パジャマゲーム
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"The World Around Us"

1954年の初演のプレビュー公演および本公演開幕時に使用されたが、初週にカットされベイブの「Hey There」リプライズに置き換えられた。これにより、第2幕は「There Once was a Man」のリプライズ以外は曲がなくなった。2006年再演で復活し、シド役のハリー・コニック・ジュニアが第2幕で歌唱することとなった[4]
"If You Win, You Lose"

リチャード・アドラー作詞作曲。1973年の再演において、第2幕の「"Hey There"」の代わりに新曲「"Watch Your Heart"」が使用された。「"If You Win, You Lose"」と改題し、2006年の再演および近年のプロダクションで使用されている。
プロダクション
1954年、オリジナル・ブロードウェイ・プロダクション

1954年5月13日、セント・ジェームス・シアターにてオリジナル・ブロードウェイ・プロダクションが開幕し、1,063回上演ののち1956年11月24日に閉幕した[5]。ジョージ・アボットとジェローム・ロビンズが演出し、ボブ・フォッシーが振付師としてブロードウェイ・デビュー作となった。装置および衣裳デザインはラミュエル・エイヤーズが担当した[6]。オリジナル・キャストとしてエディ・フォイ・ジュニアがハインズ役、スタンリー・プレイガーがプレッツ役、ゴードン・ウッドブランがジョー役、ラルフ・ダンがハスラー役、キャロル・ヘイニーがグラディス役、ジョン・レイトがシド役、リタ・ショウがメイベル役、バス・ミラーがセカンド・ヘルパー役、ジャニス・ペイジがベイブ役、レイ・アレンがプーピー役、ジャック・ウォルドロンがセールスマン役に配役された[7]

当時20歳で無名であったシャーリー・マクレーンがグラディス役のキャロル・ヘイニーのアンダースタディとして出演していたことで知られる。開幕後まもなくの1954年5月下旬、ヘイニーが足首の怪我で出演不可能となった時に代役で出演していた。映画監督でプロデューサーのハル・B・ウォリスはマクレーンの出演回を観劇し、マクレーンをパラマウント・ピクチャーズと契約させた。

トニー賞においてミュージカル作品賞、ミュージカル助演女優賞(ヘイニー)、振付賞(フォッシー)を受賞した。
1955年、オリジナル・ロンドン・プロダクション

1955年10月13日、ロンドン・コロシアムにて開幕してヒットし、588回上演された。エドマンド・ホックリッジがシド役、ジョイ・ニコルズがベイブ役を演じた。ミュージカルにめったに出演しないマックス・ウォールがハインズ役を演じ、のちにミュージカル『あなただけ今晩は(英語版)』主演でスターとなるエリザベス・シールがグラディス役を演じた他、フランク・ローレスがプレッツ役を演じた。
1957年、オリジナル・オーストラリア・ニュージーランド・プロダクション

1957年2月2日、メルボルンのハー・マジェスティ・シアターにてJ.C.ウィリアムソンによるオリジナル・オーストラリア・プロダクションが開幕した[8]

トニ・ラモンドがベイブ役、ウィリアム・ニューマンがシド役、キース・ピータースンがハインズ役、ジル・ペリーマンがメイベル役、ドン・リチャーズがプレッツ役、ティッキ・テイラーがグラディス役を演じた[9][8]

その後6月12日からシドニーのエンパイア・シアター、11月12日からブリスベンのハー・マジェスティ・シアターで上演された後、12月26日からメルボルンのハー・マジェスティ・シアターに戻り上演された。

1958年5月3日、パースにあるハー・マジェスティ・シアターでツアー公演が開幕し[10]、6月18日からアデレードにあるシアター・ロイヤルで上演された。

オーストラリア公演ののち、1958年2月10日からニュージーランド・ツアー公演がオークランドのヒズ・マジェスティ・シアターで開幕し、3月12日からウェリントンにあるグランド・オペラ・ハウスで上演され閉幕した[11]
1957年、映画版詳細は「パジャマゲーム (映画)」を参照

1957年、ワーナー・ブラザースにより映画版『パジャマゲーム』が公開され、ベイブ役がドリス・デイ、プレッツ役がジャック・ストロウに変更となった以外はオリジナル・ブロードウェイ・キャストが演じた。
1973年、ブロードウェイ再演

1973年12月9日、ラント・フォンテイン・シアターにて開幕したが、65回上演のみで1974年2月3日に閉幕した。オリジナル・プロダクションの演出家の1人であるジョージ・アボットが演出し、ゾーヤ・レポースカが振付を担当した。ハル・リンデンがシド役、バーバラ・マクネアがベイブ役、キャブ・キャロウェイがハインズ役を演じた。
1999年、ウェスト・エンド再演

1999年10月、バーミンガム・レパートリー・シアターからトロントを経てヴィクトリア・パレス・シアターにてウェスト・エンド再演が上演された。サイモン・キャロウが演出した。ベイブ役はバーミンガムではウルリカ・ジョンソン、トロントではカミラ・スコット、ロンドンではレスリー・アッシュが演じた。シド役はグラハム・ビックリーが演じ、ドラ・アワードの主演男優賞にノミネートされた。他にジョン・ヘグリー、アニタ・ドブソンが出演し、デイヴィッド・ビントリーが振付を担当した。1999年12月18日に閉幕した。
2006年、ブロードウェイ再演

2006年2月23日、ジェフリー・リチャーズ、ジェイムス・フルド・ジュニア、スコット・ランディスによる改訂版がラウンダバウト・シアター・カンパニーにより再演され、プレビュー公演41回、本公演129回上演ののち6月17日に閉幕した。キャスリーン・マーシャルが振付および演出を担当し、ハリー・コニック・ジュニアがシド役としてブロードウェイ・デビューし、ケリー・オハラがベイブ役、マイケル・マッキーンがハインズ役、ロズ・ライアンがメイベル役、ミーガン・ローレンスがグラディス役を演じた。


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