捜査用車は機動捜査隊、警察署(所轄署)の刑事課や生活安全課などに配備され、私服の刑事警察官が乗務し、捜査などを行う車両。鑑識課の機材車は、現場保存がされているために急ぐ必要はなく、緊急自動車指定されていない場合もある。
ミニパトエブリィ (福岡県警)
1,500 cc以下でなおかつ、全長4,500mm以下で5ナンバーサイズの枠内に入る(例外的にスズキ・SX4やスズキ・バレーノなどの様に全幅1,700 mmを超える3ナンバー扱いの車種も存在)小型自動車ないし軽自動車を用いたパトカーで、制服パトカーと覆面パトカーの二種あるが、一般的に現場ではミニパトと呼ぶのは本署から比較的遠方の交番や駐在所に配備される「小型警ら車」と、もっぱら違法駐車の取締や街頭での交通整理や指導を行うために使われる所轄署の交通課や交通機動隊に配備される軽自動車 - 1,500 cc程度の制服パトカー(現場でも「ミニパト」と呼ぶことが多いようである)を指すことが多い。「小型警ら車」と呼ばれる前者は1974年(昭和49年)、全国100か所の道路事情や気象条件の厳しい駐在所に初めて配備された(昭和50年版「警察白書」)。政府(警察庁)により国費で1,000 cc - 1,500 ccクラスのものが大量導入され、全国に配備されるため、街頭でも比較的見かける機会が多い。年度によっては4WD指定で入札が行われることがあり、2WD車の入札も行われる場合、その年度は2車種配備されることもある。
また、都道府県費での調達も少なからずあり、その場合は政府調達の車種と違った車種が導入されることもある。現場で「ミニパト」と呼ばれることが多い後者は、特に警視庁のような大都市圏では軽自動車を採用することが多く、取締りの際にパトカーを停車させるスペースさえも確保しづらい混雑した道路では威力を発揮する。地方都市ではいわゆるリッターカーと呼ばれるクラスを採用する傾向が多く、管轄が広く移動距離が比較的長くなることでの、耐久性などを考慮しているものと思われる。調達は、いずれも都道府県費によるものが大多数を占めるため、全国的に統一された車種ということはない。赤色回転灯とサイレンアンプを搭載して道路交通法施行令による緊急自動車の指定を受けている。ソリオ(北海道警)インサイト(千葉県警)プラッツ(神奈川県警)パッソ(警視庁)
国費導入された小型警ら車の代表的車種
パッソ(2007・2008・2009・2012年度国費分)
プラッツ(2001年・2004年度国費分)
インサイト(2009年度国費分)
スイフト(2000・2002・2003・2005・2015・2018・2019・2020年度国費分)
ソリオ(2006・2007・2009・2011・2013・2014・2017年度国費分)
ノート (2022年度国費分)
都道府県費で導入された車種※ ☆は軽自動車、★は3ナンバー規格のボディが用いられた小型車
スターレット
キャミ
ラッシュ
ヴィッツ(KSP90/NCP95)
ベルタ(NCP96)
ファンカーゴ
ist
トヨタ・カローラアクシオ/カローラアクシオEX(各NZE164)
ルーミー/タンク
マーチ
キューブ
ノート
サニー(FB15)
パルサーセダン(N14・N15)
ティーダラティオ(SC11)
ラティオ(N17)
デミオ
ファミリアセダン
トッポBJ☆
コルト
ランサーセダン(セディアは除く)
kei☆
インプレッサセダン(2代目の1.5Lモデルのみ)
ジャスティ(日本仕様2代目)
プレオ(初代のみ)☆
シャレードソシアル
ストーリア
アトレー7
テリオス
テリオスキッド☆
ブーン
ビーゴ
トール
カルタスエスティーム/カルタスクレセント/カルタスセダン
エリオ/エリオセダン
SX4★/SX4セダン★
イグニス
ハスラー☆
XBEE
バレーノ★
ジムニーシエラ(ジムニーワイドを含む)
デミオ
アクセラセダン(初代の1.5Lモデルのみ)★
ヴェゼル(初代のみ)