パシフィック・リム_(映画)
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2013年8月9日[1]
上映時間132分[2]
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
日本語
製作費$190,000,000[3]
興行収入 $411,002,906 [3]
$101,802,906 [3]
15.5億円[4]
次作パシフィック・リム: アップライジング
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『パシフィック・リム』(原題/題:Pacific Rim) は、2013年アメリカSF怪獣映画。監督はギレルモ・デル・トロ、出演はチャーリー・ハナム菊地凛子など。

2018年には10年後を舞台にした続編『パシフィック・リム: アップライジング』が公開された。
概要

太平洋の海底から次々と現れる巨大怪獣に、兵士2名がペアとなって操縦する巨大ロボットで立ち向かう姿を描く。タイトルのパシフィック・リムとは環太平洋地域のことであり、これらの地域に該当する国の人々が協力して世界的脅威に立ち向かう。

英語の作品であるが、作中に登場する怪獣は「カイジュー」と呼ばれ、"KAIJU" と記されて、それが日本語に由来することも上映開始後41秒からの8秒間で黒い画面に文字で表示され、英訳として Giant Beast とも表される[5]。また、イェーガーは "JAEGER" と記され、ドイツ語に由来することと、英訳すれば Hunter であることも表示される[5]。ラストには「この映画をモンスターマスター、レイ・ハリーハウゼン本多猪四郎に捧ぐ」と献辞が表示される。デル・トロは、「日本の怪獣モノの単なるパスティーシュオマージュではなく、新しいことができると感じた」と語ったうえで[6]、「日本の漫画、ロボット、怪獣映画の伝統を尊重している」とも答えている[7]。また、今作は「巨大怪物への美しい詩である」と語っている[8]
ストーリー

2013年8月、太平洋グアム沖の深海に異世界と繋がる割れ目「ブリーチ」が生じ、そこから現れた怪獣アックスヘッドサンフランシスコを襲撃。米国は陸海空軍の6日間に亘る総攻撃によってこれを駆逐することに成功するが、その後も別の怪獣が次々と出現し、太平洋沿岸都市を襲うようになったため、沿岸諸国は「環太平洋防衛軍 (PPDC)」を設立し、怪獣迎撃用の巨人兵器イェーガーを建造して立ち向かった。イェーガーの活躍によって人類は一時的に優位に立ったが、怪獣の出現ペースは少しずつ早まっていき、再び人類は劣勢に追いやられていった。

2020年2月、米国アンカレッジを怪獣ナイフヘッドが襲撃。イェーガーのパイロットであるローリー・ベケットは、同じくパイロットの兄ヤンシー・ベケットとともにイェーガー「ジプシー・デンジャー」に乗ってこれを迎撃するが、戦闘で機体が大破しヤンシーは戦死する。ローリーは兄の死によるショックと脳への負担に耐え、単独でイェーガーを操縦してナイフヘッドを撃破することに成功する。

2024年、怪獣襲来の急激な増加とカテゴリーの上昇によって敗北が続く上イェーガーの生産・供給が追いつかないことや莫大なコストを問題視した世界各国の政府首脳陣はイェーガー計画を中断することをPPDCの司令官スタッカー・ペントコストに告げる。それと同時に、世界各国の沿岸部に巨大な「命の壁」こと対怪獣防護壁を建造する「命の壁計画」によって、徹底した防御策に出ることを決定した。しかし、一時は効果を見せていた対怪獣防護壁も徐々に効力を失っていき、人類は滅亡の危機に瀕していた。

そんななか、ナイフヘッドとの戦闘以来パイロットを引退して対怪獣防護壁の建造に携わっていたローリーの元にペントコストが現れ、パイロットとしてブリーチを破壊する計画に参加するよう求める。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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