パットン大戦車軍団
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映画は北アフリカでの第2軍団司令官への着任から始まり、シチリア島侵攻時では第7軍司令官となったが、現場で戦争後遺症の兵士を殴ったことで、第7軍司令官から解任され、イギリスに戻されたが、ノルマンディー上陸作戦時に第3軍司令官として復帰、その後のバルジの戦いで戦史に残る功績を上げた後、1945年10月の第15軍司令官への異動までを描いており、ブラッドレーやドイツの情報将校オスカル・シュタイガーが狂言回しとして登場する。オープニングのモノローグは1944年6月5日、ノルマンディー上陸作戦に先立って行われたスピーチ(第3軍に対するパットンの演説)を元にした物であったが、実際のスピーチには多くの不敬表現が含まれており(パットンは平時から言葉遣いの乱暴さで有名であった)、映画ではそのような表現の大部分は排除されるかあるいはより穏やかな表現に置き換えられた。

ロケーションはスペインベルギーで行われ当時スペイン陸軍が保有していた戦闘車両(M24軽戦車M41軽戦車M48パットン等)がアメリカ軍やドイツ軍のものとして登場する。

パットンを演じたジョージ・C・スコットはアカデミー最優秀主演男優賞を受賞し、「史上最高の演技の1つ」と賞賛されたが、スコットはオスカーの授賞式を「肉のパレード」と呼んで受賞を拒否した。2003年にはアメリカ議会図書館が「文化的に重要である」として、アメリカ国立フィルム登録簿に同作を登録した。

続編として同じくジョージ・C・スコットがパットン役を演じた『パットン将軍 最後の日々』(原題:The Last Days of Patton)がある。
スタッフ

監督 -
フランクリン・J・シャフナー

制作 - フランク・マッカーシー

脚本 - フランシス・フォード・コッポラ/エドマンド・H・ノース

撮影 - フレッド・コーネカンプ

音楽 - ジェリー・ゴールドスミス

軍事アドバイザー - オマール・ブラッドレー

日本語字幕:飯嶋永昭

キャスト

役名俳優日本語吹き替え
日本テレビ旧録版日本テレビ新録版二ヵ国語LD版
ジョージ・パットン米陸軍大将ジョージ・C・スコット織本順吉大木民夫大平透
オマール・ブラッドレー米陸軍大将カール・マルデン永井智雄島宇志夫内田稔
エルヴィン・ロンメル独陸軍元帥カール・ミヒャエル・フォーグラー伊藤惣一納谷悟朗
バーナード・モントゴメリー英陸軍元帥マイケル・ベイツ櫻片達雄宮内幸平大木民夫
ウォルター・ベデル・スミス米陸軍少将エドワード・ヴィンス西田昭市塩見竜介
ホバート・カーヴァー米陸軍准将マイケル・ストロング村松康雄仁内達之
アルフレート・ヨードル独陸軍大将リヒャルト・ミュンヒ宮川洋一緑川稔
オスカル・シュタイガー独陸軍大尉ジークフリート・ラオホ伊武雅刀徳丸完
チェスター・ハンセン米陸軍大尉スティーヴン・ヤング屋良有作
チャールズ・コッドマン米陸軍中佐ポール・スティーブンス池田勝
ヘンリー・ダヴェンポート米陸軍中佐フランク・ラティモア
ルシアン・トラスコット米陸軍少将ジョン・ダウセット
ハロルド・アレキサンダー英陸軍大将ジャック・グウィリム
アーサー・カニンガム英空軍少将ジョン・バリー
アーサー・テッダー英空軍大将ジェラルド・フルード


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