パパイア
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アスパラギン酸0.049 g
グルタミン酸0.033 g
グリシン0.018 g
プロリン0.01 g
セリン0.015 g

ビタミン
ビタミンA相当量β-カロテンルテイン
ゼアキサンチン(6%) 47 μg(3%)274 μg89 μg
チアミン (B1)(2%) 0.023 mg
リボフラビン (B2)(2%) 0.027 mg
ナイアシン (B3)(2%) 0.357 mg
パントテン酸 (B5)(4%) 0.191 mg
ビタミンB6(3%) 0.038 mg
葉酸 (B9)(9%) 37 μg
ビタミンB12(0%) 0 μg
コリン(1%) 6.1 mg
ビタミンC(73%) 60.9 mg
ビタミンD(0%) 0 IU
ビタミンE(2%) 0.3 mg
ビタミンK(2%) 2.6 μg

ミネラル
ナトリウム(1%) 8 mg
カリウム(4%) 182 mg
カルシウム(2%) 20 mg
マグネシウム(6%) 21 mg
リン(1%) 10 mg
鉄分(2%) 0.25 mg
亜鉛(1%) 0.08 mg
マンガン(2%) 0.04 mg
セレン(1%) 0.6 μg

他の成分
水分88.06 g
リコペン1828 μg


単位

μg = マイクログラム (英語版) • mg = ミリグラム

IU = 国際単位

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

熟すると黄色い果実ができる。粒々の黒い種子が中央の中空部分にたくさんあるが、種子は取り除いて、周りの果肉を食べる。甘さが強く独特の癖があるので、レモン汁をかけて、酸味を加える場合もある。未熟なパパイアは常温において追熟する[4]。熟したものは冷蔵して保存し、早めに消費する[4]

果肉は、細く切って乾燥させ、ドライフルーツにすることがある。台湾(特に高雄)では、牛乳と果肉をミキサーにかけて混ぜた「パパイア牛乳」が名物となっており、紙パック入りの商品もある。香港には黄色く熟れた実の先端をくりぬいて、壷状にし、スープを入れて蒸す料理がある。順徳料理のデザートとして、シロップ煮にしたパパイアがあり、同じくシロップ煮にした白木耳鶏卵などと組み合わされる場合もある。なお、除かれてしまう種子はワサビと同じく硫化アリルを含むことから、ワサビと同じ味がする。ブラジルではパパイアを用いたクリーム・ド・パパイアという菓子が食べられている。

熟した果実には、β-カロテン(体内でビタミンAに変わる)、ビタミンCビタミンEが豊富に含まれている[4]がん予防によいといわれるカロテノイド色素の一つ、β-クリプトキサンチンも含まれている[4]
野菜としてパパイヤの未熟果(青パパイヤ)

野菜利用の場合、日本では未熟果を「青パパイヤ」「野菜パパイヤ」とよび、英語圏では「Green Papaya」とよぶ。

沖縄フィリピンタイなどでは、果物としてよりもむしろ「青パパイヤ」を野菜として扱う[4]。青パパイヤには、たんぱく質糖分脂質を分解する酵素パパインが含まれており、消化を助ける働きがある[4]

未完熟で青いパパイアの皮を剥いて種をとり、果肉を千切りにして水にさらして灰汁を抜いて、炒め物サラダ天ぷらなどに使われる[4]。また、青いパパイヤを甘辛い漬け汁と合わせ、漬物( ⇒パパイヤ漬け)に使われる[11]。千切りのものが袋詰めでスーパーマーケットに並んでおり、調理済みのものは総菜としてのほか、弁当の具としても販売されている。これを乾燥させたものは、切り干し大根のように用いられる。

タイでは、同じく未完熟で青いパパイヤの皮をむき、果肉を千切りにしてニンニク唐辛子パクチーナンプラーうま味調味料などと和えたソムタムというサラダにする。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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