パンチラ
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初期にはパンチラが存在し、商品化された人形やぬいぐるみでもパンツ丸見えだった『ちびまる子ちゃん』や『ブラック・ジャック』のピノコなどからも、その種の表現がなくなっている。

2019年現在では、アニメにおけるパンチラは最初から視聴者に見せることを意図した、深夜アニメ[3]や商品化されたテレビアニメおよびOVA[4]、有料の有線・衛星放送に限られつつある(『いちご100%』など)。劇場公開作品ではイベントとして大胆なパンチラやパンモロが描かれることも少なくなく、地上波放送時に編集や削除を施されることはまずない(ただし、「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」では規制が行われた)が、2015年後期からは地上波の深夜帯でもパンチラを描くことは難しくなっている。

倫理コードによりパンチラ描写が難しくなった代わりに、上節に記載されている「はいてない」描写でカバーするところも増えているが、当然ながら平面作画でのみ通用する方法であり、立体のフィギュアではスカートの中を描写しないことは不可能であるため、作中で明かされなかったスカートの中がフィギュア発売によって明らかになる流れが出来上がっている[注 1]
実写作品での表現

実写作品では、漫画やアニメのように意図的に描写を控えることが不可能であるため、スカート姿で大きな動きをすることのないストーリーにするか、そうせざるを得ない場合は撮影のアングルや編集、もしくは衣装そのものにパンチラ防止の工夫がされる。特に多いのは明らかに見せパンと分かる下着を着用する方法だが、サービスショットを作るためにパンツに外観が似ていて一見しただけでは見せパンと分からない下着を着用することもある。例として2012年に放送されたテレビドラマ『メグたんって魔法つかえるの?』では、スカートをたくし上げてパンツを見せることがストーリー上重要な要素となっていたため、大胆なパンモロが描かれた。
コンピュータゲームでの表現

この節の加筆が望まれています。

アダルトゲームではごく日常的に描かれることはあるが、家庭用ゲームではあまり描かれることはなかった。一時期、セガサターン用のゲームソフトで「X指定(18禁)」「推奨年齢18歳以上」の区分でパンチラや半裸までは容認されていた(下級生など)。

2002年に家庭用ゲームソフトの審査を行う業界団体コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)が設立されたのを機に、同団体による審査でパンチラも対象になったことと、各ゲーム機のメーカー(任天堂セガソニー・コンピュータエンタテインメントマイクロソフト)によって異なっていた表現の規制がほぼ統一されたことで、家庭用ゲームでも少しずつ見られつつある(パンチラやその他性欲を想起させる描写によって「B(12才以上対象)」「C(15才以上対象)」に、より露骨な描写だと「D(17才以上対象)」に区分されることもある[注 2])。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 例:『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のルナマリア・ホークなど
^ CEROでは、たとえ「Z(18才以上のみ対象)」でも、露骨な性描写を含めることを禁止している。

出典^ .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}"パンちら". デジタル大辞泉. コトバンクより2022年12月17日閲覧。
^ 池川玲子「甲子園のパンチラ:女子応援団から見る高校野球の歴史」『着衣する身体と女性の周縁化』、恩文閣出版、2012年、ISBN 9784784216161。 pp.339-357
^ 例:ストライクウィッチーズなど
^ 例:今日の5の2(エイベックスOVA版)コープスパーティーTSなど

参考文献

出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2019年11月)


青木英夫『下着の文化史』雄山閣出版、2000年11月9日。ISBN 4-639-01713-8OCLC 48564262。 ISBN 978-4639017134

井上章一『パンツが見える。 羞恥心の現代史』朝日新聞出版朝日選書 700〉、2002年5月。ISBN 4-02-259800-XOCLC 675013472。 ISBN 978-4-02-259800-4

上野千鶴子『スカートの下の劇場 ひとはどうしてパンティにこだわるのか』河出書房新社河出文庫 う3-1〉、1989年8月。ISBN 4-309-24109-3OCLC 673331844。 ISBN 978-4-309-24109-8

林美一『時代風俗考証事典』(新装版)河出書房新社、2001年1月11日。ISBN 4-309-22367-2OCLC 54397654。 ISBN 978-4-309-22367-4

メダルト・ボス 著、村上仁・吉田和夫 訳『性的倒錯─恋愛の精神病理学』みすず書房、1957年6月(原著1952年)。ASIN B000JBWMWE。 

新装版:メダルト・ボス 著、村上仁・吉田和夫 訳『性的倒錯─恋愛の精神病理学』(新装)みすず書房、1998年6月2日。ISBN 4-622-04929-5OCLC 675844374。https://www.msz.co.jp/book/detail/04929/。 ISBN 978-4-622-04929-6

原著:Boss, Medard (1952) (ドイツ語). Sinn und Gehalt der sexuellen Perversionen. Huber: Auflage: 2., erw. u. neu bearb. Aufl.. ASIN B0000BGQQ7 


ワコール宣伝部 編『実用版 下着おもしろ雑学事典』講談社、1986年9月。


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