パシフィック・リム_(映画)
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環太平洋防衛軍 (PPDC)

ニュートン・ガイズラー(英:Dr. Newton 'Newt' Geiszler)俳優:チャーリー・デイ、日本語吹替:古谷徹環太平洋防衛軍の科学士官として働くドイツ人生物学者。愛称は「ニュート」。全身に怪獣をモチーフにしたタトゥーを入れるほどの怪獣オタク。同じ職場で働くハーマンとは考え方の差異から度々衝突している。怪獣の生態を探るため自ら怪獣の脳とドリフトを行ったことで怪獣に関する重大な事実を知るが、ドリフトによる記憶共有は双方向に行われるということを失念しており、他の怪獣に PPDC側の情報が露見した上、自身の存在を認識されて怪獣に命を狙われることになった。監督のデル・トロは彼のプロフィールについて、「見かけは35歳、精神年齢は12歳」と設定している。

ハーマン・ゴットリーブ(英:Dr. Hermann Gottlieb)俳優:バーン・ゴーマン、日本語吹替:三ツ矢雄二環太平洋防衛軍の科学士官として働くドイツ人の数理学者。常に杖を持ち歩いており、かなりの潔癖症で気難しい性格。対照的な性格、考え方を持つニュートンとは互いに衝突し合っており、時にはニュートンの考えを全否定することもある。ニュートンと同じく怪獣の研究を行っており、怪獣の出現する間隔が徐々に短くなっていることを基に、やがて複数体が同時に出現すること、深海の裂け目が常時開いた状態になること、またそれにより裂け目の破壊が可能になることを指摘する。怪獣との戦いが激化する中、ニュートンと共に怪獣の脳とのドリフトを行い、これによってより正確で膨大な情報の入手に成功した。

テンドー・チョイ(英:Ops Tendo Choi)俳優:クリフトン・コリンズ・Jr、日本語吹替:千葉繁環太平洋防衛軍の指令センター「ロクセント」の管制官。蝶ネクタイが特徴。中国人ペルー人のハーフ。以前はサンフランシスコでフェリーの操舵手をしていた。仕事に誇りを持つ職人気質であるが、パチューコ風ファッションを愛する洒落者でもある。


イェーガーのパイロット

ハーク・ハンセン(英:Hercules "Herc" Hansen)俳優:マックス・マーティーニ、日本語吹替:池田秀一イェーガー「ストライカー・エウレカ」のパイロット。オーストラリアシドニー出身。元オーストラリア空軍のパイロットであり、これまでに数々の歴戦を勝ち抜いてきたエリートでもある。かつて怪獣襲撃の際に幼かった息子を守るため、妻アンジェラを置き去りにしてしまったことから(彼女はその時に入院していたが、怪獣への核攻撃に巻き込まれ、命を落としている)、息子に対して負い目を感じている。上司であるペントコストとは無二の親友であり、終盤では決死の覚悟で出撃していく彼に代わって環太平洋防衛軍の指揮を託され、その任務が完遂された際には、親友と息子を失った哀しみを胸に秘めながらも、新たな司令官として終戦を宣言した。昔はスコットという弟がパートナーであったが、後述の彼の悪行によって決別した。ちなみに正式な名前は「ハーキュリーズ(ヘラクレス)」で、「ハーク」はその略称である。

チャック・ハンセン(英:Chuck Hansen)俳優:ロバート・カジンスキー、日本語吹替:浪川大輔イェーガー「ストライカー・エウレカ」の後期パイロットで、ハークの息子。血気盛んな若者で、マコ同様の完璧主義者。実の父親であるハークをライバル視している。ハークと共に多くの怪獣を倒してきた優秀な兵士であるが、怪獣をどれくらい討伐したかでしか相手を評価せず、イェーガー計画が中止されることについて「使えないパイロットがいるせい」とTVインタビューに答えている。殊に実力がないと見做したパイロット達には厳しい態度をとり、ローリーに対して、「自分の兄を死なせたくせに一人だけ生き延びた」として非難したり、初テストでジプシー・デンジャーを暴走させかけたマコを「素人」と罵倒する。この屈折した思考と性格は幼少時の環境が原因。しかし、怪獣に倒されそうになるクリムゾン・タイフーンを見殺しにできずに命令違反をしてまで助けに行こうとするなど、根は仲間想いで悪い人間ではない。また、生身の戦闘は不得意なのか、マコを罵倒したためにローリーと諍いになった際にはブランクがある筈の彼に半ば一方的にやられていた。ドリフトの影響で早い段階から父の本心や苦悩を知り、理解はしていたが色々な理由から受け止めきれずにいた模様。ペットとしてブルドッグの「マックス」を飼っている。最期はマックスの世話を父に託し、ペントコストとペアを組んで出撃。ジプシー・デンジャーの道を切り開くため、核爆弾で怪獣2体を巻き添えに自爆した。

