『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』 (Pirates of the Caribbean: At World's End) は、2007年のアメリカ映画。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第3作。「At World's End」は「世界の果てにて」の意。 2003年公開の『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のヒットを受けて制作された続編2本のうち、後編となる。この2本は同時に撮影されたが、前編にあたる2作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』公開後にも追加撮影が行われた。 2007年5月19日にアトラクション「カリブの海賊」があるアメリカのディズニーランドにてプレミア上映後、5月23日から5月25日にかけて全世界同時公開された。興行ランキングは3週連続TOP1。興行収入も公開から17日で60億を突破した。これは製作したディズニー、配給元のブエナビスタジャパンの記録においてTOP1であり、史上最速である。なお、2位は『デッドマンズ・チェスト』の22日。 日本では5月25日に公開され、公開から3日間の興行収入は日本記録を塗り替えて19億4000万あまり、観客動員148万人を動員した[3]。また、スクリーンも史上最多の全国885スクリーンで公開された。なお、日本では従来土曜日の公開が多いが、本作は金曜日に公開された[4]。しかし、初日に続いて土曜日も多くの観客が詰めかけ、劇場では午前中でチケットが売り切れるという盛況ぶりだった[3]。また、5月27日にテレビ朝日系が放送したシリーズ1作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』は、視聴率が26.5%となり、日曜洋画劇場で12年ぶりに25%を超える視聴率を記録した[3]。 新たなキャストとしてチョウ・ユンファが選ばれし9人の「伝説の海賊」の1人である中国人海賊の長、サオ・フェン(実際に清朝に実在した海賊・張保仔がモデルと言われる)として出演する。 ローリング・ストーンズのキース・リチャーズがジャックの父であるマダガスカルの海賊キャプテン・ティーグとして出演したが、当初は「ミッキーを作った会社の映画なんて出るもんか」という態度だったところをジョニー・デップに熱望され、出演が決まった。
概要
製作
公開
キャスティング
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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