パニッシャー
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実写映画『パニッシャー: ウォー・ゾーン』ではヴィランを務めた。『バットマン/パニッシャー』ではゴッサム・シティを舞台にパニッシャー、ジグソウ、バットマンジョーカーが入り乱れた。TPSゲーム『THE PUNISHER』ではスターク社を襲いアイアンマンのアーマーを強奪するなど暴れまわる。パニッシャーの中でも代表的な宿敵である。
他作品のキャラクター
スパイダーマン
ニューヨークで活動するスーパーヒーローの一人。蜘蛛糸のような繊維を出したり、壁にへばりつくこともでき、危機察知能力(スパイダーセンス)等の能力を持つ。かつてスパイダーマンにはノーマン・オズボーンの殺害容疑がかけられたことがあり、ジャッカルは彼を殺すために殺し屋を雇った。このヴィランとしての登場がパニッシャーのデビューであった。一大クロスオーバーイベント『シビル・ウォー』では一転してピンチに陥ったスパイダーマンをパニッシャーが助けに現れ、更にボロボロになったスパイダーマンをシークレットアベンジャーズ基地まで抱きかかえ運んだ。
デアデビル
同じくニューヨークで活動するクライムファイター。視覚以外の四感+αの感覚が非常に鋭いという能力を持ち、様々な格闘技を体得している。表稼業は盲目の弁護士マット・マードックでありパニッシャーと共闘することもあるが、パニッシャーが犯罪者を問答無用で殺してしまうため度々かち合うことがある。『Punisher Kills The Marvel Universe』ではパニッシャーがヒーローもヴィランも殺しまくるのだが、フランクと彼は幼馴染というオリジナルの設定になっている。
ゴーストライダー
高速で走るバイクに跨がりニューヨークで活動する超自然的なクライムファイター。炎を吹き出す能力と、犯した罪と他人に与えた苦痛の全てが降りかかる「ペナンス・ステア」という能力を持つ。彼もまた事件が起きると共演することがあり、パニッシャーとウルヴァリンの3人でブラックハートとも戦った。また、ゴーストライダーであるジョニー・ブレイズは二代目パニッシャーを名乗ったこともある。
ウルヴァリン
X-メンニューアベンジャーズといったチームの一員であり、活動の幅が広いミュータント。上記のようにゴーストライダーと3人で組んだこともあった。パニッシャーほど苛烈では無くとも場合によっては殺人もやむを得ないとし、ある種の共感を持ちあっている。『What If』には吸血鬼になってしまったウルヴァリンのエピソードがあり、ウルヴァリン率いる吸血鬼軍団に対して立ち向かった人こそ聖職者を目指していたフランクだった。
キャプテン・アメリカ
パニッシャーとは相反する高潔な人格の主であり、第二次世界大戦の生ける伝説。フランクも憧れていた人物で、パニッシャーは『シビル・ウォー』でスパイダーマンを救出した後、キャプテンアメリカ率いるシークレットアベンジャーズに参加表明する。しかし曲げることのできないパニッシャーである彼のやり方(犯罪者は有無を言わさず殺すこと)を目の当たりにしたキャプテン・アメリカが受け入れられるわけもなかった。そしてシビルウォー事件後、彼のマスクを拾ったパニッシャーはバッキーにマスクを渡すまでの一時ではあるが彼のコスチュームを纏っていた。
ニック・フューリー
二次大戦時から活躍していた男でありS.H.I.E.L.D.の長官。インフィニティ・フォーミュラによって老化を抑えているという設定により、数十年にわたって若々しい姿を保っていた。フューリーに妻子を殺されたと洗脳されたパニッシャーはフューリーの命を狙い、S.H.I.E.L.D.やデアデビル、ゴーストライダー、そしてマイクロチップとも敵対した。また、アクションゲーム『パニッシャー(1993年)』ではフューリーが2Pキャラとなっており、他のゲームでも共闘している。これらのフューリーはパニッシャーに殺される前の白人の容姿であった。
ブラック・ウィドウ
ロシアスパイ出身の、S.H.I.E.L.D.のエージェントやアベンジャーズのメンバーであった人物。近年オリジナルシナリオで二人が共闘するアニメーション映画も作られた。(後述)
ダケン(Daken)
ウルヴァリンと日本人の間に生まれた子供で、ウルヴァリンと同じ能力を持つ。ノーマン・オズボーンに雇われ、パニッシャーを殺害した。その後パニッシャーはフランケンキャッスルとして蘇るのだが、ヒーリングファクター能力を持つダケンとなかなか死なない戦いを繰り広げる。
デッドプール
ミュータントで不死身の傭兵。X-MENではコメディリリーフを演じることが多くキャラクター性も全く異なるがパニッシャーに負けず劣らず過激な描写が多く、敵対或いは共闘する。レッドハルクが組織したサンダーボルツではチームメイトだった。
漫画作品
The Punisher
(1986年)
全5巻のリミテッド・シリーズ。
The Punisher(vol.2)(1987年?1995年)
全104巻。
The Punisher War Journal(1992年?1995年)
全80巻。
The Punisher War Zone(1988年?1995年)
全80巻。
Punisher(vol.3)(1995年?1997年)
全18巻。
The Punisher(vol.4)(1998年?1999年)
全4巻のリミテッド・シリーズ。
The Punisher(vol.5)(2000年?2001年)
全12巻のリミテッド・シリーズ。
The Punisher(vol.6)(2001年?2004年)
全37巻。
The Punisher(vol.7)(2004年?2009年)
全75巻。MAXレーベルから出版。
Punisher War Journal(vol.2)(2007年?2009年)
全26巻。
Punisher War Zone(vol.2)(2009年)
全6巻のリミテッド・シリーズ。
Punisher(vol.8)(2009年?2010年)
全21巻。
PunisherMAX(2010年?2012年)
全22巻。
Punisher(vol.9)(2011年?2012年)
全16巻。
Punisher War Zone(vol.3)(2012年?2013年)
全5巻のリミテッド・シリーズ。
Punisher(vol.10)(2014年?)
現在も継続中
映像化作品
映画