タン三兄弟(タンさんきょうだい、英:Wei Tang Brothers)

チャン・ウェイ・タン(唐?祥、英:Tang Wei Cheung)

ジン・ウェイ・タン(唐??、英:Tang Wei Jin)

フー・ウェイ・タン(唐?虎、英:Tang Wei Hu)
俳優:チャールズ・ルー
、ランス・ルー、マーク・ルー、日本語吹替:三宅貴大イェーガー「クリムゾン・タイフーン」のパイロットである中国人三兄弟。過去に何度も怪獣を討伐したことから、地元ではヒーローとして扱われている。元ストリート・ファイターという経歴を持つカンフーの使い手で、武器や戦略に詳しく、イェーガー計画にも大いに貢献している。香港沖合に出現した怪獣オオタチとレザーバックを迎撃すべく出撃するが、オオタチの予想外の強さに苦戦した末、コックピットごと毟り取られる形で敗北する。生き残ったとする情報もあったが、ノベライズでは3人とも戦死と記述され、また続編の『パシフィック・リム:アップライジング』においても、基地の祭壇に戦死者・殉職者とともに3人並んで3Dホログラフの肖像が掲げられている。当初、中国人パイロットは4つ子の設定であったが、4つ子の俳優が見つからなかったため、代わりに3つ子の兄弟であるチャールズ・ルー、ランス・ルー、マーク・ルーの3人が起用された。

サーシャ・カイダノフスキー(英:Sasha Kaidonovsky)俳優:ロバート・マイエ、日本語吹替:木村雅史イェーガー「チェルノ・アルファ」のパイロット。ロシア人。ハークとチャック同様、長い実戦経歴を持つエリートパイロットの1人。妻のアレクシスほどではないが怒ると非常に怖い。最終作戦に使用する核爆弾を手配したのは彼ら夫妻であり、ペントコストは「あのロシア人は何でも手配できる」と評している。香港沖合に出現した怪獣オオタチとレザーバックを迎撃すべく出撃するが、オオタチ親獣に機体に強酸を吐きつけられた際にコックピットが浸水し、妻共々戦死する。

アレクシス・カイダノフスキー(英:Aleksis Kaidanovsky)俳優:ヘザー・ドークセン(英語版)、日本語吹替:愛河里花子イェーガー「チェルノ・アルファ」のパイロット。サーシャの妻[注 2]。戦闘の指示は彼女が行う。怒るとかなり恐ろしい。香港沖合に出現した怪獣オオタチとレザーバックを迎撃すべく出撃するが、夫同様の経緯で戦死。

ヤンシー・ベケット(英:Yancy Beckett)俳優:ディエゴ・クラテンホフ(幼少期:タイラー・スティーヴンソン)、日本語吹替:土田大(幼少期:吉田麻実)ローリーの兄。かつてイェーガー「ジプシー・デンジャー」のパイロットとして活躍していたが、怪獣ナイフヘッドとの戦いで戦死する。コミックス版ではジャーナリストのナオミと親密な関係を持ち、訓練中のシミュレーションにその記憶がローリーにも共有されてしまったことが発端となって喧嘩になった。
その他の人物

ハンニバル・チャウ(英:Hannibal Chau)俳優:ロン・パールマン、日本語吹替:ケンドーコバヤシ香港を拠点に、怪獣の死骸を解体し、臓器を万能薬として売りさばく闇商人のボス。


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