平玉火薬のように、紙に雷汞を挟んでニスで防水加工した物を雷管代わりに使用する。巻玉状に連なったパッチロック(Patch lock)を機械的に繰り出して使用するタイプ(玩具鉄砲の巻玉火薬と同じ)はテーププライマー(Tape Primer)、または巻かれて円盤になった形状からディスクプライマー(Disk Primer)とも呼称される[3]。現代では、陸上競技用のスターターピストルに使用されている。
スプリングフィールドM1855小銃に採用されたように、テーププライマーは発射毎にいちいち雷管を交換するのが不必要なので連射には便利ではあったが、雷汞がキャップに封入されていない分、湿気に弱く、またディスクを繰り出す機構にもしばしば不具合が現れたので、これを用いる銃器は少数派であった。
脚注[脚注の使い方]^ 『別冊Gun 素晴らしきGunの世界』206頁。
^ それ以前の発火法では引き金を引いても瞬時に発砲せず、やや間を置いて遅発するのが常識だった。
^ a b c d 『別冊Gun 素晴らしきGunの世界』207頁。
^ a b 『別冊Gun 素晴らしきGunの世界』208頁。
^ 「米墨戦争のメキシコシティの戦い(1847年)において、ウィンフィールド・スコット将軍は隷下の部隊にフリントロック銃を使用することを求めた」とされるのも雷管の入手に不安があったせいである。
^ 「小指の爪先よりも小さな雷管を、戦場において兵士達が、こぼしたりせずに正しくニップルへ装着出来るのか」との心配があったようである。『ピストルと銃の図鑑』(小橋良夫・関野邦夫共著、池田書店)211頁。
^ a b 『ピストルと銃の図鑑』(小橋良夫・関野邦夫共著、池田書店)235頁。
^ 『ピストルと銃の図鑑』(小橋良夫・関野邦夫共著、池田書店)29頁。
^ 『ピストルと銃の図鑑』(小橋良夫・関野邦夫共著、池田書店)237頁。
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