パシフィック・リム_(映画)
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また、中国での劇場公開時には「天馬流星拳」と翻訳されたが、のちに製作会社からクレームが入っている[11]。)」と普段は蛇腹剣である「チェーンソード」が両腕に追加装備されている。旧式であるが故に動力は原子力であり、核リアクターを2つ備える(第1世代を除く)唯一の機体。また、放射線対策が施されている(日本語訳では回路がアナログ式の)ために電磁波の影響を受けず、EMP能力を持つ敵に対する唯一の有効手段でもある。ジプシー・デンジャーのデザインについてデル・トロは、「エンパイア・ステート・ビルディングジョン・ウェインを組み合わせたイメージ」とインタビューで語っている。

ストライカー・エウレカ(英:Striker Eureka)初出動日2019/11/2OS:アービター タック・コン12動力源:X16スーパーセル・チャンバー主兵装:胸部AKMランチャー    (AntiKAIJUmissile)    通称エア・ミサイル    スティング・ブレード    ブラス・ナックルパイロットハーク・ハンセンスコット・ハンセン(前期)チャック・ハンセン(後期)スタッカー・ペントコスト(ハークと交代)オーストラリアで建造されたイェーガー。登場するイェーガーの中では最新鋭かつ唯一の第5世代機であり、パワー、スピード、装甲共に最高クラスの性能を持ち、10体以上の怪獣を討伐している高い実力を誇る。そのため怪獣への反攻作戦では中核をなす存在であり重要視されている。背部には姿勢制御用のスタビライザーである「エンジェル・ウィング」を持つ。武装は両腕に収納されている二股の刃で怪獣の甲殻を焼き切る「スティング・ブレード」、拳に装備され、イオンにより怪獣を麻痺させる「メリケンサック」、胸部に内蔵された高い火力を持つ6連発ミサイルランチャー「エア・ミサイル」。ゲーム版では、小型で連射が可能なプラズマ砲も装備している。最新型は原子炉を搭載していないため放射線対策が施されておらず(日本語訳では回路がデジタル式)、EMPに弱いのが最大の弱点。設定当初は「ジプシー・デンジャー」となる予定であった。

クリムゾン・タイフーン(英:Crimson Typhoon)初出動日2018/08/22OS:トリプル・サン・ホライズン・ゲート動力源:ミッドナイト・オーブ9主兵装:I-22電漿砲    二連鋸爪パイロットタン三兄弟(チャン、ジン、フー)中国で建造されたイェーガー。劇中登場するイェーガーの中ではストライカー・エウレカに次いで新しい新型機。3人乗りという珍しい操縦システムのイェーガーで、2名は他のイェーガーと同じパイロットであり、残り1名は哨戒を受け持つ。右腕部を二股に分離させることで腕が3つに増えるのも特徴。脚部にも膝の下にもう1つ逆関節がついている。機動性とジャンプ力に優れており、更に腰部が360°旋回できるためトリッキーな戦闘が可能である。武装は左腕に内蔵されたプラズマ砲と右の2本の腕にそれぞれ装着された回転ノコギリ。パイロットのタン兄弟が編み出した「雷雲旋風拳(サンダークラウド・フォーメーション)」を必殺技として持つ。ゲーム版では液体窒素噴射砲も装備している。頭部がモノアイになっており、これは映画『2001年宇宙の旅』に登場するコンピューター、HAL 9000がモデルになっている。機体色は他の登場イェーガーとは違い、赤と黒に金の縁取りなど中国をイメージした派手なカラーリングである。また、左の胸には「暴風赤紅」と書かれている。

チェルノ・アルファ(英:Cherno Alpha)パイロット:サーシャ・カイダノフスキー、アレクシス・カイダノフスキーロシアで建造されたイェーガー。過去に多数製造されたイェーガーの初期型であり、登場するイェーガーの中では最古参にあたる。近接戦闘型で旧型ではあるがウラジオストクの拠点を6年に渡って防衛し続けた実力を持ち、重装甲とパワーで相手を叩きのめす。武装は腕部に装備された高圧電流発生装置で、腕部を伸縮させて電撃をのせたパンチを叩きこむ「テスラ・フィスト」。ゲーム版では電撃や火炎放射も使用している。他のイェーガーと違い動力源を背負った形をしており、コクピットは胸部にあるように見える。そのため頭部が非常に大型だと間違えられるのが特徴。一見安全に見えるが他のイェーガーと違って脱出機構を備えていない為負けたらパイロットは死ぬしかない。
過去のイェーガー

