パイプライン輸送
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なお、パイプラインは広義には上水道管、下水道管、暖房用熱気送管、郵便物輸送用の空気送管(気送管)などを含む[2]。なお、パイプラインの敷設は野生動物の生息域の分断を招くとの指摘もある。

日本における石油、ガスなどのパイプライン輸送は、土地の所有権が細分化されている上に地価が高いこと、起伏が多い地形や地震などの理由から採算が合わず少なかったが、天然ガスの分野では石油資源開発(JAPEX)が精力的にパイプラインを敷設した。JAPEXの総延長は2012年2月現在、苫小牧市?小樽市新潟市?仙台市白石市?郡山市の間など総延長826kmにも及ぶ。

ロシアサハリン州沖で天然ガス田(サハリン1)の開発が進められている。この天然ガスの輸送には、ロシア?日本間の大規模パイプラインの建設が検討されてきた。しかし、2004年11月に、開発の主体であるエクソンモービルは、中華人民共和国のエネルギー需要の伸びに目をつけ、日本向けのパイプライン輸送を白紙撤回する方針を固めた。2006年には全量が中華人民共和国へ輸出されることが決定し、計画は頓挫した。

コンプレッサーステーション(英語版)、ポンプステーション(フランス語版) - 圧力をかけて送り出す場所[4]

パイプライン敷設船(英語版)

各地域の燃料用パイプライン詳細は「石油のパイプライン一覧(英語版)」および「天然ガスのパイプライン一覧(英語版)」を参照
世界の燃料、水道水用パイプライン

中国=ミャンマー・パイプライン (Sino-Myanmar pipelines) 
ベンガル湾 ミャンマー ラカイン州チャウピュー 中国雲南省昆明市

ドルジバ・パイプラインの地上部

蘭州・鄭州・長沙石油製品パイプライン錦州・鄭州石油製品パイプラインカザフスタン・中国石油パイプライン

西気東輸天然ガスパイプライン、中央アジア・中国天然ガスパイプライン

東シベリア=太平洋・石油パイプライン (Eastern Siberia?Pacific Ocean oil pipeline) 
別名:ESPOパイプライン。ロシア連邦イルクーツク州タイシェト極東連邦管区ナホトカコズミノ港 中国大慶市への支線もある。

ドルジバ・パイプライン (Druzhba pipeline) 
ロシア連邦サマラ州サマーラ東ヨーロッパ各国。総延長距離は約4,000km。世界最長の石油パイプライン。

バクー=ノヴォロシースク・パイプライン (Baku?Novorossiysk pipeline) 
アゼルバイジャン バクー油田 → ロシア連邦ノヴォロシースク

バクー=トビリシ=ジェイハン・パイプライン (Baku?Tbilisi?Ceyhan pipeline) 


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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