パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
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当初、邪悪な人喰い族として描かれていた為、「カリブ族に対する差別ではないか?」などと、現地のカリブ族の首長を始め関係者や一部のメディアなどから批判や反対があった[5]

ドミニカ国のカリブ族首長チャールズ・ウィリアムズによると、ドミニカ国政府からディズニーが映画で撮影する計画がある事を知らされ、ディズニーの映画プロデューサーと会談した時、人喰い種族として映画に登場すると言う脚本内容を知って、脚本に食人の風習が色濃く出されていたので訂正を求めたが、人喰い種族として描く事を強調した上で、今更変更など出来ないと受け入れられなかったと言う[5]。ウィリアムズ首長は「ディズニーは、我々カリブ族の祖先が人喰いの風習を持っていると言う誤ったカリブ族の神話を映画で蔑視してカリブ族を描こうとしている」とディズニーを批判した。また、「我々カリブ族の先祖はヨーロッパからの征服者たちの侵略を食い止めるべく、立ちあがった為に、野蛮人であり人食い人種であるという言われなきレッテルを貼られ蔑まれてきたのだ」と語った[5]

映画で人喰い族として描かれるのを止めるように、他のカリブの島や中南米の先住民などがディズニーに対し抗議し、ウィリアムズ首長を支持していた。しかし、ウィリアムズ首長や関係者らは反対したが、100人余りの現地のカリブ族の人達が映画に協力参加した[5]。映画製作側は人喰い族役としてエキストラ出演して貰うに当たって、1日当たり95ドルで雇っていたと言う[要出典]。
評価「パイレーツ・オブ・カリビアン#評価」も参照
興行成績

前作を上回る2億2,500万ドル[1]の制作費が投じたが、興行成績はアメリカだけで4億ドル以上、全世界合計で10億6,600万ドル[1]の興行成績を収めた。2006年公開映画の興行成績ランキングで、2位の『ダヴィンチコード』(7億5,800万ドル)に大きく差をつけて1位となった[3]
批評

興行成績では世界1位となったが、批評家の反応は芳しくない。映画批評サイトのRotten Tomatoesは、220件のレビューに基づいて54%の支持率を示し、批評家の総意を「デップの予測不可能性と、1作目のユーモアと独創性の大部分は消えてしまった」としている[6]。また、Metacriticには37件のレビューがあり、加重平均値は53/100となっている[7]
受賞

アカデミー視覚効果賞を受賞し[8]MTVムービー・アワードでは最優秀作品賞に選ばれ、ジョニー・デップが最優秀パフォーマンス賞を受賞した[9]

インターネットのファン投票で選考するピープルズ・チョイス・アワードでは、作品が映画賞に選ばれ、デップが男性スター賞、男性アクションスター賞に選ばれ、映画カップル賞にはデップとキーラ・ナイトレイが選ばれた[10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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