なお上記の4体以外にも以下の4体のイェーガーが過去に存在し、いずれも本作の冒頭シーンおよび回想シーンに登場する。

機体名世代国籍初出動全高重量怪獣
討伐数機体色
コヨーテ・タンゴ第1世代日本2015年85m2,312t2体灰色
ホライゾン・ブレイヴ第1世代中国2015年72.5m7,890t2体黄色がかった灰色
タシット・ローニン第1世代ペルー(日本)2015年74m7,450t3体白
ロミオ・ブルー第1世代アメリカ2015年78m7,775t2体青

コヨーテ・タンゴ(英:Coyote Tango)パイロット:スタッカー・ペントコスト、タムシン・セビア日本で建造されたイェーガー。過去に多数製造されたイェーガーの初期型の1体で、物語開始時には既に失われている機体である。過去にマコが家族を失った原因である東京の怪獣襲撃の際に出撃し、3時間に渡って戦闘を繰り広げ、討伐を成功させたという過去を持つ。中距離戦型で武装は背部に装備された2門の原子力エネルギー砲である「モーター・キャノン」と各指から発射するエネルギー砲「エナジー・キャスター」。ゲーム版では、エナジー・キャスターを利用したビームソードと、腕そのものがエネルギー砲に変形する攻撃も持つ。エネルギーコアの放射線対策が完璧ではなく、パイロットが長時間戦闘を行うと重度の被曝をしてしまうという重大な欠陥が存在する。本作ではマコの回想シーンに登場する。

ホライゾン・ブレイヴ(英:Horizon Brave)パイロット:ロー・ヒン・シェン、ズイチイ・ポー中国で建造されたイェーガー。「クリムゾン・タイフーン」同様、モノアイの頭部を有しており、冷凍系の武装が特徴。冷却砲「クリオ・キャノン」で怪獣を凍結させて粉砕する「サブゼロサッカーパンチ」を必殺技として持つ。本作ではもう一機の同型が同時進行で建造されていた。第1世代のイェーガーにも関わらず、2019年のマニラでの戦いでは非常に強力なカテゴリー4相手に単機で立ち向かい、ジプシー・デンジャーとストライカー・エウレカらの到着まで持ちこたえた。

タシット・ローニン(英:Tacit Ronin)パイロット:ダック・ジェソップ、カオリ・コヤマダペルーで建造された日本のイェーガー。コヨーテ・タンゴの先代機。装甲を軽量化して機動性を向上させるためか、他のイェーガーに比べると細い体型をしている。怪獣を翻弄し、至近距離から腕の剣である「ファングブレード」で致命傷を負わせる「コブラ・ストライク」を必殺技として持つ。ペルーのリマを警護していて、三度の出撃を経験した後に怪獣に破壊された。

ロミオ・ブルー(英:Romeo Blue)パイロット:ブルース・マッケンジー・ゲイジ、トレビン・ジュールズ・ゲイジアメリカで建造されたイェーガー。ジプシー・デンジャーの先代機。胸部中央に大きな突起があり、胸部にはガトリング砲が装備されている。近接戦闘型で、怪獣の喉を狙う「タクティカル・ブレイク」を必殺技として持つ。重量が重いため、戦闘では敵を抑え付けられるが、移動速度がネックであり、ナイフヘッドに振り切られてしまったという過去を持つ。2020年に、シアトルでの怪獣襲来で破壊された。設定当初は三脚であった。
その他のイェーガー

この節の加筆が望まれています。

また、本作に登場せず、コミックス版や小説で登場したり、名前のみのイェーガーも存在する。

機体名世代国籍初出動機体色
ブロウラー・ユーコン第1世代(プロトタイプ)アメリカ2015年灰色
タンゴ・タスマニア第1世代オーストラリア
ラッキー・セブン第1?第2世代?中国2016年
ディアブロ・インターセプト第2世代チリ
ソーラー・プロシェットペルー
ピューマ・リアルパナマ
エデン・アサシンロシア
ショウリン・ローグ第3世代中国2017年
マタドール・フューリーメキシコ
ヴァルカン・スペクターオーストラリア
クローム・ブルータスカナダ
ヒュドラ・コリンシアン第4世代アメリカ2018年
マンモス・アポストル
ノヴァ・ヒュペリオン韓国
エコー・セイバー日本

ブロウラー・ユーコン(英:Brawler Yukon)パイロット:アダム・ケーシー(試運転時)、セルジオ・ドノフリオ、カートリン・ライトキャップコミックス版 "Tales From Year Zero " に登場する。アメリカで建造された世界最初のイェーガーである。試作機ゆえに人型にはあまり見えない特徴的な形をしている。腕がブレード状になっており、格闘戦で効果を発揮する。また、ミサイルを装備している。各部ジェットを使用しての、多少の空中活動も可能。戦闘前のテスト操作で死傷者を出すが、その後の怪獣カーロフの討伐では無事に作動した。

ラッキー・セブン(英:Lucky Seven)パイロット:ハーク・ハンセン(パートナーは不明)小説版に登場。


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