バンド・デシネ
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

ベルギーやドイツでは大学に専門の講座があるが、フランスでは主にアカデミック外での研究が盛んである[5]
著名な作品

タンタンの冒険 Les Aventures de Tintin (エルジェ、1929年 - 1976年)

スピルーとファンタジオ Spirou et Fantasio (ロベール・ヴェルター、ジジェ、アンドレ・フランカン他、1938年 - )

スマーフ Les Schtroumpfs (ペヨ、1959年 - )

アステリックス Asterix le Gaulois (ルネ・ゴシニ作、アルベール・ユデルゾ画、1959年 - )

ブルーベリー Blueberry (ジャン・ジロー、1963年 - )

ヴァレリアン&ロールリンヌ Valerian et Laureline (ピエール・クリスタン(フランス語版)作、ジャン=クロード・メジエール画、1967年 - 2018年)

アルザック Arzach (メビウス、1975年 - 1976年)

ヨーコ・ツノシリーズ(Roger Leloup、1978年 -)

ニコポル三部作 La trilogie Nikopol (エンキ・ビラル、1980年 - 1993年)

闇の国々 Les Cites obscures (ブノワ・ペータース作、フランソワ・スクイテン画、1983年 - )

塹壕の戦争: 1914-1918 (ジャック・タルディ、1993年)

大発作 L'Ascension du Haut Mal (ダビッド・ベー、1996年 - 2003年)

ブラックサッド Blacksad (フアン・ディアス・カナレス作、フアンホ・ガルニド画、2000年 - )

邦訳された主な作品

この節では、これまでに日本語訳が刊行されたことのある作品のうち、代表的なものを列挙する。

タンタンの冒険旅行(ハードカバー完結後にタンタンの冒険に改題)』(1983年 - 2007年)福音館書店より20年以上かけて、草稿段階のシナリオをまとめた最終巻を含む全24巻が刊行。海外マンガの邦訳には珍しいロングセラーとなっている。これ以前の1968年に主婦の友社から「ぼうけんタンタン」シリーズとして邦訳が3冊刊行されたこともあるが、以後は続かなかった。

スマーフ物語』(1985年 - 1986年)セーラー出版より全15巻が刊行。一度絶版になるが2002年に同じ出版社から改訂要素を含む新装版が発売。

『謎の生命体アンカル』(1986年)講談社がEUROPE BEST COMICシリーズと銘打ち、メビウスの代表作「謎の生命体アンカル」を含む3作品を邦訳。しかし日本の読者には受けず3作のみで撤退、邦訳は1巻分が終わった段階で未完となってしまったが、2010年小学館集英社プロダクションより原書全6巻を収録した完訳版が出版され、20数年を経て完結に至った。

『ニコポル三部作』(2000年 - 2001年)エンキ・ビラルの代表作であるこのシリーズは全3巻で完結しているが、同時期に世界同時発売の一環として刊行された当時最新シリーズだった「モンスターの眠り」は原書版の続刊の遅れもあり、日本語版は1巻が出たのみで未完となっている。

『ブラックサッド』(2005年)第1作「黒猫の男」、第2作「凍える少女」は早川書房より単行本として発売。3作目以降はユーロマンガに本を移して雑誌掲載という形で発表されている。

ペルセポリス』(2005年)全2巻。のちに作者が監督した同名のアニメ映画も日本公開された。

『BDコレクション』(2010年 - 2011年)国書刊行会の企画したバンド・デシネ叢書。1990年代以降に登場したモノクロでページ数の多い作品がセレクトされている。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(2009年 - 2011年)ルーヴル美術館とフュチュロポリス社が共同で実施してきたBDプロジェクトの第5弾。作者の荒木飛呂彦は日本人だがフランス語版が先行発売された後、翻訳された。日本語版の発行元は集英社

未来のアラブ人』(2019年)アラブの春シリア内戦、およびムスリム移民の増加が注目されていた2010年代に刊行された、シリア系作家による少年時代の回顧録。

関連書籍

ユーロマンガ』(2008年 - 2013年)飛鳥新社より発売されている、バンド・デシネの邦訳版を掲載する漫画雑誌。日本ではあまり知られていない比較的新しめの作家たちを紹介している。2018年現在休刊状態にあり、第8号まで刊行されている。

参考書籍

古永真一『BD 第九の芸術』未知谷、2010年

脚注・出典^ Bramlett, Frank; Cook, Roy; Meskin, Aaron (2016-08-05) (英語). The Routledge Companion to Comics. Routledge. .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-1-317-91538-6. https://books.google.com/books?id=EevLDAAAQBAJ&pg=PA106 


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:30 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef