション」を参照

主に用途による分類で、大型コンピュータのクライアントに高性能な処理能力を持たせたものが起源。CADなどの画像処理、ディーリングなどの金融端末に用いられる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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