カリブ海のドミニカ国で約3ヶ月間撮影された。邪悪な人喰い族として映画に登場する種族はカリブの島々に定住していたインディオのカリブ族の事である。映画ロケ地の一つドミニカ国で、現在でも暮らすカリブ族のコミュニティから100人余りの人達がキャスティングされエキストラとして出演している[4]。 全米では2006年7月7日から4,133館で公開され、当時、初日の興行収入の新記録を打ち立てた(5,583万600ドル)。日本では、わずか公開22日で興行収入60億円突破、最終的には100億円を突破した[2]。 当初、邪悪な人喰い族として描かれていた為、「カリブ族に対する差別ではないか?」などと、現地のカリブ族の首長を始め関係者や一部のメディアなどから批判や反対があった[5]。 ドミニカ国のカリブ族首長チャールズ・ウィリアムズによると、ドミニカ国政府からディズニーが映画で撮影する計画がある事を知らされ、ディズニーの映画プロデューサーと会談した時、人喰い種族として映画に登場すると言う脚本内容を知って、脚本に食人の風習が色濃く出されていたので訂正を求めたが、人喰い種族として描く事を強調した上で、今更変更など出来ないと受け入れられなかったと言う[5]。ウィリアムズ首長は「ディズニーは、我々カリブ族の祖先が人喰いの風習を持っていると言う誤ったカリブ族の神話を映画で蔑視してカリブ族を描こうとしている」とディズニーを批判した。また、「我々カリブ族の先祖はヨーロッパからの征服者たちの侵略を食い止めるべく、立ちあがった為に、野蛮人であり人食い人種であるという言われなきレッテルを貼られ蔑まれてきたのだ」と語った[5]。
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