パソコンゲーム
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PlayStation Store[46][注 3]や、ニンテンドーeショップ[47][注 4]など他プラットフォームと比較して、返品および返金のハードルが低く、手厚いクーリングオフが運用されている[48]
インディーズゲームを公開しやすい
フリーゲーム同人ゲームなどのインディーズゲームを公開しやすい。
MODを利用できるソフトがある
一部のゲームではユーザー自身がゲームの拡張や修正、またはキャラクターをカスタマイズし、一種のDLCとしてそれらのデータを配布できる「MOD」と呼ばれる機能がある[49]。これもコンシューマー機と異なる長所である。
入力機器の選択肢が広い
キーボードやマウスなど幅広い入力デバイスバーチャルリアリティを含む周辺機器がサポートされている。ゲームパッドジョイスティック、ハンドルコントローラー、タッチパネル、3Dグラス、VRゴーグルなどがある。
(2010年代まで)グラフィックの美しさ
2010年代までは、グラフィック性能の対比がされるコンシューマー機はPlayStation 4でパソコンゲームのほうがやや優位になっていたが、2020年11月にPlayStation 5(グラフィック性能やメモリの帯域(データ転送速度)が非常に高く、レイトレーシングや水面描写も細やかで、最初から4K表示も行えるマシン。ゲーミングPCのミドルレンジのものに相当)が発売されたことで、一般論としては「ゲーミングPCのほうがコンシューマー機よりグラフィック性能がすぐれる」などとは言えなくなった。ただし(あまりに高価格で、最初に価格に触れずに、価格を隠蔽したまま話題にするのもどうかと思われる種類のマシンだが)ゲーミングPCの中でも特にハイエンドのマシンに限定した話をすれば、コンシューマーゲーム機よりも、複雑かつ多量の処理をこなすことができる[50][51]。こうしたハイエンド・ゲーミングPC限定のPCゲームは、ほとんど存在せずきわめて数が限られているが、現時点での最高のグラフィックを味わうことができるかも知れない(ただしそのようなゲーミングPCの中でも特にハイエンドのマシンというのは、マシンのハード価格だけで50万円や100万円弱などしてしまい、普通のユーザにとっては最初から全然選択肢に入らない、無縁の話でしかない)。
短所
チューニングが難しい、動作が安定しない事態が起きる、自力で問題解決しなければならない
パソコンというものは基本的に汎用目的で開発・設計されており、そのパーツ類たとえばCPU・メモリ・ストレージなど、さらに言えばGPUももともと全て汎用目的で開発されている。ひとつの設定やチューニングを間違えるだけで、処理能力が低下し表示がカクカクした動きになってしまいまともにプレイできなくなってしまうことや、ゲームが全く動作しなくなることが起きうる。具体的な原因はいろいろありうるが、ハードウェアやソフトウェアの互換性問題もひとつだし、Windowsのバージョンをアップデートすると動かなくなる場合もあり、
デバイスドライバのバージョンが古いままだと動作しない場合もあり、またユーザが使用しているセキュリティソフトとの相性が悪くて固まってしまう場合もある。このような動作上の問題が起きればプレイヤーは、ネットで類似のトラブルを経験しているプレイヤーの情報を調べて時間を費やしたり、手探り状態でさまざまな試行錯誤をすることを強いられ、心理的ストレスとなる。
マシンのセキュリティが甘くなる傾向がある
パソコンはコンシューマー機(ゲーム機)と比較すると、セキュリティ上のリスクに晒される可能性がかなり高い。コンシューマー機が利用するネットワークは基本的にPSNニンテンドーネットワークなどコンシューマー機メーカーが厳格に管理するネットワークサービスであり、そこでオンライン販売されるゲームソフトも事前にセキュリティ上のチェックがかなり厳格に行われているので、比較的安全なのである。それに対してパソコンはあくまで汎用目的のコンピュータであり、インターネット上に誰でも簡単にあらゆるファイルをアップロードできてしまうし、何でも簡単にダウンロード・インストールしてしまえるので、パソコンにはマルウェアが入り込む余地が(コンシューマー機と比較して)明らかに高くなっている。たとえば、ゲームプレイヤーが通常のウェブブラウザで、なにげウェブ閲覧をしているだけで勝手に悪質なスクリプトが作動してマルウェアがパソコンに埋め込まれてしまう悪質ウェブサイトを制作・公開する犯罪者もいて1990年代からいたちごっこが続いているし、eメールや添付ファイルの利用でもマルウェアが埋め込まれるリスクがかなりある。一旦マルウェアが侵入するとキーロガーなども埋め込まれてクレジットカードの番号や暗証番号を盗まれてしまうリスクがある。[注 5] ともかく、コンシューマー機(専用のソフトが使われ、主に専用のネットワークサービスに接続し、そこにアップロードするソフト制作会社やゲームソフトが事前に厳しく審査されている)と比べると、パソコンは明らかにセキュリティ上のリスクが高いのである。
チートの蔓延
特にセキュリティ対策が脆弱なオンラインゲームでは、チートという不正行為が蔓延しやすい。
ハードウェアの値段が高い
コンシューマー機に比べると明らかにハードウェアの値段が高い。コンシューマー機(家庭用ゲーム機)は、同一仕様で大量生産され(あるいは機種選択が数種類程度で大量生産され)、その利点を利用して安価な価格設定がされているのに対して、パソコンの販売価格は明らかに高額である。一例を挙げると、PlayStation 5(PS5)の販売価格は発売時のディスク搭載モデルが49,980円でディスク非搭載モデルが39,980円だったが、PS5と同等の性能のパソコンというと「ゲーミングPCの中のミドルレンジのもの」に相当し、その価格は15万円ほどにもなってしまう[52]。つまりPS5と同等のグラフィック性能のゲームマシンをパソコンで入手しようとすると、およそ3倍もの費用がかかってしまうのである。
主にダウンロード販売されるようになったので、中古で売買することはほぼできない
2000年代後半以降は、特にPCゲームの販売はSteamなどネットを通じたDL販売が一般的になってきており、パッケージ販売は激減した。ダウンロード販売されたソフトは基本的に一度有効化したキー(アクティベーションキー)は異なるアカウントで再使用できないため、中古市場で売ることができない。パッケージ版を中古でメルカリヤフオクなどで安価に購入してプレイし、プレイ後に購入価格と同価格で売って、結果として郵送費だけでプレイできるソフトもまだ相当数あるコンシューマー機とはそこが異なる。(ただし、コンシューマー機向けゲームタイトルでもパッケージ販売は減少傾向にあり、ダウンロードのみの販売方式が圧倒的な多数派になってきている。)
コンシューマーゲーム機限定タイトルは遊べない
一部のゲームタイトルは、メジャーな人気タイトルにも拘らず、コンシューマーゲーム機向け限定で、PC向けにリリースされていない。特に任天堂が開発したゲームタイトルはほぼ「任天堂のハードだけで動作する」状態で、PC向けにはリリースされていない。(特に日本製のゲーム機のゲームタイトルで顕著。詳細はジオブロッキングを参照)。なお、任天堂のコンシューマー機以外を見れば、たとえばPlayStationXbox向けにリリースされたゲームの多くは、2010年代からはマルチプラットフォーム化が進行しており、PC向けにもリリースされているし、また逆にPC版だけが販売され、コンシューマー機向けには販売されていないゲームタイトルも多くあり、つまりコンシューマー機の側もパソコンの側も互いに独占タイトルがある状況になってきたので、俯瞰すると「五分五分」の状況であり、PCゲーム側だけの短所とは言えない状況である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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