過去3度の映画化がされているが、作品ごとに関連や繋がりは一切なく設定も異なる。また2013年時においてパニッシャーの映画化権はマーベル・スタジオズが回収しており、2015年にデアデビルがリブートされる際にパニッシャーの登場が決定(後述)。共にマーベル・シネマティック・ユニバースのキャラクターとして再スタートした。
パニッシャー (1989年の映画)1989年オーストラリア、1990年1月日本公開。フランク・キャッスルがパニッシャーとして活動する以前の経歴は刑事で、そのため犯罪者の逆恨みを買いマフィアに家族を殺害されるという設定。この映画では、フランクはパニッシャーのトレードマークともいえるドクロマーク入りのコスチュームを着用していないが、これは主演のドルフ・ラングレンが着用を拒否したためという説がある(『映画秘宝』でのインタビューでは本人は否定)。そのためか、ドクロはパニッシャーが犯罪者を処刑する際に使うナイフの意匠として盛り込まれている。監督:マーク・ゴールドブラットキャスト

役名俳優日本語吹替
フランク/パニッシャードルフ・ラングレン大塚明夫[2]
フランクの元同僚 ジェイクルイス・ゴセット・ジュニア石田太郎
レディー・タナカキム・ミヨリ沢田敏子
ジアンニ・フランコジェローン・クラッベ小川真司
ディノブライアン・マーシャル小島敏彦
サムナンシー・エヴァーハード土井美加
シェイクバリー・オットー千田光男
トミー・フランコブライアン・ルーニー一龍斎貞友
サトウ八巻建志
タローネトッド・ボイス江原正士
トミオ金山裕文

パニッシャー (2004年の映画)2004年4月全米公開、日本公開2004年11月。監督はジョナサン・ヘンズリー。主演はトーマス・ジェーン。経歴は海兵隊員ではなくFBI捜査官となった。舞台もニューヨークではなくフロリダ州タンパになっている。また、フランクの父親を演じたロイ・シャイダーの遺作でもあった。劇場公開時の反響は少なかったが、ビデオソフトやDVDでのヒットから続編製作が決定。これが紆余曲折の末、『パニッシャー: ウォー・ゾーン』となった。また、主演のトーマス・ジェーンは後年にも自主制作映画(後述)にて再びパニッシャーを演じた。
ストーリー暗黒街に君臨する資産家ハワード・セイントは溺愛する次男ボビーがFBIの武器取引のおとり捜査に引っかかり、殺害される。報復として現場の第一人者であったFBI潜入捜査官フランク・キャッスルとその家族の殺害にセイントの手下達が向かう。ただ一人生き残ったフランクは数か月経ってもセイント達が裁かれておらず、法律の限界を知る。セイントの所有するビルに向かったフランクはそのビルの中の資金洗浄されたドルの札束を脅して上の階から降らせ、金の一部を自分のものにする。セイントの金の積んだボートもクレイモア地雷で爆破する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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